2010-07-11

カメラの飛び道具で遊ぶ@動画もあるよ!

せっかく新しいの買ったんだし、いろいろ遊んでみよう。

なんたって、さいきんのカメラには変な機能がてんこもりなのです。




ムスカカメラで遊ぶ

いつか書いたように新しいカメラにはフィルタが装備可能なので、そいつで遊んでみますよ。




ムスカ風味
これがムスカカメラ。なんて悪者顔。




円偏光フィルタという黒い板をカメラに装着してみました。

つけた姿がムスカっぽいのでムスカ板と呼ぶことにします。

細かい理屈は省くけど、こいつは反射光を写らなくできるらしい。




映り込みサンプル
こんなかんじのよくあるガラス映り込み
# 西武のめしやで撮ったやつ。地味に総合A棟まで写ってる。



なんかが消せちゃうって話だ。本当か?

ためしてみよう。

ムスカ板を装着してグルグルまわしてると、ある位置で反射が消えるらしいぞ!




フィルタ効果最小
三脚たててー、ぐーるぐる~




あっ!




フィルタ効果最大
きえたっ!!!




興奮したので動画にしてみたぞ!



偏光板で反射が消えまくる様子1



ムスカをぐるぐるすると反射が消えるのだ!




ところでさっきから「ぐるぐる」「ぐるぐる」言ってるのが読者のみなさんにはナンノコトやらさっぱりだとおもうので、図解しますね。

ムスカ板をカメラに装備します。メニューを開いて「そうび」から「レンズ」「フィルタ」と進んでください。フィルタや ストロボは、そうび しないと いみがないぞ。

あんまり続けると読者のひとに殴られそうね。

そんなこんなで装備が完了しました。



図解偏光フィルタ
装備のおわったカメラがこんなふうなのです(説明入り)。



「ぐーるぐる」はいちばん先っぽにある「回転枠」を手で持って回す。それだけ。

こんなかんじ。








ぐるぐるムスカのときの「スシーッ」って音がカメラに録音されちゃうのが難点。まるでやみの寿司食いたい気持ちを代弁しているかのようだ。まあそれも頷ける話。「カメラは時に最も雄弁に持ち主を語る」という格言もあるくらい(いま作った)だしな。


さて、円偏光フィルタだ。Circular-PLだ。反射を消すのだ。

最高に消えるときの向きは、最高に反射する向きと、ちょうど垂直つまり90度になります。

これはムスカ板の原理的にそう決まっているので、「えー90度なんていやーだー83.1度じゃなきゃやーだやーだー」とか言われてもどうしようもありません。そんなヤーダ姫は嫌いです。あ・き・ら・め・て・ねっ♪

さて説明もおわったし、ほかも色いろ消してみますよー




フィルタ効果最小
揺れてる水面も




フィルタ効果最大
予想超越してばっさり消えちゃう!




ちょっとこの消え方は消えすぎっていうか張り切りすぎっていうか合わせて張り消えすぎとしか言いようもなくて、もうすこし自重しろよお前って感じですが、とにかくぐーるぐるはよく消えるのです。たのしいぞ~ぐーるぐるっ!

これなら水の底とかよく見えそうねーと思ったひとはするどい。その手の用途わりとありますよ。

たとえばムスカ板仕込みのサングラスってのが釣具屋に行くと売ってます。川釣りのひとが使うのかしらん。水底のお魚まで釣れちゃうなんてムスカぱねぇ。




偏光板で反射が消えまくる様子2



空の反射とか建物の反射とかいろいろあって、
それぞれ消える角度が違うっぽいです。
ぐるぐるしてると景色の色がかわっておもしろい。




葉っぱの表面の反射だって消せるらしいですよ!




フィルタ効果最小
ほんとか?




フィルタ効果最大
ほんとだあああああ!




なんて色鮮やかな緑! まるでフォトシyゲフンゲフン

そんなわけで、ムスカさんは風景撮りには必須らしいですよ。

木は鮮やかな緑に写るし、空もきれいに青く写るし、虹だって鮮明に写せるとか。

それは試してみたい!

