さて実験を続けようか、とそのまえに前回のあらすじ!
味覚分布ってほんとなのか確かめてみるよ。
紙にいろんな液ひたしてベロの上に置くんだよ。
甘いのは先っぽの方で感じてるみたいよ。
あれだけ作業したのが三行でせつめいできてしまった。
まいっか。作業と三行って似てるしな。しかたない。
いつかサッカリンが手に入ったら甘味再実験してみたいです。
ちなみに砂糖 1.0 g/ml 液の味は
「ガムシロには負けるけど、ジュースのレベルはとっくに逸脱してる甘さ」
でした。
塩味
「シオミ」と読むようだ。なんだかデスノートで殺されそうな名前だね。
塩味って生理的にはNa+を感じてるらしいぞ。
つまりナトリウム性の物質ならなんでもしょっぱいのだ。へええ。
なわけで
ナトリウム源といっても金属ナトリウムそのまま食うわけにはいかんですよ。
アレ直に食ったら口の中で爆発するし爛れるしで、とても素敵ことになるのです。
私はおにいさんではないので爆発なんてごめんだ!!
水10に対して塩化ナトリウムは3.6g弱溶ける。
ギリギリ溶かすのは大変なので3.0gにした。
実験は砂糖と同じことを塩でするだけ。
とくに書くこともないのでさくさく行っちゃう。結果~
◎:はっきり塩っぱい
○:かすかに塩っぱい(味が分かるまで時間がかかる)
×:味がわからん(水じゃない、ってだけわかる)
-:水と同じ
塩3g/10ml という濃さは、かなりキツイ。
味で言うと、作った料理がこんくらい塩っぱかったらめっちゃ凹むレベル。
これは味覚分布地図説に破綻の予兆……。というわけで
塩味を感知しちゃうグランプリ一位は舌の先っぽ!
酸味
"tuski" とかって歌います。それはサーミだ。はいごめんなさい。
そんな酸味は
期待通りの位置に
スポットしてくれるかなっ!?
ところで酸味ってなに?
なんか聞いた話
「酸性なら」わりとなんでも酸っぱいらしいよ。
酸味はH+を感じてるんだって。
へええ。
でも柑橘の酸っぱさと酢の酸っぱさは違うからなー。
違いはたぶん混ざりものの問題なんだろうな。
レモン汁を使えたらラクでいいんだけどな。
あれ塩味も混ざってるし感覚融合とかいうのが起きるらしいからな……
そんな酸味を出すサンミゲンに選ばれたのはこちら!
果汁ぽい香りも塩味も苦味もまったくしない、クエン酸!
見た目は塩と区別が付かないただの粒、クエン酸!
ベロにちょっと乗せただけで強烈に酸っぱい、クエン酸!!
そんなクエン酸がおすすめ。薬局でふつうに置いてあるからぜひ買ってみて。
300円くらいだと思う。まず味だけで楽しめるし、飲み物にいれても遊べる。そのうえ電気ポットのお掃除にだって使えちゃう。
溶解度を調べてみると、
クエン酸は水と等量くらい (1 g/ml) までは溶けるらしい。
ちょっとケチって0.75からスタート!
◎:はっきり酸っぱい
○:かすかに酸っぱい(味が分かるまで時間がかかる)
×:味がわからん(水じゃないってだけわかる)
-:水と同じ
いかにケチったとはいえ、
0.75 g/ml はあいかわらずベロが痺れる酸っぱさ。
敏感肌なひとはもっとたいへんかも。
0.5 g/ml あたりだと、飲み物としてギリギリ楽しめる。
夏みかんの中でも酸っぱいほうレベルの味。
やーい味覚分布派涙目ー!!!
酸味を感じるはずのポイントが、
まったく酸味感知できなかったという展開!!!
うま味
うま味と言えば、
ご存じジャンクフードに大量に含まれているあれ。
コンソメとか味覇とかそのまま食うと舌に残るあれ。
残った後味がまんまジャンク風味でびっくりすること請け合い!
でもおいしいからゆるす。敬具。
味の素、うま味以外にもかなり混ざりもの多そう。
(本当は純粋なグルタミン酸ナトリウムがほしかったのですが)
これが料理にかけると「すげえ合成調味料っぽい」かんじの見た目になるんだけど
どうみても結晶が長っぽそいせいだと思う。
粒々型の味の素ってのを出したら
なんか天然っぽい雰囲気漂っちゃって
きっとバカ売れするぜ(← 無責任。
グルタミン酸ナトリウムはあんまり水に溶けないらしい。
(調べた溶解度は 0.1 g/ml だった)
今回は使ったのがMSG単体じゃなく味の素だったので、
そのぶん混ざりものがあったから苦労せずに溶けたんだと思う。
味・覚・判・定!
