雪っていいなぁ。 ナメてるっていわれてもいいもんね。 埼玉人には雪なんて純粋に珍しいんだけだもんね。 # 塵が積もって山になるのをずっと見てるってのが好きなやみです。これはあれです。ねくらというやつです。 子どものころから きれいな雪の結晶を見るってのがひとつ夢でした。 黒いシートの上に雪を受けてさ、それをルーペで見る。六角のきれいな平べったい氷が見えるのです。 むかしテレビ(ポンキッキかな)で見てもう憧れあこがれ。それから雪の日のたびに思い出してはチャレンジしてたのです。 なんせ年に1回あるやなしやのチャンス、今年こそは成功させようと、決意も新たに相棒のリンパタンもって外に出るのでした。 いじょうあらすじおわり。 雪を受ける板。 広い面積が確保できて 薄くて(冷えやすいように) 黒いもの っていうとこれがなかなかないのよね。 大学の Cario を使うことにしました。妙に硬いファイルです。 これをしばらく外で冷やしてから、雪の下に置く。 おお、水っぽくない! いい雪だ! かけら雪にピント合わせて撮るぜとるぜ。 おおおおおすげえええ見えるみえる!! もっと近づけるっ!! うまくいけば予想外にいい絵ができるっぽいです。やったね! かたまってるとこもなかなか。 ↑と似た形のやつはいっぱいありました。 こんなのが、 いっぱい。 逆に端っこが針葉樹みたくギザギザになってるやつはどうしてかレアです。細くなってるぶん溶けやすいんだろうねー。 気温が低ければ細かいギザギザがもっと見えたのかもしれない。 ここらへん わりと細かいのが残ってるかたまり。 しかしこうしてすぐ溶ける。 ちなみに1時間くらいかけてぜんぶで100枚ちかく撮ったけどほとんど失敗。 つまりこれは技術的困難です。挑戦です。ロマンです。 雪の結晶のなにが難しいって、すぐ溶けちゃうってとこ。 かけら雪ならさいしょから秒単位の寿命。 それが顔近づけたついでに鼻息なんかかかっちゃうと、90割増しのスピードで水に。あわわ……。 んで、保存にかかる時間を考えると 同じ結晶で二枚は撮れないのです。 きれいな結晶が落ちてくるのは確率問題。どんなにきれいでも撮るのは一発勝負。あとはひたすら待つまつマツ松茸。 外撮りは寒いし、レンズも曇るし、近づきすぎてピントずれるしで、もうたいへんです。 溶けかけも溶けかけできれい。 SFガジェット...