スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2月, 2023の投稿を表示しています

テレワーク勢はガラス製スプレーボトルを買え #買ってよかったもの

 テレワークというのは、ようするに日中ずっと自宅のPCの前でカタカタやるという生活スタイルだ。 わかりやすく言うと不真面目なオタク大学生の生活そのものである。 そんな生活を続けていれば当然、目が疲れる。眼精疲労は蒸気アイマスクや仮眠などで処理するとして、ドライアイについてはどう対処すべきか? その答えがスプレーボトルである。 スプレーボトル 自分が買ったのは 生活の木の遮光ガラスボトル で100mlサイズのもの。本来の用途はアロマスプレーと思われる。 Amazonでも概ね1000円以下で類似品が多数見つかることだろう。ただ画面越しの写真だけでモノの良し悪しなんてわかりようがないので、自分の場合はそれなりにしっかりしたイメージのあるブランド名で選んだ。 なおこういうとき真っ先に候補に上がる無印はPE製またはPET製しかなかったので対象外である。 使い方 説明するまでもないだろうが、ボトルに水を入れ、ドライアイを感じた瞬間に顔面に向かって30cmくらいの距離から噴射するのである。 洗面所まで歩いていって洗顔するケースと比較し、この手法では席を立たずにドライアイを解消できるのでとてもよい。 具体的な利用シーンで言うと、会議中に画面の前を離れることなく1秒でドライアイに対応できる。 サイズについて 100mlという容量は絶妙で、毎日使っても数ヶ月は補給の必要がないが、デスクのサイズを圧迫しない。小物過ぎると転がるなどしてかえって邪魔になるケースがあるが、このサイズではそういったこともなく、正解と思われるサイズ感であった。 持つとこういう感じになる 以前は小さじ1杯サイズ程度のプラ製ボトルを使っていた。これは1-2週間に1回ペースで補給が必要で面倒であったうえ、長期使用でプラ部材全体が紫外線にやられボロボロに崩れてしまった。 ガラス製は耐久性がある点、適度な重量感が倒れづらさをもたらす点、デスクに置いてもテンションが下がらないデザイン性といった点で優位性がある。 というわけで 全テレワーク者に「ガラス製スプレーボトル」がおすすめである。 たまに画面についた油分汚れを拭き取るための水分としても利用している。

Android 13に更新したらZone Launcherがシステム巻き込んでクラッシュするようになった

しかも再現率100%(うちの環境の場合だが) 手順はこう: トリガーラインに触れてZone Launcherを表示させる トリガーラインから指を動かさず、別の指で画面内をタップする フリーズし数秒でシステムクラッシュからの再起動が発生する 再現動画も撮った。 ストアのレビューには不具合報告を送ってみた が、修正されるかは不明である。 DeepLとchatGPTに英訳してもらった 最小再現手順を決定できた今、不具合を確定で避ける手段がないと理解できてしまうのが辛いところ。 端末の持ち方に気をつける(握り込むような持ち方をしないようにする)くらいしか対処法がないが、それでもちょっと気を抜くと手のひらで意図せず第2タップ→クラッシュさせてしまう。あまりにも使いづらかったら別のEdge Launhcerに乗り換えることになろう。 -------- ref: 持ち方によって電波感度が弱くなるiPhone このときのApple様の公式回答は「iPhoneの欠陥ではなくユーザーの持ち方が悪い。問題にならない持ち方をしろ」だった。さっすが。

