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3月, 2010の投稿を表示しています

珈琲を牛乳で淹れてみる。

ロイヤルミルクティーがあるなら、ロイヤルミルクコーヒーがあってもいいはずだ。お湯のかわりに牛乳でコーヒーを淹れてみよう。 帰省前だというのに冷蔵庫に牛乳がまるまる一本余っている。 もちろん是が非でも飲みきるわけだが、普通に減らすだけは面白くない。 ココアもすでに三杯目でいいかげん飽きてくるし、ここはひとつ実験に使ってみようではないか。 おおよそそんな経緯。 とは言ってもやること自体は単純だ。 まず牛乳を温める。コーヒー抽出用なので沸騰寸前まで加熱。鍋洗うのめんどいしレンジ使った。 ……ホットミルクに張った膜ってどうしてあんなにおいしそうなの誰かおしえて。 並行してコーヒー準備。こっちは普段の熱湯抽出と同じ。ペーパーフィルターの端っこ折ってドリッパーにセット、フィルターの中に豆入れて、ドリッパーごとカップの上にセット。豆はスプーン2杯分。 んで、温めた牛乳を豆の上に流し込んで、コーヒーになってカップに落ちてくるのを待つ(めんどいので蒸らしは無しね)。 ん。待つ。 ん。ん。待つ。まつ。まつ。 うん? 五分経過。まつ。 んー。まつ。 たけ。うめ。 ふじ。たか。なすび。 ……。まつ。 ……………。まっ…… おちてこない。詰んだ…… フィルター詰まったでござる、の巻。 ホイッパーで豆をほじくり回してみるも、復活せず。 さらに悪いことに、 外から詰まりをどうにかしようといじってたら、 中でフィルターが座屈してしまった。 OH MY GOD! 豆とかいろいろ流出。 けっきょくそうして、ピングーカップに落ちてきたものたち: 抽出された液 40% フィルターからこぼれた液 30% つぶつぶ健康・豆成分 20% ぎゃああ 10% 見た目はおいしそうだなあ。 チョコの粒々を浮かべたように見えなくもない。 ちょっと飲んでみた。 ……。 む。これは意外に…… むり。 コーヒーつぶが草を食うようでまずし。 おいしい煮物に1%だけ生じたコゲがすべてを台無しにしてしまうのとよく似てる。 浮いてる分だけ捨てました。ごめん。 そうして改めて飲んでみたけど…… これ…… は…… それほど大したことないというか…… とりあえず牛乳生臭い! 砂糖とシナモンを足したら牛乳臭さは消えました。 でもやっぱりたいしておいしくない…… うーん。コーヒーの風味が封じられて上書きされちゃったかんじ? 牛乳がここまで強いと

カップヌードル®を分解してみる

唐突に思いついて何かを分解・構造解析するのはもはや萌えごみの伝統ですが、今回ついにやみの魔手が食べものにまで及びます。食い物で遊ぶなと石を投げられそうなこの企画ですがご安心ください、使用したカップヌードルはその後スタッフが残らずおいしく頂きました。 具材の分別だけで半時間 何を隠そう、〝インスタントラーメンの父〟生誕百周年の記念企画! ……というのはもちろん嘘だけど、とにかく百周年でカップヌードルが1個100円で売られているのだ。 カップヌードルの先物とかあったら間違いなく全力でL叩き込んでるレベルの値引率だ。 当然大量に買い込んだわけだが、これだけあるんだから、いっこくらいは遊んでみてもいいじゃんね?というわけだ。 というわけで今回の犠牲者 V (victim) と得物。 まな板の上のカップラーメンという絵のシュールさなど気にせず、まずはビニール包装を解こう。 普段なら爪を使って失敗するところだけど、今回は刃物があるので楽ちんだ。 安藤氏キューバ危機。喉元に匕首。 正規の食事方には300mlの熱湯と3分の待ち時間が必要だが、 今回はふたを開けさえすれば0mlと0秒で食べられる。 まさにインスタント。 そしてふたを開ける。真ん中で止めたりせず最後まで一気に開くのだ。こ、これは気持ちいい……! おなじみ V の中身が顔を出したら、まずは表面に載っている具材を取り出してしまおう。 ピンセットを使って分別する。小さな部品が多く思いの外面倒だ。 気付いたらふたを開けてから30分弱の時間が経過していた。 表面に散らばっていた具材の一覧。 なんか卵多くないか? スープ顆粒と千切れた麺の量は意外に少ない。 次はいよいよ、毎度おなじみの「極めて物理的なアプローチ」でもって本体の分解に入る。 乾燥麺をザクザク切断する感覚が楽しくて仕方ない このあたりからようやく V の扱いが V らしくなってくる。 V 冥利にも尽きるというものだろう。何を言っているのか自分でもよく分からなくなってくるけど。 カップの縁けっこうは強度があって、最初の歯が立ちづらい。 とりあえずナイフの形がかっこよくて好き。 ちなみにきょうの得物は100円で買ったチーズナイフ。 このかたい麺が面白いようにザクザク切れる! ……なんだろう。面白すぎるこの感覚。 引いて押すたび刃は確実に沈み込んでゆく。それだけな