2008-03-15

携帯カメラの限界をむりやり超える

携帯のカメラ機能は中途半端で好きくないです。バイト始めたらよさげなデジカメ買うもんね!


暗いところで撮ってみる
→ 全面真っ黒につぶれる
→ 少しでもましになればと、明るく補正してみる
→ 元の階調が残ってないせいで、色調がものすごくビビッドに

暗いところにある明るいものを撮ってみる
→ ハイライトが盛大に白飛び
→ ハイライトに露出が合うので、シャドウのつぶれが余計にひどくなる
→ ほとんど真っ白か真っ黒かという、なんとも all or nothing な画像に
→ オーバー/アンダーのどっちも再現不能


携帯カメラの場合はとくにだけど、デジカメのラティチュード(再現領域)が狭いせいで、もう嫌になるくらい飛んだりつぶれたり。
そうやってなくなった情報はどうにも戻せないし。
高級なデジカメならRAWから現像してもいいけど、携帯の写真だとそれも無理むり。


というわけで、HDRというのを試してみることにしました。
HDRってのは「いちばん明るいといちばん暗いの差 (dynamic range) が大きいよ (high)」って意味です。
再現領域をひろく取るっぜて意味です。

いちばん暗いシャドウからいちばん明るいハイライトまで、つぶさず飛ばさず丸ごと再現する……。
そんな「この子もどの子もみんなほしいっ! ウハウハ転じてNiceBoatとなす」的、おいしさ爆裂の機能なのです。

# それをふつうにやってのけてる人間の目はすごいと思う。


以下定番の、携帯からだと意味が分からないごみ。





課題は「暗いところにある明るいもの」。被写体に選んだのは、夜の平スパあらため平ココ

露出を変えながら7枚撮影しました。
# とはいうものの、携帯カメラの設定が本当に「露出」だったのかは疑問。単なるホワイトバランスなのかもしれない。


店名変更「HOR SPAR」→「Coco! ストア」、略すとココス。紛らわしすぎ。



1枚撮っては設定を変えて、また1枚。とうぜん位置も角度もぶれます。車が増えたりしてるし。
いいデジカメにはいろんな露出をいっぺんに撮るって機能がついてたりするのかしら。

まあそれなりに似通ってる画像を3枚選んでつかうことにします。青枠のやつ。


さて、フォトショには 露出をズラしたの複数の写真から自動でHDR画像を作る機能があります。
なので試してみました。
失敗しました。

まず露出値の検出に失敗してるみたい。すごい色と二極集中で偏ったヒストグラム。
それと位置ぶれの補正がうまく行ってなさげ。へんにゴーストが出てたり、ちょっと歪んでたり。
というか、そもそもHDR作るのに必要な階調情報が元の写真に足りてないような。
各チャンネルに32bitずつ割り当てという太っ腹ぐあいがまったく生かされてない。


もう自動統合はあきらめて、アナクロな手作業でえせHDRに統合してみることにします。





三枚の画像()に台形ゆがみ補正とノイズリダクションをかけてトリミング。位置をぴったりに合わせる。



をベースにして合成開始。


白飛び黒つぶれのひどい画像。




ちなみにトーンカーブで単純に明るさだけ変えるとこんなふうになる。



背景が見えるぐらいに明るくすると残りは真っ白。
他をぜんぶ犠牲にしても看板は読めない。




黒成分を透過にしたをあわせて(左)乗算モードで被せる(右)。大きく飛んでた色相をいくらか復元。



左はパステルカラーっぽくてきれい。




を被せて背景のつぶれを回復(左)。ハイライトが飛んだのでを被せて釣り合いをとる(右)。むりやり。



ここにきてようやく看板が読めるようになってきた。




の黒成分透過版を被せて、色飛びした看板をオーバーライド。もはや力業。


やっとまともな感じに。




の白成分透過版をあわせて(左)差の絶対値モードで被せる(右)。不自然な原色をいくらか落ち着かせることに成功。



これはこれでおもしろい左。




ハイライトだけをマスク(左)したトーンカーブをつくって、白飛びを抑えつつ明度を確保する。さいごにレンズフィルタで 青系の色被りを相殺する(右)。



ドキュメンタリー番組でありそうな左。






というわけで完成。若干どうしてか作り物っぽくなってしまった。特撮用にちっさなセットを撮ったみたいな感じ?



before, during, after.



レイヤの状態。説明順通りに下からは重なってない。

2 個のコメント。書きます?:

マヒマヒ said...

よくわかんなーい


笑。


Coco!ストアは、「Cocoア」にすればいい。
ここあ。
かわいいじゃん。

やみ said...

「Coco!アのココア飲みたいっ!」
紛らわしすw