つくばでは、あなたの車は加速器になる

デイリーポータルZの「つくば特集」を楽しく読んでいる。 こんな記事がある。 つくばの数学的絶景~平行に走る二つの大通りが交差する場所がある~ 言うまでもなく、つくば民定番ジョークのひとつ「無限遠点」である。 これに関連し、私はしばしば〝つくばの大通りは加速器である〟と主張してきたことを思い出したので、それを書くことにする。 つくばには珍しい「左折可」の標識がある 左折可、という標識をご存知だろうか。免許の学科で覚えさせられるが、設置箇所が少ないので意味を忘れてしまう標識である。 image from:  左折可とは。左折優先、左折禁止について - チューリッヒ保険会社 この標識がある交差点では、たとえ赤信号であっても専用レーンを左折できる。横断歩行者的には結構怖いのだが、車からすると交差点をノンストップ通過できる面白い存在でもある。 このレアな標識が、つくばには集中設置されている。 「左折可」のある風景 いかにもつくばを感じる景色 図を見てわかるように、左折可に従って通行する車は〝赤信号であっても〟横断歩道を横切ることになる。 おそらく「歩車分離はあらかじめ立体交差で達成済みなので、ここに歩行者はやってこない」思想なのだろう。 歩車分離済みであるなら、地表信号は車同士の交通整理だけに関心を持てばよく、左折という行為は基本的には常時可能となる。これが左折可交差点の思想である。こういった歩車分離の設計自体は多摩ニュータウンなどでも見られる。 しかし実際には歩車分離は完全ではない。特に勾配に弱い自転車にとって、坂登りを繰り返さねば走れない歩行者道は不便も多く、地上交差点に出てくる台数はかなり多い。 歩車分離のためとはいえ このような坂を何度も上下させられるのは辛いものがある また原付などが直進する場合、この左折レーンが分かれる部分はかなり怖いのではないかと想像している。油断していると左折専用レーンに連れて行かれて直進失敗するというのもポイントが高い。 左折可交差点には独特の緊張感が宿っている。 「左折可」はつくばセンターを囲む領域に配置されている 左折可の交差点にマーキングすると上のようになる(地図の範囲を広げればもっとある。先の無限遠点とか)。 なお青紫でマーキングした交差点のみ、南行から東行への左折可標識が見つからなかった。左折レーンは現存しているが、ここだけは赤信号

Android12でアプリ切り替えボタンが効かなくなる問題(Xperia 5 IIIで確認)

アプリ切り替えボタンを押しても一切反応しなくなる症状がたまに発生し、原因を調べていた。 私はXperiaで確認したが、「android app switch button not working」とかで検索してみるとPixelでの発生報告が目につく。 症状 Android12において、アプリ切り替えボタンが効かなくなる 正常に使っていたはずが前触れなく突然発生する ボタンを押してもボタンアニメーションが表示されるだけで、アプリ切り替え状態にならない 3ボタンナビゲーション利用時にのみ起こる Android11のXperia 1では発生しなかった ホームアプリはNova Launcherを使っている Android13は手元にないので未確認 対処方法 スマホを再起動する 再起動すると症状は解消する。そしていつかまた再発する 3ボタンナビゲーションをやめて、ジェスチャーナビゲーションにする 3ボタンナビゲーション時にのみ発生する症状のため ジェスチャーナビゲーションにすれば、ジェスチャーでアプリ切り替え状態に入ることができる ただ問題は実際には解決しておらず、この状態から3ボタンナビゲーションに戻すと、やはりアプリ切り替えはできない 純正ランチャーを強制停止する Xperiaなら設定→アプリから「Xperiaホーム」を選んで強制停止する Pixelなら同様に「Pixel Launcher」を強制停止する なぜかこれで即座に治る どうやら、Nova Launcherの再読み込みが走ったりしてせいで、一瞬純正ランチャーが起動してしまうケースがあるらしい。 そして純正ランチャーがどうにかして裏に残ったままの状態だと、アプリ切り替えボタンが効かなくなるケースがあるようだ。 詳しい原因は不明である。 -------- この記事を書いてる最中にAndroid13アップデートが配信された。 13で同様の問題が発生するかはまだ確認できていない(再現手順がいまいち不明なため;とりあえずデフォルトホームアプリ切り替えでは再現しない)。 追記:Android 13でも再現した。発生理由は不明だがXperiaホーム強制終了で直ったので同じ症状だろう。

