年越し前に上げたかった記事の一位です。自分が忘れちゃいそうで。
前回『α』
ちょっと前回のに補足。電池の裏にあった変なシールだけど、これが「水没シール」と言うもんらしい。
「水に濡れるとインクが滲んで不可逆的に見た目が変わる。レンジで乾かしても戻らない」だそうで。
というわけで、ちょっと水につけてみました。
……これは一発でバレるね。
滲み用インクが水溶性マイクロカプセルか何かに入ってる、とか?
水没した携帯は、見た目ふつうでも修理に出すと確実に全損扱いになるっていう、そのわけがこれです。
まずはV氏の旅立ちを祝って記念撮影です。
氏はこれから永遠の夏のその彼方へと飛んでゆかれるのです。合掌。
こんかい画面関係の分解なので、充電しつつ電源入れっぱなしでヒラきます。充電中を表す「充」を「みつる」などと読んではいけません。
# ボタン電池外したせいかな、さいしょ内部メモリがおかしくなってて画面真っ白でした。全リセットかけたら直った。
## 破壊したのがセンターキーだったのは選択ミスだったと今更ながらに思う次第。メニュー操作して全リセットまでたどり着くのが苦難の道でした。
傾けて見ると色転びが酷いので、たぶんTNパネルでしょうな。まあ分解すればわかります。
最近の携帯はどれもだいたいVAパネル使ってるけど、いつごろTNから切り替わったのかね。
たまに「H-iPSパネル (VGA) 採用!」なんて変態機種があって、ひどく食指が伸びる思いのやみです。
ビスを外したら、ツメを押してふたを開けます。ここは前と同じなので割愛。
さあ基板が顔を出しました。画面が入ってると見た目のかっこよさが違うね!
まずは外したカバーを見てみましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh9gBJHlpSBYxdKrYZ9D5VmUoTXkFOEPCk5nqvFWfEkyITtYm8Si_vTiAF-JL2iadow7Xv1OFWnsU7ytHn4Vp641MZZXD95DgS-atfw3yGoZef9_kMOwFqEymXbAfWDaT653PKRnMLPuM0/s200/PC212319.jpg)
スポンジっぽいやつはシールみたいに剥がれる。
上のほうにはよくわからん金具が入ってる。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBUTT6cY9oz0wZjkx6_fy_kmAf6190rRqFyVNp_iMBFsXDbbNImeqIC3AKhP1cmigOhaDvCktjIe-7Lui9Jv4BvwI2QC_dHXR3lSdWqOejItmRVz3T1yLycDbByTKd06P3_5Ljb01aCyw/s200/PC212325.jpg)
光沢が出てるとこは別部品。液晶の窓はやたら丈夫です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhf-AFIjHgVH3ck1KsxnGarSZXiAuIKk8kvbWG3ZIlTpWszk4kVmxW9PSxfrHQE11nad-mTvHSQPs3Tj8OlRzWynzLlvtDgo-efgmROcc55KyO7z4-FfoV5i9ek71rBbLVLlTUARaeahP8/s200/PC212333.jpg)
照明LEDのシェードにあたる部分。
光を散乱させてまぶしさを軽減しているらしい?
