2008-11-06

カメラ実験 IV

萌えごみスペシャル『カメラ実験』
-第4回 シャッタースピード-
(1, 2, 3)

さて、シャッタースピードです。超望遠・超接写と並んで、限界を撮るって感じのとても心くすぐられる実験でした。


高速シャッター


百聞は以下略。とりあえずスピードを変えながらシャワーを撮ります。



左からシャッタースピード1/3秒、1/100秒、1/1000秒。



縮小してない写真。水の粒が見える!



シャッタースピードとか露光時間というのはシャッターを開けてる時間のことです。で その間に起きたことはぜんぶ 1枚の写真にまとめて写ります。


低速シャッター


= 長時間露光。暗いものでもふつうっぽく撮れちゃいます。


真夜中の天久保池 (a.m. 3:07)。22秒露光。
水面に空が映ってるのまで見える。


畑? 果樹園? 夜8:22、15秒露光。
空が明るいのは夜でも同じ。地味に不思議だ。



シャッターが遅いとすごいブレます(1ミリも動かさないで10秒間とか無理っしょ)。なのでどっかに固定しなきゃ撮れません。その固定も微妙だとばっちりブレます。1枚目みたいに。
そんなわけで、暗い場所で撮るとブレ放題です。手持ちで撮れるのは高速シャッターのときだけです。


天体


暗い被写体といえば星ですね。


オリオンがきれいに撮れてとても満足。a.m. 0:11、15秒間露光。
赤い線は 目の前を車が通ったときのらしい。


回ってるあとがよく見える。a.m. 0:29、5分30秒露光。
冬は星がきれいでよいです。



いちまいめ。桜の裏道は星がよく見えるいいところ。けどそのうちなんか建っちゃうんだろうな。
にまいめ。野球場の方の空がとても明るい。こういうのを光害といいます。


明るすぎるとき


逆パターン。こんなときは高速シャッターにして暗く撮ります。
シャッタースピードが速い = 光集める時間が短い = 暗い

生物実験で使うとても明るい光源を撮ってみました。


ISO50、1/30秒、F/3.5。
「曇りの昼間に外で撮る~」ぐらいの設定。
どう見ても明るすぎです。


ISO50、1/100秒、F/8.0。
「晴れの昼間に外で撮る~」ぐらいの設定。
電球の中身がぶっ飛んでますな。


ISO50、1/2000秒、F/8.0。
いちばん暗い設定。これだと晴れた昼間がほとんど真っ暗に写ります。
これでフィラメントの形がギリギリで判別できるくらい。



ちなみにISOは明るさの感度、F値は絞りのレベルです。


フラッシュシンクロ


フラッシュが光るのはシャッター切るのと同時です。
シャッターが開くときに光るのと、閉じる寸前に光るのの、2種類があります。先幕と後幕っていうらしい。
で、ふつうの設定は開くときに光る方。閉じるときに光るやつはあんまり使わない。
じゃあどんなときに使うのか。こんなときです。



夜中の柴崎交差点。a.m. 3:41、1秒露光。
テールランプが後ろに流れてるっぽく撮れる。これが後幕シンクロ。
先幕だとヘッドライトからビームがでてるっぽく撮れます。



フラッシュが光った瞬間だけは、車体が照らされて写る。
それ以外のときはヘッド/テールだけが見える。車体は暗くて写らない。
そんなしかけです。

しかしこの写真は予想外に難しかった。フラッシュが運ちゃんの邪魔にならんよう気をつかうし。
後幕はめったに使わんでしょう。


動きの速い被写体を撮る


(だんだんカメラの説明書みたいになってきてしまった。うーん……)
高速シャッターといえば、高速な物体を撮るときに使えます。
ちなみに暗くなるので感度を上げて撮りますが、そうするとノイズが増えます。



ISO1600、1/1000秒、F/2.8、フラッシュなし。
最高速のTXって100km/hちょいだっけ? それくらい。
やっぱブレてるけど、いちおう駅名が読める。
……駅以外は暗すぎて撮れません。



ISO100、1/2000秒、F/8.0、フラッシュあり。
生物屋がよく使う微量遠心機。14,000rpmで回ってるのを撮影。



問題は2枚目。

遠心機のローター直径は9cmくらい。
計算上、シャッターが開いてる1/2000秒のあいだに3.3cmくらいは動くはず。
けどこの写真だと、どう見ても直径の1/3もブレてないのです。

たぶんフラッシュが光ってる間だけしか写らなかったせいだね。
そうするとフラッシュの発光時間を評価できます(かなりてきとー)。
写真からは、いちばん長く見積もっても1/20,000秒。短い方はさらにその数分の一。
この数字は信用できるのだろうか……


おわり


つかれた。今回は長かったなー。さいごにシャッター機構を外から見た写真です。


奥の5枚羽のが絞り兼シャッター。
ズームレンズって外から見るとおもしろいよね。いろいろ動くし。



これがレンズシャッターと絞りを兼ねたプログラマブルシャッターというやつらしい。
わかんねぇよ。南無。





次回は『コンバージョンレンズ』です。

2 個のコメント。書きます?:

びよ said...

毎度毎度感心するのですが、素敵な実験をなさいますねー。さしんきれい♪

やみ said...

どもですー。
こんな自己満足ブログにコメントなんぞもらえて幸せー。