なので試した! すげえ! 空が青いぜ!(30倍テストのときの何枚かはムスカ撮りです)




偏光板で反射が消えまくる様子3



反射も消えすぎると奥行き感とかなくなっちゃったり。
ところで動画の音質良いな。




あとはムスカ板二枚重ねもたのしい。

ムスカ板は液晶画面とか有機ELの反射防止コートに使われてるから、二枚重ねくらいはお手軽に実験できます。

ぐーるぐるで画面が真っ暗になるのはさいしょけっこう楽しめる。

やみ@小学生も一時期偏光板に夢中でした。うまくするとぐーるぐるで虹色を一周したりできてねー。




パノラマ合成で遊ぶ

さいきんのカメラには

カメラ単体でパノラマ写真を合成する

機能が付いているのです。

パノラマ写真ってのはこんなのね。

このたいへんな処理をカメラだけでやるって、それはどう考えても死亡フラグ飛び道具機能です。きっと合成ミス多発なんだろうな~。期待に胸も躍るというものです。


そんなパノラマ合成機能を試してみました!




DSCF0975_1
パノラマモードはカメラをぐるっと振りながら撮るのです。




まずは普通に撮ってみましたよ。どうかな? きれいでしょ?

そうそうこの農道とか電線の継ぎ目が破綻してるところとか最高にきれい…… っておい

ふつうに撮ってこのレベルとは恐れ入った! マジで期待が持てる!



次はカメラを傾けつつパノラマだ!




DSCF1027_1
おー
うねってるうねってる




さらにグネグネさせてみよう。




DSCF1028_1
おぉー
これははめつてき。




DSCF1029_1
おぉぉー
未来風なくるまあらわる。




これは
予想外に
楽しい。




これはアリだな
複合直線の複合具合がすてき。




無理矢理グネグネさせて撮るもんだから、動きが激しすぎるとカメラが合成不可能って判断しちゃう。

いかに合成不可能判定を回避しつつ…… グネグネ写真を撮るかッ!

……

これは……ッ
そういうゲームなんだぜえええペッシィィィィッ!!



DSCF1030_1
たとえばこれは、
途中で合成不可能判定にやられて
画像が尻切れになってしまったやつだ。



それをッ! 乗り越えッ!



DSCF1033_1




最強のッ! 『グネグネ』をッ!
最凶のッ! 『ウネウネ』をッ!



DSCF1032_1



手に入れるッ!




あと、カメラ振って撮るだけじゃなく、自分ごと移動しながらってパノラマ撮りもあって良いんじゃないかと思った。ためしてみよう。

チャリ漕ぎながらレリーズだ!

→ できあがり




DSCF1035_1



ウーム…… この予想を超えたカオスっぷり。なかなかに侮れん……

# 撮ってるところをソヨミン星人に見られてたらしい




動体キャッチっ♥で遊ぶ

動体キャッチ♥プリキュアです。そういう名前の機能なので諦めてください。もちろん嘘ですが。

ハートじゃなくスペードがいいってひとは脳内変換という便利な線形作用素がありますよ。

以下略して♥と呼びます。

機能自体はいたってまじめで、動いてるものを撮ると

連続写真っぽく合成されるっつうやつです。

合成されちゃいます。

カメラ内で。

……もうオチは読めた気もしますが、いちおうさいごまで付き合ってください。




動いているものを撮ると
こんなふうに、動いてるものを撮ります。




こんなかんじに合成される
するっと多重露光っぽく合成されます。




おお! おもしろい!