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg1seXthqFcICZ3W2OiKsugRFynIepyxe9FzizTRd-vUQv4fO1Uea_2nEmmt81ob1AUw9k7jy4DhQjM3rfsLjNqI6yK-1ISbviN1275Dog2xHRLx7incvw3yl6IjjJTriwktCLJ_oGNcUE/s200/PC212339.jpg)
シェードの上にはまたもや謎の金具が。
重さ覚悟でこんなものをくっつける理由はなんだろう……。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEimmdBLWfplRbMFdsfIezLJjsUEQzAA_xzQeeJt24iBx_ju8Prkb6SEEUr_Z_eYIwjDDrT7Ke7OdZ8qTm-OUJMIfpe8QfFJMUnqMe4AyvgxnWNWamhxI-k25HpyXUcic4hmXXHim8nT5Co/s200/PC212343.jpg)
細かい部品ども;
謎金具1、謎金具2、シェード、パッキン。
画面側に戻ってきました。
二枚目・画面の上、にょろ♪って赤黒のリードが出てるけど、これが受話用スピーカーの線。
画面の下の基板は液晶制御とは無関係のカメラユニット。わりと大っきいチップにSANYOって書いてあるけど、これのちょうど真裏にレンズがあります。
ってことはこのチップは撮像素子なのでわ? はい、たぶんそのとおりです。
ちなみにSANYOチップの左下にLEDっぽいのが見えるけど、これ実はフォトダイオードです。携帯はこいつでもって外の明るさを知ります。そいで「暗いところでは画面は暗くして、かわりにキーボードは光らせる」みたいな動作ができるようになるわけです。上の方にある分解前写真には、同じ位置に測光用の窓が映ってます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgY3j_g7-BfP5SqppuK7Pmg0JkiGSn6mMPvwq-7HAq7uU1Zt6qk2UzVNVs81jWDzwPhlsWmtvXUOKrwo8kRKf4K7TKC0YJSCBWyhcOdrsbgpuAagtSirOvpjizZkM0OvNh1EoLih6flXKk/s200/PC212387.jpg)
照明LEDに近づいてみました。いちばん暗い撮影設定。
三か所で光ってるからRGBがいっこずつかと思ったけど、違った。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNhsf9No_vbo-OhwyIZwBYrpWAodiY7eEA7AWC0B1iUyLMUKGBzhEU2aZTUuGoe56pWiiAReRtkpoBEiGJqGofE6Bx8c_eZAV21jPtCiQ5gC32X0gpA7VbE25TzjOH0uBy7iD8AHEJ4zs/s200/PC212561.jpg)
照明LEDを基板からもぎ取って、金属カバーを外してみた。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6tkDzg98BBq30kyIqT_sE0DsRaBLIHe5FF1L9P2oTGarsy4p4iUaEV18oTGD1h-QtD8HEAdxAJPN4VgN4nRCsw8z5xAVQ_QzP62JTUQhenXzBAlYJY3zUfXHB7hJYO_v_8jSEAcxyuKQ/s200/PC212577_1.jpg)
さらに上の一層(左)を引き剥がしてみた。
この状態でも光るのかは不明。というか構造がわからん。
実体顕微鏡がほしい瞬間です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEij3cNJo0Ot4EM-i-hpIcZD59BCLi_lZNdQ1r_dY2JDtYBQrrSGjMKyYVymKR-EZDG7K6gDgMqf9ZGnslKVyGjwNzf37Wg9gNMmODQ7N9as4IK5-f_RWBOK6DC3relL-B4_cdGql38CFUs/s200/PC212365.jpg)
受話用スピーカー。着メロ用のに比べてずいぶん小さい。
半田付けリード線はなにげに初登場(!)です。
分解したときの順番からはずれるけど、先にカメラ部行きます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgruIereXrQsQyBiAaj2CDDL43f02KS9wM08gmjhx_1tsZdhXBDu2DeiezKQgK63vSBTljsfQvjMjjyjDOpkI7fgAAC-_oKtIihbxreEFVwIkSzPd223x-B34vExbaaw8IK06WN3y5Hpfg/s200/PC212539.jpg)
基板だけ摘出したいので、本体側とのフラットケーブル(?)を切断。