「メルヘンフォーレスト」効率的な攻略法

 メルヘンフォーレストというゲームをSteamウィンターセールで買った。 キャラがかわいい それなりに楽しめたが、移動やエフェクトや画面切り替えがいちいち遅いなど、リアル時間に対して効率的にプレイできるゲームであるとは言い難い。 そこでこの記事では、時間がない中で最大限ゲームを味わい尽くすことを目標に、このゲームの効率的な攻略法について記載する。 ゲームそのものの高速化 PCのみで可能な手法。 Cheat EngineのSpeedHack機能を使って常時3倍速~5倍速でプレイする。Cheat Engineについては Wikipediaを読めばだいたいわかる 。 これで実績コンプ(直前)までゲーム内タイマーで60時間のところ、実時間では20時間ちょっとで終えることができた。なお人間には反応速度の限界があるので、SpeedHack有効時はゲーム内タイマーでのプレイ時間はむしろ伸びる傾向がある。 冒頭書いたように、このゲームはとにかくトロトロとしており、何をするにも余計に待たされる印象がある。 普通の歩行からして遅いし、部屋移動などで挟まる切り替えや、メニューのエフェクト、戦闘に入ってから操作可能になるまでの待ち時間など、不要と思える箇所ですらユーザーを待たせる作りになっている。 2倍速程度にするとちょうどよい調整に感じられたが、ここは効率的な攻略を目指すので3倍速を使う。慣れてきたら&キャラのステータスに余裕が生まれたら、5倍速に切り替えてみてもいいだろう。 個人的には、イベントシーンなどは10倍速でも問題ないくらいだった。 なお重要な戦闘などでは1倍速に戻すことになる。 即座に倍速をオフにできるよう、設定のHotkeysにある「Toggle the speedhack」を適当なキーに割り当てておくと便利。 実績集めの方針を決める このゲームは3部構成である(あとはクリア後のおまけがちょっとある)。 第1部:森を探索して素材を集める 第2部:ダンジョン1層~3層を攻略する 第3部:ダンジョン4層~6層を攻略する それぞれ第1部でしか取れない実績、第2部でしか取れない実績があり、コンプを目指すならば次のパートへ進む前に実績を集める必要がある。最初にコンプを目指すかどうかを決めてから進めたい。 やり直しになるとプレイが非効率になるので、コンプする場合は素直に攻略記事

Death Stranding PC版で、操作ヒントがキーボード表記になっちゃう問題

症状 Epic Games版のDeath Strandingをプレイする。 するとコントローラーを使っているにも関わらず、キーボード用の操作ヒントが表示される。 [Space] 登る と表記されているのがわかる コントローラーを使っているのだから、ここは [A] 登る となるのが正しい。 ポーズメニューは「キーボード操作中」の表示 手っ取り早い解決方法 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14273225409 知恵袋にあった回答によれば、解決方法は「Steamを終了する」である。 えっそんなまさか。 Epic版なのになぜSteam関係あるのか??? と思うが、 試してみるとたしかに一瞬で解決する。 [A] 登る と正しい表示に 「キーボード操作中」の表示が消えた 問題発生と解決の原理 原因についてだが、Steamにはコントローラーの入力をキーボード操作にマッピングする機能がある。 これはコントローラーを使用中であってもSteamデスクトップクライアントのメニューに触ったり、攻略情報を読んでいるブラウザを操作したりするためだ。 しかし、バックグラウンド動作しているSteamは、他のゲームの起動中であってもお構いなしに、キーボードマッピングを常時発動してしまう。 EpicゲームはSteam上で管理されていないため、SteamにとってはDeath Strandingの操作はブラウザ操作と区別がつかない。 かくしてコントローラー入力は常にキーボード入力に変換され、Death Strandingはキーボードで操作されていると認識する。 当然このマッピングはSteamを終了することで動作しなくなり、正しくコントローラー入力が認識されるようになる。 Steamを終了しない解決方法 Steamの設定でキーボードマッピングを停止できる。対処としてはこちらの方が正攻法になる。 Steam → 設定 → コントローラー → デスクトップ設定と進む。 ここにマッピングの設定がある。 アクションセットを追加 を押して、 コピー元を「なし」にして適当な名前で新規作成する。 追加したアクションセットのボタンを押す。 すると一切マッピングされていない設定に切り替わる。 最後に忘れず決定ボタンを押す。 この状態でデスス