いえいえ、20回撮ってようやく拾った成功っぽいカットですから。

これでもなんか変だし。木の葉っぱとか歪んでぼけてるし。でもたのしいよね。

以下は♥による典型的な写真です。




合成結果
キャタピラつまり無限軌道の
アイデアがここから生まれたことは有名。




なるほど。撮影間隔が狭すぎたようですね。

でもそんなもの事前に決められるわけがありません。




合成結果カオス
ガオン!
乗員は間違いなく削られて死んでます。



撮影間隔もタイミングも合ってたけど、

カメラがちょっとばかり頭弱かったせいで

ヴァニラ・アイスのスタンド攻撃を受けてしまった――

そんな不遇な写真なのです。




たぶん光学迷彩です



めずらしい。

設定、タイミング、カメラの知能水準、

どれも規定値に達していたのですが、

運悪く被写体が光学迷彩装備の未来的な車だったせいで

一風変わった画像ができてしまいました。

でも

これはこれで味があって

よいと思いますよ。


「動体キャッチ♥」の姉妹品で「動体キャンセル♣」という機能もついております。
動いているものを画面内から全消去して背景だけな写真つくるぜって機能です。
観光地とかで他人の写らない絵を撮るのに良いって書いてありました。
合成失敗でよく空中にひとの顔や手が出てくるようです。
エスカレーターで顔や手をお出しになると大変危険ですね。
つまり♣は空中に顔とか手とか出しちゃうっていう
今を時めく心霊写真合成機能だったのです。やるなふじのん。

ちなみに
♥で車を撮ってるとよくタイミングがずれて、車がきえちゃった画像が撮れます。
キャッチもキャンセルも♥の機能に含まれちゃったので、
ヒマになった開発陣がネタで作った機能が、♣だったのですね。
ふじのんマジパネェ。




手動ズームでぐるぐる遊ぶ

シャッターの開いてる間にズームリングを回すとどうなる!?

こうなる!




露光中ズーム



めっちゃ走ってるかんじに

なっちゃいましたよ!




露光中ズーム




めっちゃ拡大したい気分が

にじみ出ていますよ!




露光中ズーム




なんかめっちゃこっちに

突っ込んできますよ!

来やがれこの「軽」めっ!

てめえなんか俺が押しもどsウワァァァァ




そんなわけで露光中ズーム、手動ズーム機でしか作れん絵です。

※Photoshopでズームぼかし禁止




露光中ズームで失敗した!



露光中ズームってのはやたらむずかしい撮り方で、

よくこんな感じの意味不な写真ができちゃいますが

それはそれで面白いもんです。

いまはメモリーカードの容量も潤沢だしな。




露光中ズームでなんか恐い写真できた!
なにこれこわい



ぜひ拡大表示でどうぞ。

信号の赤いひとが

揺れながらこっちに迫ってくるのです。

うわああああ恐い。

てめえなんか俺が押しもどしたくねええええ!




露光中ズーム・前後流し撮り




ほんとうはこんな感じの写真撮るのに使います。

被写体にピント当てたままでズームを動かしちゃいます。

つまり前後流し撮りです。うわあむずかしい。

三脚なしでやるもんじゃあなかったですね。




高速動画で遊ぶ

それぜったい撮るのむずいから。

でもでも、最大1000fpsの高速動画が撮れちゃうらしいですよ!

1000fpsっていうと秒間千コマですよ。

時間を33倍に引き延ばした超スローモーションの世界が見えちゃうのね!

まずテストに時計でも撮ってみよう。





480fps



高速になると画質は逆に荒くなるけど、まあ見れなくはない。

だって瞬間移動してるようにしか見えなかった秒針の動きが見えるのです。

人生ではじめて秒針の動きを見たのです!






1000fps




これはちょっとスゴいんじゃないのか!? デジカメのオマケ機能でこんなんが撮れるとは。

見える! 僕にも敵が見えるよ!

すげえなあ技術。


「秒針 → 長針 → 液晶って順番で動く」だとか
「針の動きにくらべて液晶の切り換えってハエが止まりそうにもっさりしてる」とか
いままで知らなかったことが分かってしまうのです!
これは好奇心を刺激される機能だ!



ほかに高速な物体はないかなーって探してみた。

アールージャーナイーディースーカー

なにってカメラのシャッターですよ!






まず通常速で。




動画はリンパ君のプログラマブルシャッタだけど、

連写のときの動きがこんな感じなんです。

『シャッタ解放 → 半押しで絞り → 全押しで連写』だとおもう。

この

瞬間移動してるようにしか見えないシャッターの動きを

ハイスピードカメラで見てみたい!

見てみた! よ!






(さいごまで見ても特に面白いことは起きません)
# もっと削ればよかったかな




うおおお

このスローモーでも動きを追えない

OLYMPUSのシャッターはバケモノかっ……!