切ってみてはじめて気付いたこと、実はこのケーブル二層になってた。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0PV_iOMPbLrCrIMfWpzIcuA8-UkoSe0alZ1UhN9G6udPM0-nB5iFy3UbQ1uUWBLZQQJDZwBQ0VcsG5PeAdzw_oYyeaWRrc2X3oQlrde8NGW_EvpkY-kqJ8kQLpldOCd3yWXXUTsqtL88/s200/PC212551.jpg)
写真奥のコネクタを外すと、レンズと撮像素子をまとめたユニットが取れます。
レンズユニットのサイズは小指の先ぐらい。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiG_si5UxVktIrlYbpushi9qTZMx308aKnuwknueRQ1MhPCWrBDtuYpBSGSg2Pw-k1vEGBY73FWXv5JIEBvqwyHhegGG2bIJjAZ-imHYt7mQVNTZiUdvW_DWbqN46QMBKyw4Y5UbNHgGrA/s200/PC212555.jpg)
基板にはめられてたレンズを外して、裏返してみました。
あらわになった撮像素子はCMOSかCCDか……
見ただけで判断できる知識はありません。
レンズ側には何に使うのかガラス板が数枚見えます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiG0Gj22H8Xey5Qs5Uke-HHgAezQXi3Ehv6LuCPtzQbE0NmLDFvzSzKUw_Gzx03u-MNPkPewHlYD0Rdyw8ryRho9XASJQ2z7g1-SL7PdcggmBODamgd_W7uzkgr9wprt-AWC1qasJ44dC8/s200/PC212559.jpg)
レンズ内のガラス板の一枚。むりやり取ったので欠けてる。
これだけ見ても何に使うのかわからない……
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgb_JMIpa3qi7odGH_j6SroB1iWGpTwuIU6Q9p1TQHv_46RPNYGT_x2dPWM5FTo5rJJ7aEodifc1F7xKc4geV-AWNaOoaXV_cL3QJxCedWQUgRonSlM9CR587uk-MGoixRABkxjudrXaEs/s200/PC212581.jpg)
撮像素子に最接近してみたけど、表面のパターンは映りっこないね。
やっぱ部屋に実体顕がほしいよぉー
ヒンジってのは蝶番のことです。ようは折り畳み携帯の折り目のとこね。
ここを外せば、いよいよ液晶画面が裸になりますぜ。
本体側とつながってるケーブルに力がかからんように気をつけつつ作業します。
2つの部品の穴を、1つの軸で貫くっていう機構してますね。
なるほどこれなら中にケーブル通してのまま回転できるわけです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhVNcJfXUUdcPgS-0F9Cces2dgYVEnRi2yMvFMRabuSBdRUCEHamdh3YG7z-v3FHsZWX_wtMp8SHfXUU0tg3-oeKICLs-8RnyBQZCRaHAPsAKnskLGgDShGZN1nBPyaZRHwKdpes5b32Xk/s200/PC212373.jpg)
写真だと一瞬だけど、ここ外すのけっこう苦労しました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhaDtNUrrhU1HdhCO9XHeeVUIqE9fLBTqRUQGGfkkDWR4JU8c3IzuoWaix4PsJv7RPOQpRiAdYiN_x2X8bV3S-1ENngJZmCV_kSKIHgkkxHxmu8AJqDJhV4MjcdGRODM8LHlrD7SLM9UNU/s200/PC212379.jpg)
軸の耳みたいなとこは実は外せます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZd_tRbpoiZ9GEoCCMSr9aVJFVJ6g9fdnI2kTYbajvqSlamIdign1KK3KF5QkOa-VqTYfb93lFizSMzTZUu1gqmQ71pFkyVw9Bbh5hePga53LmG72HhASc4FBETwRW36AAcozF_LHZa0I/s200/PC212381.jpg)
貝柱みたいなこの部品は、切れ目のところで回転します(上下比較)。
開ききったときの「カチっ」って音は、実はこの貝柱から出てました。
さて、上下がケーブル以外は完全に外れたので移動の自由度が増しました。画面側のプラ板はこれで外せます。
横の赤黒にょろ♪はスピーカーケーブルね。
疲れた。まず長いよねこの記事。あと写真の数が半端ない。
画面側の分解写真は撮影枚数ベースで150枚を超えてた。
プロジェクトに使ってるフォルダはいまこれだけで900MB弱の容量食いです。
ついにLCDユニットの解剖に入るやみ。
撮影は困難を極め、時間だけが徒に過ぎてゆく。
一瞬の不注意からガラスを通る一筋の裂け目。
液晶分子が漏れ出し、ユニットに染みが広がる。
気付けば、すでに外は東雲の映える景。
すべてを決然と乗り越え、長く永い分解の旅は この果てへと続いてゆく……
次回携帯分解、最 終 回 『γ』。
前回『α』
謎がひとつ解けたッ!
