スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

7月, 2025の投稿を表示しています

コンテッサ・セコンダの分解掃除・座面取り外し方法。脱水工程が鬼門。

続けてコンテッサ・セコンダの分解掃除をやっていく。 前回 は背もたれを取り外して丸洗いしたのであった。 今回は座面を外す。元通り使えるようになるまでトータル3日間くらいかかったので、代替の椅子を見つけておいてからの方がおすすめ。また少しでも乾燥を早めるため天気のよい日に作業開始するのがよい。 作業前の汚れ状況 座面は全体がうっすら黒ずんでいる。あと過去に一度お茶をこぼしたのだが、その染みも残ってしまって取れない。 お茶をこぼした跡( 右端の染み) 座面を取り外す この作業はさして難しくない。 ボルトを回す作業空間を確保するため、まず座面前後位置を調節して前いっぱいまで引き出す。 その状態で椅子を横倒しにする。裏面にボルトが4つ見えるので外す。 六角レンチは大きめのものを用意しないと、うまく回せないかもしれない。 次に座面の前後スライドつまみを左右とも握って、ロック解除状態にする。 そのまま座面をフレームから外す(座面の前側から先に外すようにすると外れやすい)。 座面の裏側についているレールの金具が取れて落ちてくるので気をつける。 ①ボルト2本 ②スライドつまみ1個 反対側にも同じものがある 座面前後スライドつまみ周辺図を以下に示す。 つまみを倒すとギザギザ同士の噛み合わせが解ける。これでレールに沿った前後移動が解禁される仕組み。 今回はあらかじめボルトを外してあるので、つまみロックを解除するだけで、座面がフレームからパコっと外れる。 座面を外した椅子。普段は手が入らないフレーム基部まで露出しておりスーパー水拭きチャンス。 ポリッシュフレームの曇りも、ピカールみたいな研磨剤を使って磨けば復活できそうな気がする。今回は面倒なのでやってない。 取り外した座面をながめる 外した座面はこんなふう。 イエローざぶとん 裏面はこう。ざっくりプラで裏打ちされた硬めのクッションという理解でよさそうだ。 このあと丸洗いするので、細かい部品はで紛失しないよう、先にすべて外しておくのがよい。そのような部品は全部で6つある。 左のつまみ&バネ付いたまま撮っちゃった バネはつまみの裏側に隠れており、つまみが元位置に戻るための反力を発揮している。写真のような感じで輪っか部分を差し込んである。 (座面を横から見た写真) 丸洗いをやっていく 風呂場に持ち込んで、ボディソープやら洗濯洗剤をぶっ...

コンテッサ・セコンダの分解掃除・背もたれ取り外し方法

PC作業用にオカムラのコンテッサという椅子を使っている。初代ではなくセコンダ(2代目)の方。これが近ごろ薄汚れてきた。 あちこちグレーに黒ずん(矛盾)でいる ファブリーズとかアルコール拭きとか試したけどぜんぜん効かない。なので各所取り外して洗剤でじゃばじゃば洗いたいのだが、ここでネックになるのは分解方法である。 結局ネット上には手順が見つからず自力で開拓したので、試行錯誤で得た知見をここにメモしておく。 背もたれ、公式の取り外し方法案内がない 説明書や公式サイトを見た感じ、ユーザーによる取り外しは想定されていなさそうな雰囲気を感じた。何しろ取り外し方法の案内が一切ない。みんな掃除したくなったときどうしているんだろう。 というかんじで、今回も完全自己流で作業していく。 ※Webでは個人による非公式の説明が数件見つかるが、中身はすべて初代での情報だった。調べた限りセコンダの分解方法に関する記載はどこにもなさそうである。 最初にヘッドレストの取り外し エクストラハイバック仕様のため大型ヘッドレスト(枕みたいなやつ)がついている。状況がシンプルになるので最初にこれを外すのがよい。 機構は簡単で、普通のボルト4箇所で固定されているだけ。六角レンチで外れる。 初代コンテッサはインチ規格の工具が必要だったみたいだけど、セコンダはすべて普通のレンチで外せた。いいぞやってけ滅ぼせ帝国単位。 モナカみたいにパカッと2つに割れる構造をしていて、これが普段は椅子フレームのバーを上下から挟み込んでいる。 半分外したところを下から眺めた図 このフレームバーも普段は掃除できない箇所。アルコール拭きなどしておいた。 背もたれ本体の取り外し(上) 背もたれはフレームの4箇所で固定されている。上下2箇所ずつに分けて作業する。 まずはわかりやすい上側から、フレームの左右外側に見えているボルトを六角レンチで外す。 【注意】左右のボルトを抜くとフレームの上バーがいきなり抜けて落下してくる。うっかり体重をかけないこと! さっきのヘッドレストが挟んでいたバーです 背もたれ本体の取り外し(下) 残りの2箇所は、背もたれの下の方にあるプラ棒の中に隠されている。 上写真のように段差からマイナスドライバーを入れて、黒いプラ蓋を外す。すると隠されていた金具が顔をだす。 ホコリがすごい ここの構造だが、金具はネジ式ではなく...

LIXIL 室内引き戸のオススメ戸車掃除方法。ドアは外さずその場で分解。

 うちの1Fドアはすべて引き戸にしてある。この仕様はさまざまな面で大変便利なのだが、戸車にゴミがたまるのは大きな悩みだった。 ガラス入りハイドアの掃除という苦行 引き戸は↓のようにレールの上に載っている。 戸車に巻き込まれた髪の毛やホコリが周囲にはみ出しており、近くで見るとだいぶ汚らしい感じ。 掃除前の引き戸 戸車はドアの底面にあるので、ここを掃除するには引き戸全体をレールから外し、床に寝かせて作業する必要がある。 しかし問題があって、この引き戸はめちゃめちゃ大きく重いのである。 体重計に載せるだけでも大変な苦労をした 雑計測で19kgある。ガラスが中に入っているタイプのため重量がたいへんかさむようだ。あと下手に扱うと割れそう。 しかも高さが230cmもあるハイドア仕様で、下手に持ち上げたり斜めにすると天井を突き破る。さらにドアのすぐ目の前がキッチンシンクになっており周囲の作業性も悪い。 といったふうで、だいぶ辛い掃除の一つだったのだが、 ある日気づく「これ、ドア自体は外さなくていいやつじゃね?」 というのは、ドア自体をどうこうせずとも、こうしてネジを外せば戸車ユニットだけを分離できる作りになっていたからだ。 ロンドン地下鉄がトンネルから出てくる写真 を思わせるピッタリさ。かわいい。 きれいなトンネル 外した戸車は軸にしっかりと髪の毛が巻き付いていた。車輪もろくに回らない状態。 これでも前回の掃除から半年しか経っていないのにね。 以前の掃除方法は「ドアに付いたままの戸車車輪に、脇から無理やりピンセットを突っ込んでゴミを引き抜く」という感じで、時間はかかるし取り切れないゴミも出るという感じだった。 しかし今回は戸車だけを個別で露出できている。改良された手法によりゴミ取りのしづらさが劇的に解消された。 このように完璧なゴミ除去に成功。車輪がちゃんと軽快に回る。 住み始めた頃のように軽い力でドア開くようになってうれしい(ついでにレールの溝に落ちたゴミも取っておくとよいぞ)。