# ヤーダ姫に比べたらマシだけど、今回ネタが古いな。

まあ、それ以外にもおもしろいのが撮れたので良しとします。




シャッターの奥の絞りまで
おもしろいものその1




まずこれはさっきの動画の写真バージョン。

撮影用照明がレンズに映り込んでてかっこいい。SONYのCMくさい絵。




撮られる側からみた写真
おもしろいものその2




撮られる側からみた写真
その3




撮られる側からみちゃったよって逆な写真。

ハイスピードムービーはすげえ強光下でしか撮れないという制約があって

室内照明の10倍くらいの明るさでもたぶん足りないので

超強力なライトでレンズの奥まで思いっきり照らしてたわけだが、

# LEDの進歩で強い光源が簡単に手に入るようになりました。いい時代だ。

これが照らされてたカメラの側からすると

こんな風に見えていたのだ。

なので、室内照明100倍パワーのライトで殺人光線されてる気分に

想いを馳せながら、眺めてください。




撮られる側からみた写真
その5




撮られる側からみた写真
ナンダコレワ
カツコヱヱ




ちょっと宇宙を感じたくなる画像ができたと思うので満足。


次の動画はこれ。水滴!








ありがちねた(ハイスピードカメラ的に)ですね。

通常速だと水滴も見えないこの動画を、

スローモーにして一気にクラウンとかまで見ちゃおうって魂胆なのです。








これが240fps。1/8倍速だ。

これでじゅうぶん綺麗だよね。

10秒目あたりで真正面に飛んでくる水滴がカッコイイ!

ちなみにハイスピードモードだと音声は記録されないぞ。

よーしパパもっと遅くしちゃうぞ~








480fpsってことは1/16倍速だ!

深いところに落ちた水滴はクラウンになるぞ!

落ちてくるヤツらの動きはまだちょっと追い切れないかなー

よーしパパもっともっと遅くしちゃうぞ~








これが1000fpsで1/33倍速だ!

うーんパパこれ以上はむりだなぁ

画面上端から地面までの10cmくらいを半秒で落ちてるみたいだから

実際の水滴の速度は秒速だいだい6.6mだね! それって

ママチャリをがんばって漕いだくらいのスピード!



ところで落ちてくる水滴、

空中できりもみっぽくツイストしてるように見えませんか?

実際のところどうなんだろ。

おまんじゅう型に潰れて落ちてくるって書いてあったあの図鑑は嘘だったのか。



昔なつかしのgifアニメなんかもつくってみたよ!




480fps動画をgifアニメ化
けっこう手間かかるんだよージフアニ。




ふつうの連写以上に決定的瞬間を狙うには適してる? のかも。いやケースバイケースだけど。



480fpsでの1コマ
Best shot!



高速動画の一コマを切り出したのが上の写真。

たまに本当にきれいなクラウンができるんだよね。

そんなチャンスを狙うにはよいものですね。






パパの個人的なお気に入りはこれだ。




こんど逆転再生動画で遊んでみようかしら。

あ、逆再生はカメラ機能じゃないですよ。さすがにそんな高度な機能はむりです。






最初つながってたのが、頂上のあたりで捻れながら千切れるんですね。
水の動きはいつ見てもすてきだなー。




カメラで遊ぶ

カメラに変な機能がつきだしたのはいつからだろう。顔認識ブームのころからかな。

さいきんだとペット認識とか顕微鏡機能とか、いいかげんネタが尽きてきたかんじの機種もいっぱいで、売り場はとても面白いことになってます。

電器屋にいったらカメラコーナー覗いてみることをぜひにおすすめします!

変な機能はそれだけでネタになるかんね!

いじょう、それでもやっぱりモノアイ(一眼)計画をじりじり進行中のやみでした。



やみより
ムスカカメラから
逢いをこめて。




3 個のコメント。書きます?:

くまちゃん said...

パノラマ合成機能で前転しながらシャッター開くとどうなるんだろう...

今度昼休みの混雑してる天の川でやってみてください

あっとん said...

>偏光板で反射が消えまくる様子3

水が…消えた!?

やみ said...

>くまちゃん
そのまま噴水にダイブですねわかります。
マジレスすると動き速すぎで合成不能でる罠

>あっとん
なー これすげーよなー
消える位置の動いてくところが日食っぽくておもろい。