ちょっと前回のに補足。電池の裏にあった変なシールだけど、これが「水没シール」と言うもんらしい。
「水に濡れるとインクが滲んで不可逆的に見た目が変わる。レンジで乾かしても戻らない」だそうで。
というわけで、ちょっと水につけてみました。
……これは一発でバレるね。
滲み用インクが水溶性マイクロカプセルか何かに入ってる、とか?
水没した携帯は、見た目ふつうでも修理に出すと確実に全損扱いになるっていう、そのわけがこれです。
犠牲者V 外観
まずはV氏の旅立ちを祝って記念撮影です。
氏はこれから永遠の夏のその彼方へと飛んでゆかれるのです。合掌。
こんかい画面関係の分解なので、充電しつつ電源入れっぱなしでヒラきます。充電中を表す「充」を「みつる」などと読んではいけません。
# ボタン電池外したせいかな、さいしょ内部メモリがおかしくなってて画面真っ白でした。全リセットかけたら直った。
## 破壊したのがセンターキーだったのは選択ミスだったと今更ながらに思う次第。メニュー操作して全リセットまでたどり着くのが苦難の道でした。
傾けて見ると色転びが酷いので、たぶんTNパネルでしょうな。まあ分解すればわかります。
最近の携帯はどれもだいたいVAパネル使ってるけど、いつごろTNから切り替わったのかね。
たまに「H-iPSパネル (VGA) 採用!」なんて変態機種があって、ひどく食指が伸びる思いのやみです。
オープン~カバー裏
ビスを外したら、ツメを押してふたを開けます。ここは前と同じなので割愛。
さあ基板が顔を出しました。画面が入ってると見た目のかっこよさが違うね!
まずは外したカバーを見てみましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh9gBJHlpSBYxdKrYZ9D5VmUoTXkFOEPCk5nqvFWfEkyITtYm8Si_vTiAF-JL2iadow7Xv1OFWnsU7ytHn4Vp641MZZXD95DgS-atfw3yGoZef9_kMOwFqEymXbAfWDaT653PKRnMLPuM0/s200/PC212319.jpg)
スポンジっぽいやつはシールみたいに剥がれる。
上のほうにはよくわからん金具が入ってる。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBUTT6cY9oz0wZjkx6_fy_kmAf6190rRqFyVNp_iMBFsXDbbNImeqIC3AKhP1cmigOhaDvCktjIe-7Lui9Jv4BvwI2QC_dHXR3lSdWqOejItmRVz3T1yLycDbByTKd06P3_5Ljb01aCyw/s200/PC212325.jpg)
光沢が出てるとこは別部品。液晶の窓はやたら丈夫です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhf-AFIjHgVH3ck1KsxnGarSZXiAuIKk8kvbWG3ZIlTpWszk4kVmxW9PSxfrHQE11nad-mTvHSQPs3Tj8OlRzWynzLlvtDgo-efgmROcc55KyO7z4-FfoV5i9ek71rBbLVLlTUARaeahP8/s200/PC212333.jpg)
照明LEDのシェードにあたる部分。
光を散乱させてまぶしさを軽減しているらしい?