エクスプローラーのファイル操作が徐々に重くなる症状とその対処法

長時間PCを再起動せずにスリープ⇔復帰で運用をしていると、エクスプローラーのファイル操作がどんどん重くなる。 これに対する対処法を暫定だが特定するに至ったので、備忘録的に記すことにする。 環境 システム:Windows11 Home 22H2 x64 症状自体はWin10の頃からあった ほぼクリーンインストールの状態でも再現したので、おそらく最近のWindowsに共通の問題と思われる スペック:i7 12700 / 96GiB / フルSSD (1TB + 1TB + 2TB) どう見ても足りてる スペック不足で低速化とか不安定になる症状は皆無 ちなみにウイルス対策はWindowsDefenderのみ 症状 エクスプローラーを使ってフォルダ間のファイル移動やコピー、フォルダ削除等をすると発生 発生時、エクスプローラーが数秒間フリーズし、結果がわかるまで待たされる 移動したファイルに破損等は発生しない 別のファイラーやコンソールでファイル移動すると一瞬で完了するので、エクスプローラーの表示更新だけが遅いことがわかる このとき開いているエクスプローラーのウィンドウが多いほど、ファイル操作時のフリーズ時間も増える(おそらくウィンドウ数に比例する) サムネイル表示状態で画像ファイルを移動するのが、おそらく最も効果的に症状を発生させられる サムネイル周りの不具合を疑い「フォルダ表示設定リセット」「検索インデックスのクリア」を試したが、一瞬しか効果がなかった 起動中のアプリケーションを常駐含めすべて終了しても症状は継続する explorer.exeをタスクマネージャーから強制終了→再実行すると症状は発生しなくなる OS起動直後はフリーズ現象発生しないか、あったとしても気づかないほど短時間のようだ これがスリープと復帰を挟みながら数日間運用していると重くなっていく 症状発生している状態でもシステムの能力(CPU、メモリ、ディスクアクセス)には余裕があり、スペック不足に陥っている様子はない 調査 explorer.exeを再起動させるだけで効果があることから、OS内部のプロセス間通信まわりではないかと予想がつく。アプリケーション終了は効果がなかったが、サービス停止ではどうか? 果たして、サービスを止めまくるとあるところでフリーズ現象が発生しなくなると判明。 さらに切り分けを進めてい

おすすめ本の紹介『われらはレギオン』

要約 https://www.amazon.co.jp/dp/B07CLSYLNF おもしろいから読め。 本文 『われらはレギオン』という小説シリーズがある。これがハチャメチャに面白いのでおすすめしたい。 『われらはレギオン』とは何であるか。それはSF小説である。 面白さの方向性でいうと『三体』三部作のような緊迫感と映像的スケールで殴るタイプではなく、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のお気楽オタク主人公奮闘小説に近い。 あらすじはこうだ。 主人公であるボブは不慮の事故で命を落とす。しかして目覚めた彼は自分がコンピューター上のAI人格になっていることを発見する。だが何のために? 恒星間飛行する探査機のAIユニットとなって、人類の新天地を探す遠大な旅をするためだ――! ほどなくして、AIを快く思わない陣営による妨害工作や、他国のAI探査機による直接的な攻撃など、困難が次々に降りかかる。 生前の技術知識と持ち前の楽天的な性格を駆使してそれらをかいくぐり、自分自身のコピーを増殖させながら、ボブはやがて遥か遠くの星系にまでたどりつく。果たして人類の新天地となる惑星は見つかるのか……!?  ----- この本はSFだが、それ以上にエンタメとしての完成度が高いので、ジャンルに馴染みが薄い人でもすぐ楽しめるだろう。 冒頭主人公が死んで復活し状況を把握して周囲も巻き込みつつあれよあれよで出発…… の一連の流れはびっくりする展開の速さだ。 ちょくちょく挟まれるサブカルネタもあいまって、非常にサクサク読めるエンタメSF、これが第一印象だった。 その上で科学考証はしっかりしており、作者の知識不足や科学的誤りにイライラさせられることもない。ウンチクを語りすぎるでもなく、技術的飛躍もちょうどよい塩梅で、バランスよく練られている。 https://www.amazon.co.jp/dp/B07FB8WHWB 『われらはレギオン』はシリーズものである。 ボブは自身の複製を次々作り、複製された彼らもまた別の星に向けて出発していく。やがて銀河系の片隅には直径数十光年のボブ勢力圏ができる。 ある勢力が拡大する速度は何に制約されるか。ひとつには光速である。 何年も前に起きた決定的な出来事の情報が、10光年先にいる他のボブ達には未だに伝わっていない。読者だけが神の視点ですべての出来事を把握しているので、「