2009-04-02

燃えないごみ?

燃えるごみか燃えないごみか、それが問題。
でもさ略すと両方「もえごみ」だよ! やったね解決!
そんなわけありません。

まあちょっと考えてみてくだしあ。
Q. 卵の殻って燃えるごみに入れていいんですか?

まあふつう 燃えるごみっていえば、なんも考えなくても500-1000℃くらいで素直に燃えてくれて、ダイオキシンとか出さないよってかんじの、イージーなごみのことよね。
紙とか布とか木とか、そういうの。

で、卵の殻です。鶏卵の卵殻。
有害物質うんたらは置いといて、これ燃えるんかね?


卵殻。
主成分は炭酸カルシウムと聞きます。貝殻とおなじ。
貝殻って燃える?
あと炭酸カルシウムって、ようは石灰だよね。石灰石とか。
石灰石って燃える?
……と、だんだん燃えないごみっぽい気がしてこない?

炭酸カルシウム CaCO3
が燃えるとすると
二酸化炭素 CO2
が外れて
生石灰 CaO
ができるのかね。
「火にくべた殻からCO2出てくる。あとは灰が残る」
なんとなく直感に抗う反応式です。
そういえば分解されてる(高温で?)だけで、酸化過程がないじゃんね。
ちなみに生石灰きせっかいと読みます。せいせっかいはNG。


とかいろいろ考えたところで、やることは変わらんのですがー



今回のV。
中身を出したあと水洗いして、それからがんばって薄皮とった。



てきとーにライターで燃やしてみます。
……煙でる。硫黄くさい。薄皮の除去が不十分だった?



数秒加熱。



はじめ白かった殻は、まず茶色くなって、それから黒くなるらしい。
火に入ってたとこはかなり脆くなってて、あと もやしてるあいだ、さいごまで火は点かなかった。


つぎはガス台で強熱します。
タンパクが燃え切ったっぽいです。硫黄のかほりが消えた!



数十秒加熱。
つかんでたピンセットの形が茶色っぽく出てます。



墨みたいな黒だったところがちょっとショボくなって、そのあとまた白くなるらしい。
白いところはもういくら加熱しても変わんない、ポロポロ崩れる粉です。つまりこれが灰だね。

白(殻)→ 黒(コゲ?)→ しょぼい黒(炭?)→ 白(灰)
「火に入れるとガスを出して粉っぽい灰が残る」つまり
A. 燃えるごみでよいです。



ところで、この灰が生石灰CaOなのかが当然の疑問として残ります。
なわけで、さいごの白い灰を水に入れてみることにします。


なぜ水に入れるかっていうと、灰がほんとの生石灰かどうかを、生石灰+水っていう有名な反応が起こるかどうかで判定するのです。
今回だと、入れた灰がもし生石灰だったら、泡出しつつ発熱するはずね。

たとえば、海苔の缶によく入ってる「DO NOT EAT!」「水濡れ厳禁! 発熱危険!」の乾燥剤が生石灰です。
あれの袋開いて水入れると、そと持っててもやけどするくらいには平気で熱くなります。
入れた水が数秒以内に袋のなかで沸騰します。
むかし試したときのやみはそれ見てずいぶんびっくりかつ感動した覚えがあります。
そんな反応です。有名です。



  1. 水をタッパ蓋にちょこっと出しとく
  2. 殻焼き
  3. 白い灰を水に向けて
  4. いざ豆乳ッ!


もとい、投入。



なにも起こらず。
(投入と同時に撮影)



この量(コンマ数cc)の水なら計算上 投入のあとすぐに沸騰してもおかしくないんだけどなー。
できた灰は生石灰とちがうのか、それとも生石灰含有率が低いのか。

という、なんともまあ煮え切らないというか燃えきらないというか、そんな結果ですね。
つまらん。





加熱中に撮れた写真。



五徳左に置いてあるのが殻。



殻のあるとこだけガス炎が黄色くなってます。
オレンジ~赤の色を消してみるともっとわかりやすい。



わかりやすい。



これはカルシウムの炎色反応!?
と一瞬テンション上がりかけましたが、炎色で黄色はナトリウムの方で、カルシウムはオレンジだったよね。

つまりこれは
単純に炎の温度が下がっただけ
なんだろうなぁきっと。


今回はやらなかったけど、カルシウムかどうかの判定には、ペクチンゲル化アッセイ法が便利です。
この名前いま考えました。
ペクチンアッセイはキット化されてて、スーパーで安く手に入ります。
……ようは今は昔の夏休みにやったフルーチェ実験のことです。

2 個のコメント。書きます?:

やな said...

ダイオキシンってねずみさんには害があるけど人体には害がないんだって。
大騒ぎして焼却炉ぜんぶ建て替えちゃったから黙ってるんだって。

授業で
やりました
もうなにが本当なのかわからない

やみ said...

「ダイオキシンの害は疫学的にすらまったく証明されてない」てやつね。
あんだけ神経質にやっといて切ないね。