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10月, 2024の投稿を表示しています

GoogleIMEで英語キーボードを使う設定。半角全角キーがないのにどう対処するか。

日本語環境で英語キーボード(ANSI配列)を使うためにやっている設定について。 自分は かわいいキーボードが使いたいという一点で英語配列を選んだ ので、スタンスが中途半端という気もしている。実用性でキー配列を選んだわけではないという意味で。 ANSI配列では何が困るのか keychronのANSIキーボード 英語配列にスイッチする場合、以下の点が問題になりそうに思う。 半角全角キーがない これが一番困った 未だに改善したい気持ちがある 変換キー、無変換キーがない。ひらがなカタカナキーもない このあたりは人によっては不便かもだが、自分は特に困らなかった かな印字がなかったり、記号の配置がちょっと違ったり わりとすぐ慣れた 余談だがANSIの読みはアンシーで良いらしい。安西ではない。 どうやって日本語入力ON/OFFを切り替えるか 結局のところ問題はここに集約される。 キーボード側には半角全角キーが存在しない。その位置にはバッククォートが置かれている。 またOSの設定を「接続したキーボードは英語配列である」とすると、仮に半角全角キーを押してもバッククォートが入力されるだけになる。 とくに2つ目の挙動がやっかいだ。 VIAなどでキー配列をカスタマイズすれば、英語キーボードにも半角全角キーを設置することはできる。しかしそれを押したところでPCに入力されるのはバッククォートである。 基本的に、日本語キーボードと同じ感覚でIME ON/OFFを切り替えられる半角全角キーは作ることができない。 Alt+` による代替 (自分はこれの存在を忘れていたが友人に教えてもらった) 特徴は 特に設定変更などをする必要なくデフォルト状態で使える 2キーのうち1つは半角全角キーの位置にあり、移行ギャップが少なそう ただこの方法は押すたびに手の位置をホームポジションからずらさないといけないので、頻繁に使う場面では若干面倒に感じた。 Ctrl+Space による代替 半角全角の代わりとしてよくオススメされるのはCtrl+Spaceのようだ。半角全角とだいたい同じ距離で迷わず押せるためか。 Alt+` と違って手をずらさず押せるのがよいと思っている。 GoogleIMEのプロパティ > キー設定 > 編集 から上のように設定を追加することで、Ctrl+Spaceを押すごとにIME切り替え...

好きなフレーズ:「光陰矢の如し」に関するWikipedia論考

Wikipediaにある説明がどうにもシュールで、定期的に読みに行ってしまうくらいには好きだ。せっかくなのでここに引用しておく。 ChatGPTが謎にかっこいい絵を作ってくれた 単語の文字列を解釈する方法は様々である。例えば、 Time flies like an arrow. (光陰矢の如し)という文字列は以下のように様々に解釈できる。 典型的には、比喩として、「時間が矢のように素早く過ぎる」と解釈する。 「空を飛ぶ昆虫の速度を矢の速度を測るように測定せよ」つまり (You should) time flies as you would (time) an arrow. と解釈する。 「矢が空を飛ぶ昆虫の速度を測るように、あなたが空を飛ぶ昆虫の速度を測定せよ」つまり Time flies in the same way that an arrow would (time them). と解釈する。 「矢のように空を飛ぶ昆虫の速度を測定せよ」つまり Time those flies that are like arrows と解釈する。 「"time-flies"(時バエ)という種類の昆虫は1つの矢を好む」この解釈には集合的な解釈と個別的解釈がありうる。 「TIMEという雑誌は、投げると直線的な軌跡を描く」 source

Panasonic空気清浄機 F-PXT55 からパチッ……パチッ……と異音がするのを直した。簡単修理1時間、部品代1500円。

空気清浄機 F-PXT55 を寝ている間寝室で稼働させている。 さいきん稼働中、「パチッ」という音が30秒間隔くらいで鳴り続けているのに気づいた。電磁リレーが閉じるときのような実体を伴った音である。 寝室での異音は気になると寝れなくなるので、修理することにした。 https://panasonic.jp/airrich/c-db/products/F-PXT55.html 症状 内部のスイッチがカチっと切り替わったときのような音がする 最初は動作モードの切り替え音かな? と勘違いしていたが、1回きりではなく何度も鳴る 電源を入れた直後は鳴らないこともあるが、しばらくすると鳴り始める 光センサーで検知している設置場所の明るさは、とくに関係がない様子 吹き出し口の風向きを決めているルーバーの角度が一定になったとき鳴る ルーバーの動きがスムーズでなく、毎回ある角度でガクンと一気に動く 原因 結論としてはステッピングモーターの故障で、内部のギア欠けが原因で異音がする。 「F-PXT55 変な音」で検索したところ 価格コムで言及されている のを発見。そこに記載の動画URLが今回の症状そのものの修理手順だったので、同じ方法で直した。ほとんど付け加えることはない。本体型番がちょっと違うけど誤差。 部品の入手 壊れた部品の交換品を買う。同型番のステッピングモーターを単品で入手すればよい。 型番はMSBPC20A20。 動画では5000円くらいのものを買っていたが、Aliexpressで送料込み1500円があったのでこっちにした。特に問題なく動く。到着までは1週間くらい。 https://ja.aliexpress.com/item/1005004208837414.html スマホがぴったり入るくらいの簡素な箱で届いた 修理作業 動画と同じ手順でネジを外していくと外装がパキパキ取れる。わりと力がいる。 寝室用のため眩しい電源ランプはマステで隠している 本体背側のネジは長いドライバーでないと届かない。側面に見えるスリット状のくぼみの奥にネジがあるためだ。 使うドライバーは軸の長さが12cm以上ほしい感じ(普通に買うと軸長8-9cmの商品が多いと思う)。 あと、外装を外す邪魔になるので、最初にホコリ量検知レンズのカバーを取り外しておくのが大事。たまに掃除のため開けるところだ。...

