2007-12-15

流星群

絶景かな絶景かな。びっくりドンキーのデザート。
ひとくち17円だそうですよ。



見ました。見えました。
ペガサス流星群でもセフィロス流星群でもなくて、ふたご座流星群。
すごいです。やばいです。← さいきんこの形容詞が多すぎる気します。
きれいだったぁ。

ドンキーのあと、H棟の屋上にみんなしてよじ(?)登って、
「あっ あれじゃん!? 見えた!」とか「ほらっ また!」とか「寒ぃ……」とか「あっ 俺も見え…… たと思ったけど飛行機でしたorz」とか、それはもうわいわいと。
最高で1時間に30個くらい見えると聞いたけど、実際みんなで星みてても2-3分に1個くらいは流れてるの見つかってたと思う。
私はというと、「みwwwなwwwぎっwwwてwwwきwwww」てました。ようはハイになってました。

なにか。
部屋にまっすぐは帰らず、ひとり恐怖スポットツアーなるものを企画・実施してしまったのです。
ここからがメイン。



この大学は、環境が閉鎖的なことでわりと有名。TXができてずいぶん変わったとは言え、やはり不便な場所にある。そんな環境のせいか自殺者が多かったりして…… 実際、いろいろと恐い話もあったり。

建設から30年が経過した二学棟には深夜、そういった現代的空気感とでも言うような無機質な虚無が充満している。リノリウムに一歩を進むごとに、現実が非現実へと置き換わり、自分が自分でなくなる感覚。生物と現実の気配がかけらもしない廊下に、ただ変わらず点灯を続ける消火栓の赤と非常口の緑とが、視界を その奥からゆっくりと歪めてゆく。気付かないほどに、そして気付いたときには手遅れなほどに、ゆっくりと。


と、大げさに書くとこんなかんじ。でもあながち間違ってない気もする。ようは0時過ぎになってから二学棟に忍び込んで背筋冷やしてまいりました、って話です。

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※暴力シーンやグロテスクな表現は含まれておりません。安心してお読みください。

路沿いに適当に自転車を止めて2C棟へ。入れそうな場所を順に探す。開いてそうだと思っても「防犯のため夜間は施錠します」と張り紙がしてあったりで、なかなか入り口を見つけられない。ここは諦めて反対側、2D棟へ回る。
と、1カ所だけ電気のついている入り口が。ここはもしや…… やはり鍵が。ん? 外から2階に上がれるぽい。行ってみよう。

……
左は2G棟、右が2D棟。ここはその間にあるベランダ的なところ。左には鍵がかかっていた。右にも鍵が、と思ったら 力をかけた窓はサッシをあっけなくすべって行った。どうやら入れてしまった様子。


[00:31, a.m.] 大佐。こちらスネーク。2D棟に侵入を成功した。


暗い建物の中。せめて明るい方へと進むと、そこには階段が。とりあえず生物の中央室(PC室のへん)まで行ってみようと3階へ。
3階も2階と大して違いはない。どうせ真っ暗だし。ただ、

ただ 出口がさっきより遠くなった という感覚が する だけ。

中央室のまえまで来て、一度足を止める。コンプレッサーの低い作動音が聞こえる。たぶんどこかの冷蔵庫。人が消えた建物で動く機械というのが、いきなり恐いものに思えてくる。
まえを見ると 消火栓の赤いランプ。その先には緑色に光る非常口の表示。ずっと聞こえる作動音。後ろが気になって振り向いてみる。当然だれもいない。
自分で音を出さないと恐くなってくる。なってくるので、携帯を出して写真を撮ってみた。

恐いんだこれが。


先に進むことにする。渡り廊下を通って2B棟へ。さっきのコンプレッサーが耳に残っている。やけに自分の足音が聞こえる。でも足を止めてみると、そんな残響はすぐに吸われてまた無音に。
無音。ここには冷蔵庫が無いらしい。いつのまにかA棟との境目まで来ていた。そろそろ戻ろう。


……さて。
戻るためには後ろに向き直らなければならない。でもこの無音、振り返りたくない。
ここで気付く。左後ろの壁に消火栓でもあるのか、視界の左側ギリギリにうつる白い壁が、ひどく赤い。
どうしよう。左の壁を見ながら振り返るのは恐い。でも左の壁に背を向けるのも同じレベルで恐い。動かず悩んでるのはいちばん恐い。
……
そのままのムーンウォーク(似非)をやって消火栓を視界におさめるまで後退、そして振り返ることに成功。