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg1seXthqFcICZ3W2OiKsugRFynIepyxe9FzizTRd-vUQv4fO1Uea_2nEmmt81ob1AUw9k7jy4DhQjM3rfsLjNqI6yK-1ISbviN1275Dog2xHRLx7incvw3yl6IjjJTriwktCLJ_oGNcUE/s200/PC212339.jpg)
シェードの上にはまたもや謎の金具が。
重さ覚悟でこんなものをくっつける理由はなんだろう……。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEimmdBLWfplRbMFdsfIezLJjsUEQzAA_xzQeeJt24iBx_ju8Prkb6SEEUr_Z_eYIwjDDrT7Ke7OdZ8qTm-OUJMIfpe8QfFJMUnqMe4AyvgxnWNWamhxI-k25HpyXUcic4hmXXHim8nT5Co/s200/PC212343.jpg)
細かい部品ども;
謎金具1、謎金具2、シェード、パッキン。
基板総覧
画面側に戻ってきました。
二枚目・画面の上、にょろ♪って赤黒のリードが出てるけど、これが受話用スピーカーの線。
画面の下の基板は液晶制御とは無関係のカメラユニット。わりと大っきいチップにSANYOって書いてあるけど、これのちょうど真裏にレンズがあります。
ってことはこのチップは撮像素子なのでわ? はい、たぶんそのとおりです。
ちなみにSANYOチップの左下にLEDっぽいのが見えるけど、これ実はフォトダイオードです。携帯はこいつでもって外の明るさを知ります。そいで「暗いところでは画面は暗くして、かわりにキーボードは光らせる」みたいな動作ができるようになるわけです。上の方にある分解前写真には、同じ位置に測光用の窓が映ってます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgY3j_g7-BfP5SqppuK7Pmg0JkiGSn6mMPvwq-7HAq7uU1Zt6qk2UzVNVs81jWDzwPhlsWmtvXUOKrwo8kRKf4K7TKC0YJSCBWyhcOdrsbgpuAagtSirOvpjizZkM0OvNh1EoLih6flXKk/s200/PC212387.jpg)
照明LEDに近づいてみました。いちばん暗い撮影設定。
三か所で光ってるからRGBがいっこずつかと思ったけど、違った。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNhsf9No_vbo-OhwyIZwBYrpWAodiY7eEA7AWC0B1iUyLMUKGBzhEU2aZTUuGoe56pWiiAReRtkpoBEiGJqGofE6Bx8c_eZAV21jPtCiQ5gC32X0gpA7VbE25TzjOH0uBy7iD8AHEJ4zs/s200/PC212561.jpg)
照明LEDを基板からもぎ取って、金属カバーを外してみた。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6tkDzg98BBq30kyIqT_sE0DsRaBLIHe5FF1L9P2oTGarsy4p4iUaEV18oTGD1h-QtD8HEAdxAJPN4VgN4nRCsw8z5xAVQ_QzP62JTUQhenXzBAlYJY3zUfXHB7hJYO_v_8jSEAcxyuKQ/s200/PC212577_1.jpg)
さらに上の一層(左)を引き剥がしてみた。
この状態でも光るのかは不明。というか構造がわからん。
実体顕微鏡がほしい瞬間です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEij3cNJo0Ot4EM-i-hpIcZD59BCLi_lZNdQ1r_dY2JDtYBQrrSGjMKyYVymKR-EZDG7K6gDgMqf9ZGnslKVyGjwNzf37Wg9gNMmODQ7N9as4IK5-f_RWBOK6DC3relL-B4_cdGql38CFUs/s200/PC212365.jpg)
受話用スピーカー。着メロ用のに比べてずいぶん小さい。
半田付けリード線はなにげに初登場(!)です。
カメラ解剖
分解したときの順番からはずれるけど、先にカメラ部行きます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgruIereXrQsQyBiAaj2CDDL43f02KS9wM08gmjhx_1tsZdhXBDu2DeiezKQgK63vSBTljsfQvjMjjyjDOpkI7fgAAC-_oKtIihbxreEFVwIkSzPd223x-B34vExbaaw8IK06WN3y5Hpfg/s200/PC212539.jpg)
基板だけ摘出したいので、本体側とのフラットケーブル(?)を切断。
切ってみてはじめて気付いたこと、実はこのケーブル二層になってた。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0PV_iOMPbLrCrIMfWpzIcuA8-UkoSe0alZ1UhN9G6udPM0-nB5iFy3UbQ1uUWBLZQQJDZwBQ0VcsG5PeAdzw_oYyeaWRrc2X3oQlrde8NGW_EvpkY-kqJ8kQLpldOCd3yWXXUTsqtL88/s200/PC212551.jpg)