Cakewalk最新版で再生停止時に元のタイムに戻させない方法。かなり分かりづらいUI。

最近いよいよSONAR4脱却したいと思ってCakewalkに再挑戦している。今のバージョンは2024.7 build108。 プロジェクトのプレイバックを停止するとその場ではなく再生開始タイムまで巻き戻る動作がデフォルトなのだが、この挙動は感覚にそぐわないので変更した。 のだが、この設定変更の方法がなかなかわからず苦労させられた。しばらくしたら絶対忘れそうと感じたのでメモしておく。 結論 「再生停止時にタイムを戻す」「戻さない」の設定はCtrl+Wを押すたびにトグルされる。 このトグル挙動は以下のキーボードショートカットに定義されている。そして他のメニューには存在していない。 SONAR時代はトラックビューの右クリックメニューからも設定できたらしいが、最新版ではそういったメニューが消えている。 さらに悪いことに、現在の設定状態を表示するUIも存在しない。 思うこと Ctrl+Wといえば全国的にウィンドウやタブを閉じるショートカットキーである。うっかり押しがちなそういうキーにサイレントな挙動変更を割り当てるのは感心しない。 この件に限らず、Cakewalkのキーボードショートカットは多くのWindowsソフトと思想が違うのでわりと戸惑う。SONAR時代の方がわかりやすかったなあと考えずにはいられない。 (わかりやすいというか、標準設定のキーバインドがそれほど多くなかったというか) ※フェアネスのために 自分はCakewalk Pro Audio 4.0が一番最初に触れたDAWなので、なんでもそれ基準で考える老害的な癖がついている、とも申し添えておく。 ただそこを差し引いても、たとえばPhotoshopなら4.0Jから触っていて最新版に至るまでそれほど操作ギャップはないのだが、これと比較するとCakewalkの方は色々変わり過ぎてて辛くないですか……?  もうユーザー残ってないから誰も気にすることないのかな。

Nvidia Broadcast が Windows11 24H2 で動作しない問題。完全解決する策なし。

Windows11を24H2にアップデートしたところ、Nvidia Broadcastが動かなくなってしまった。Hotfixも適用してみたが解決しない。 この記事にはとりあえず状況をまとめる。詳しい調査みたいなのは関連記事で。 環境 Windows 11 Home 24H2 ビルド 26100.1882 24H2 累積更新プログラム (KB5043178) インストール済み カメラ本体の機種は NexiGo HelloCam N930W 1080-30pの可視光カメラと Windows Hello 用IRカメラ搭載 RTX4070Ti GameReadyドライバ 565.90 症状 例えばGoogleMeetでNvidia Broadcastを使おうとするとこうなる。 「Meet でカメラを使用できません」のエラー 見慣れない「Windows 仮想カメラ」が増えている これはスマホをWebカメラとして使えるようにする24H2の新機能に関連しているらしい 使うアプリによっては仮想カメラの方が候補に出ない場合もある(Zoomとか) Nvidia Broadcastカメラも通常版と仮想カメラ版の2つが選べる しかしどちらのカメラを選んでも映像入力は無のまま ダメなのはNvidia Broadcastカメラの方だけで、Nvidia Broadcastマイクはちゃんと動作してそうに見える 対策 NvidiaからHotfixが出ているので、とりあえずこれを当ててみる →  https://nvidia.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5553/ これの中身はHotfixという名前から想像される小さなパッチではなく、Nvidia Broadcastの最新版 1.4.0.38 がまるごと入っている(通常のインストーラーは1.4.0.29が最新)。 インストール手順について。面倒でも既存のNvidia Broadcastは一旦アンインストールし、再起動を挟んでからHotfixをインストールするとよい。 1.4.38.0が入った状態になる ただこのHotfixはInsider Preview版の24H2における問題を解決するもので、正式リリース版に完全対応したものではなさそうだ。その証拠に24H2の正式リリースはほんの数日前で...