2009-09-25

YAMIの世界 ―さらば友よ―

相棒へのメモリアルです。

自転車がお亡くなりになりました。珍しく携帯からでも読めそうな予感。
リアハブの内装ギアが死んだ(一応まだ「死にかけ」だけど)のです。




死んだ というのは、走行中 不定期に駆動力がタイヤにまったく伝わらなくなるのです。この症状はほんの一瞬だけでそのあとはすぐにまたギア咬むんだけど、その一瞬がヤバい。

漕いでた足からいきなり力が抜けて「がくん」とくる。チェーンが外れたときの感じ。予期できないから毎回転びそうになるし、履いてたサンダル脱げたりします。これはそのうち絶対事故る。



……内装ギアには分解修理って思想がなくて、もし修理するとしたら後輪ごとギアユニット全取っ替えしかないんだけど、数年前からその代替部品が生産終了のお知らせ。こんな状況なので、今回はさすがに修理不能です(自転車屋さんのお墨付き)。




6年半。






欠かさず乗り続けたこの時間の重みは半端ないです。
きょうまでで少なく見積もっても1万キロは走ってます。
パンク修理延べ数十か所、虫ゴム交換無数、タイヤ交換4回、電球交換5回+、ライトユニット交換1回、スタンド交換2回、その他調整整備無数。

リアハブは数年前からガタガタだったけど、それでも騙し騙し乗ってました。

ペダルも、内部の軸がずれてまともに回らなくなったので、一度交換しています。

雨ざらしになっていたせいか、ハンドルのグリップは2年目にして溶けはじめベトベトぐにゃぐにゃ。4年目にもなると耐えきれずビニールテープを巻いて対処していました。

ダイナモからライトに伸びるリード線は何度か切れています。切れかけていたときは前輪に衝撃を与えて直していました。昔のテレビみたい。

荷台を取り付けたのは大学に入ってからです。こいつに重たい荷物(たとえば米袋)を乗せると、びっくりするほど不安定になります(20kg以上は即転倒レベル)。二人乗りってのは後席のひとの重心制御がないと成り立たないんだなぁと妙に感心した覚えがあります。

ワイヤーのカゴは何度となく対物前面衝突と転倒を経験した結果、ブラケットのボルト付近から破断しかけ、慌てて針金でぐるぐる巻きにして補強。




ひどい対処療法……




前述のとおり雨ざらしで、3年目以降は腐食が激しかったです。ブレーキワイヤの端なんぞサビで膨れあがっていました。冬の深夜にコンビニ行こうとしたら、ワイヤの中の水分が凍結してたらしくブレーキが動かないなんてことも。

4年目のある日、後ろの泥よけが後輪に巻き込まれて自転車が機能停止、事故りそうになったことがありました。アルミ製の泥よけは折れてねじれて終いには裂けてしまいました。




チェーンガードがチェーンに接触してひどいので、
ガードの端をぐにっと曲げて応急処置。
応急処置そのままで2年経過。




つい最近だと、走行中に突然風船を割ったような音とともに後輪バースト、なんてすごい体験をしてしまいました。低速のときだったからよかったものの、ヒヤヒヤもんです。

フレームを除けば、最初からの部品で残ってるのは2つのハブとカゴぐらい。今回もし修理できたとしても、もはや同じチャリと呼べるかどうかは怪しいもんです。
#人間の体も1ヶ月?でだいたい全部入れ替わるっていうけどね




特異機種;部品調達が困難

↑ガンダムみたいですね。

我が相棒はブリヂストンのCOSTUMEというシリーズでした。
購入は2003年3月。高校に入る直前。




'03年の防犯登録(埼玉県)




購入当初、ママチャリとしてはけっこうなハイエンド機に位置づけられていた本車種には、前輪ハブダイナモ(シマノのインターL)や後輪ローラーブレーキ(インターM)、もはや希少種の内装4段変速機(インター4)が採用されておりました。

グリップシフト方式の変速スイッチ(握りをぐりぐり動かして変速するタイプ)はママチャリ用としてはまだ目新しく、普及帯のスイッチ式3段変速とは一線を画した実用的な使いやすさを実現していたのをよく覚えています。




一番右の皿っぽいやつがインターM。皿の縁がそろそろヤバい。
しっかしどこ見てもサビだらけですね。




シマノの後期型インター4にユニークな機能ですが、変速機自体にロック機構を内蔵して盗難防止を実現する「おどロック」を実装しています。そのためハンドルの変速装置に鍵穴と「P」レンジのラベルがあります。




ビニールテープ巻きのグリップ類。
ビニールテープ無いとシフターのカバーが取れちゃいます。
Pポジションは4速の外側。フォントは新ゴ。




おどロック用を含めて2つある錠は、どちらも走行中に鍵を挿しておく必要がありません。これのおかげで家の鍵と自転車の鍵をひとまとめにして持つことができて、すごく便利でした。こいつを相棒にしてからのやみは、カバンの中で自転車の鍵を探しまわったという経験がありません。




一般的な1key-multi lockよりも柔軟性が高いのです。
しかしこんなところまで塗装が剥げて錆びている……




ところで、おどロックがかかっている状態ではギア内部で力を止めてるわけですが、これがギアボックス内の小さな遊星歯車系に多大な負荷をかけるらしく、間違ってPのまま走ろうとしたときなどは「動かしてはいけない方向にギアを動かしている」感バリバリの音と感触がしたもんです。

あるいは、ロック機構が身を挺して盗難を防いだ結果のギアボックス死亡なのかもしれません。






……ともあれ、スタンダードの地位を得ることができなかったロック機構付きインター4が、部品の調達をここまで困難にした要因なわけです。その証拠に、やみは6年半のあいだ一度も、自分以外のチャリにおどロック装備車を見たことがありません。購入当時は上位車種の目玉装備のひとつだったのに……




インター4ハブ。内装ギアなので、
チェーンとその右の黒ディスクとで回転速度が違う。




除隊を 許可する

きちんと計測したことはありませんが、F/Rの両ハブにいろいろと機能がついた結果、このグレードはかなり重くなっているはずです。

所詮はママチャリ、ハイエンドといってもステンレスフレーム。さらに、重いハブダイナモと内装ギア、編み目の細かいカゴ、補強用の針金、片スタンドを換装した両スタンド、荷台とクッション、ワイヤ内に溜まる水…… 増すばかり。フレームの中空にヘリウムでもつめればよかったのでしょうか。

こんな重装備でよくもまあ この走りづらい道ら――地元の道のひどさは、つくばを向こうにいい勝負張れるスペックです――と 荒っぽい扱い――雨ざらし、オフロード走行、ドリフト、42.1km/h達成、階段降り、階段登り、川渡り……――に耐えたもんです。6年半も。






もう最後だと思って、買い物ついで30キロほどそこらを回ってきました。どんどんギアの抜ける頻度が増してくる状況にはなかなか鬼気迫るところがあります。しかし対処の方も慣れてきたもんだ。








こんどは適当なクロスバイクを叩くことにします。予算は3万円。かなり無茶だ。
#ところで30キロサイクリング中にララガ横のフラガが閉店してるのを見つけてびっくりしました。

2 個のコメント。書きます?:

Hapi said...

hello... hapi blogging... have a nice day! just visiting here....

やみ said...

:-)