写真奥のコネクタを外すと、レンズと撮像素子をまとめたユニットが取れます。
レンズユニットのサイズは小指の先ぐらい。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiG_si5UxVktIrlYbpushi9qTZMx308aKnuwknueRQ1MhPCWrBDtuYpBSGSg2Pw-k1vEGBY73FWXv5JIEBvqwyHhegGG2bIJjAZ-imHYt7mQVNTZiUdvW_DWbqN46QMBKyw4Y5UbNHgGrA/s200/PC212555.jpg)
基板にはめられてたレンズを外して、裏返してみました。
あらわになった撮像素子はCMOSかCCDか……
見ただけで判断できる知識はありません。
レンズ側には何に使うのかガラス板が数枚見えます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiG0Gj22H8Xey5Qs5Uke-HHgAezQXi3Ehv6LuCPtzQbE0NmLDFvzSzKUw_Gzx03u-MNPkPewHlYD0Rdyw8ryRho9XASJQ2z7g1-SL7PdcggmBODamgd_W7uzkgr9wprt-AWC1qasJ44dC8/s200/PC212559.jpg)
レンズ内のガラス板の一枚。むりやり取ったので欠けてる。
これだけ見ても何に使うのかわからない……
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgb_JMIpa3qi7odGH_j6SroB1iWGpTwuIU6Q9p1TQHv_46RPNYGT_x2dPWM5FTo5rJJ7aEodifc1F7xKc4geV-AWNaOoaXV_cL3QJxCedWQUgRonSlM9CR587uk-MGoixRABkxjudrXaEs/s200/PC212581.jpg)
撮像素子に最接近してみたけど、表面のパターンは映りっこないね。
やっぱ部屋に実体顕がほしいよぉー
ヒンジ
ヒンジってのは蝶番のことです。ようは折り畳み携帯の折り目のとこね。
ここを外せば、いよいよ液晶画面が裸になりますぜ。
本体側とつながってるケーブルに力がかからんように気をつけつつ作業します。
2つの部品の穴を、1つの軸で貫くっていう機構してますね。
なるほどこれなら中にケーブル通してのまま回転できるわけです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhVNcJfXUUdcPgS-0F9Cces2dgYVEnRi2yMvFMRabuSBdRUCEHamdh3YG7z-v3FHsZWX_wtMp8SHfXUU0tg3-oeKICLs-8RnyBQZCRaHAPsAKnskLGgDShGZN1nBPyaZRHwKdpes5b32Xk/s200/PC212373.jpg)
写真だと一瞬だけど、ここ外すのけっこう苦労しました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhaDtNUrrhU1HdhCO9XHeeVUIqE9fLBTqRUQGGfkkDWR4JU8c3IzuoWaix4PsJv7RPOQpRiAdYiN_x2X8bV3S-1ENngJZmCV_kSKIHgkkxHxmu8AJqDJhV4MjcdGRODM8LHlrD7SLM9UNU/s200/PC212379.jpg)
軸の耳みたいなとこは実は外せます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZd_tRbpoiZ9GEoCCMSr9aVJFVJ6g9fdnI2kTYbajvqSlamIdign1KK3KF5QkOa-VqTYfb93lFizSMzTZUu1gqmQ71pFkyVw9Bbh5hePga53LmG72HhASc4FBETwRW36AAcozF_LHZa0I/s200/PC212381.jpg)
貝柱みたいなこの部品は、切れ目のところで回転します(上下比較)。
開ききったときの「カチっ」って音は、実はこの貝柱から出てました。
さて、上下がケーブル以外は完全に外れたので移動の自由度が増しました。画面側のプラ板はこれで外せます。
横の赤黒にょろ♪はスピーカーケーブルね。
とりあえずひと区切り
疲れた。まず長いよねこの記事。あと写真の数が半端ない。
画面側の分解写真は撮影枚数ベースで150枚を超えてた。
プロジェクトに使ってるフォルダはいまこれだけで900MB弱の容量食いです。
次回予告
ついにLCDユニットの解剖に入るやみ。
撮影は困難を極め、時間だけが徒に過ぎてゆく。
一瞬の不注意からガラスを通る一筋の裂け目。
液晶分子が漏れ出し、ユニットに染みが広がる。
気付けば、すでに外は東雲の映える景。
すべてを決然と乗り越え、長く永い分解の旅は この果てへと続いてゆく……
次回携帯分解、最 終 回 『γ』。
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