元来た道を歩く。後ろがあいかわらず恐い。
A棟の廊下をちらっとでも見てきて、なにも〝ない〟し〝いない〟ことを確認しておくべきだったのではなかったか。まあ、

いまからでは
もう
遅いのだけれど。

渡り廊下の手前付近まで来る。ここの階段は電気がついてない。
足が止まる。見つけてしまった。その先の壁が赤い。
なにも考えず、目を向けず、通り過ぎる。
その目を逸らした先に、オレンジ色の光が見えた。無人の建物で人を待ち続ける エレベーター。しかしこれに乗って5階まで行く気にはなれない。無視を決め込む。

なにかモーターの音がした気がする。エレベーターが動き出したのだろうか。自分の後ろでエレベーターのドアが開くようなことがあれば、恐怖である。この先はB棟とD棟の境界にある渡り廊下で、一度進めば 渡りきるまではどこにも逃げられない。
早足でD棟側に戻る。走りたい気もしたが、それだと走るのを止めたときの静けさが恐そうだったので やめておく。対岸へ。

B棟からD棟に戻ってきて、はじめて気付いたこと。
D棟の廊下は狭い。
中央室前の長い廊下などは、さっきの渡り廊下よりも逃げ場が無さそうだ。
背中に向けられる視線が見えるような感覚。でも背後にはだれもいないはず。なにもいないはず。

ようやく最初の階段まで戻ってくる。ここを降りれば出口は目前のもの。階段には明かりもついている。旅は終わりに近い。
が、明かりに足を向けたところで、カタン という音。下の階から聞こえた。
階段は見なかったことにして、そのまま先へ。

……
いままでよりは暗くない廊下。このあたりは生物系の実験室が多い。
いたる所でコンプレッサーの音、冷蔵庫が-40°Cを維持する音。
通り過ぎる部屋のドアには必ず1枚以上のバイオハザードマークが見え、中途半端な明るさはかえって恐いことを知る。
なにも考えずに歩く。
だから気付くのが遅れた。

D棟はここで、行き止まりだ。
ドアには鍵。
鍵の先は生農棟。行く気には とてもなれない。
戻るしかない。

振り戻り、前だけを見、歩き、階段を降り、廊下にだれもいないことを確認して、出口へ。
窓がサッシをうまくすべらない。焦る。やっと開いた。外へ。
後ろから襲われたくないので、すぐに窓を閉めて、そして地上に降りる。
この外の寒さすら、現実感を呼び戻す役には立たない。


[00:53 a.m.] 脱出に成功。


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アレは、なかなか本気で恐いです(多少書きすぎたけど)。部屋に戻るまで 元の人間のいる世界に戻ってこれた気がしなかった。
あの中を歩いてるとどんどん現実感が無くなっていくんだもの。なにが起きても不思議じゃない、って思えてくる。
大学に来てさえ、学校の怪談は怪談のままでした。

あと、これ書いてたら 座ってた椅子のふっといネジがひとりでに外れて床に落ちました。ポルターガイスト?


――「日記タイトルだけ見て騙されました」JAROに寄せられた苦情・某萌えないブログについて。

2 個のコメント。書きます?:

つく said...

ケーキ、ナイスショットです!
そしておいしかったのです。
とろふわさららん。

最近(?)むくどりのノリとか勢いとか、何というのか、すごい、ですね。
しかし、大学構内にしのびこむって、かなり犯罪に近いんじゃ。楽しそうだが。怖そうだが。

やみ said...

おお、成敗イストがいらっしゃった!
ときめきわーず? 写真はフォトショのちからだよ。

むくどりの じゃなくて、今回のノリはわたしひとりのものなのです。
忍び込むっても、研究室には人がいるし、サテ室は24hrsオープンだしで、そういうののために一部の入り口は深夜も施錠されないってだけなのよ。
入れるあてが無かったら、そもそもこんなの企画しない。とおもう。

うんまあ楽しかった。こんどつくも行ってみるが良いよ。そしてバイオハザードを生き残るのだ。