◎:はっきりうまうー
○:かすかにうまうー(味が分かるまで時間がかかる)
×:うまわからまうー(水じゃない気がするぅまうー)
-:水とおんなじうまうー
試行回数が順調に減っている。まあしかたない。
うま味って「はっきり」とか「かすかに」とか言いづらいんだもの。
なんとなくうまい。うまうー。
じゃあこれツープラス(○)かしら。そんなかんじでした。
ていうかね、
腹減るんですよ、
味の素食ってるとね。
うまああああうううううううーーーーーー
ってなるの。
だからねほらデータ少ないの許してください僕ってばただはやく夜ごはんにしたかっただけなんですほんとよほんと。
図になっちゃうとわかりやすいんね。
うまうーは舌の中心線でしっかりうまうー!
「苦味以外の味がしないもの」が必要だ
味覚には感覚融合という特性がある。
五つの基本味は混ざり具合しだいで強め合ったり、
逆にぜんぜん無味になったりするんだと。
そのうえ嗅覚とも融合が起きるらしい。
そういえば鼻つまんで飯を食うと味気ないもんな。
舌に砂糖水乗せてたときだけど、鼻で息したら砂糖の匂いがして、
なんか味までしてきてた。
そんなふうで、錯覚と融合ってかなり紙一重。
だから今ほしいのは純粋な苦味だけを発する物体。
他に味も匂いも出さない、苦味の塊。
……なんだけど
いざ探してみるとこれがぜんぜん思いつかない。
コーヒー…… は酸味があるしダメかな。
香りもするし。うま味だって出てるかも。
ゴーヤ? 少なからず野菜の糖とかが入ってるでしょ。
正露丸? いやアレは味よか匂いの塊だ。
候補選定
こう書いてて気付いたんだが
「苦味」より「ビター」の方がずいぶんスウィートな印象だ。
ハッカ油。かなり苦い。
あとミントっぽいメントールの香りがスースー。
香りがついてるのはNGポイントだけど、
味の方はこれ以上ないほど純粋な苦味だった。
これは使える!
……でもよく考えたら油って水で薄められないじゃんねー。。。
そんなわけでパス。ひまし油なんかも同じ理由でダメ。
重曹。またの名を炭酸水素ナトリウム。
粉っぽい合成品で匂いフリー。混ざりものなし。
そんでもってアルカリ性なのでしっかり苦い。
おおお!!!
しかし苦さと同時に塩っぱいのだ。
なぜってナトリウム性物質だからさ! 残念っ!
ああ、やだなあ。結局これしかないのか。
最終兵器ジョイ。食器用洗剤。弱アルカリ性。含界面活性剤。
匂いはあるけど仄かな程度なのでたぶん大丈夫。
味はもうこれ以上ないってほど苦い。
苦味以外は定義不能の特異点状態。
そんでもって水で薄められる。
もう腹くくります。
いやもういっそ舌くくります。
きれいな絵がかえって凶悪さを引き立たせる
DO NOT TRY THIS AT HOME!!
DO NOT TRY THIS AT HOME!!
リアルに魔術的な景色ですね。
今回いちばん実験ぽい絵がこれとはなんと皮肉な。
もとのジョイにどのくらい水が入ってるのかは知らんけど、
これそのまま舐める気にはまったくならない。
とりあえず半分に薄めてみよう。ジョイ50%溶液をつくるのだ。
こういうのは見た目がきれいなほど非食用感が強まってくってものです。
そんでもってこの混ざりかけがまたすごくきれい。
ヤ メ ロ
これは食い物じゃない。
ヤ メ ロ ヤ メ ロ ヤ メ ロ ヤ メ ロ ――――
―――――――――――――――――!
本能がなんか警告してるけど全力理性で無視。
あの頃の僕らはきっと全力で理性的だった。
だってほら!
食器用洗剤なら
食器に高濃度残留しても安全なようにできてるはず!
子供がジュースと間違って
飲んじゃっても兵器なおおっと平気なようになってるはず!
今回飲むわけじゃなくって
味確認したらすぐ口洗うし。なんどもなんどでも洗うし!
ほら水だって目の前のコップにいっぱい用意したよ!
ね、ほら! ねっ!?
……
DO NOT TRY THIS AT HOME!!
本当にありがとうございました。こうして貴い犠牲のもtアウチっ
◎:はっきりニガガガ
○:かすかにニガガガ(味が分かるまで時間がかかる)
×:わからんニガガガ(水じゃない気がするNGGG)
-:水とおんなじNGGG
ではそろそろまとめに
、入る前に
「お家で試すひとのための注意点」
結果けっきょく
そんなわけで、
ほんとの味覚地図はこんなふうだ!
全味共通!
舌先以外はほとんど味覚なし。
むしろ舌より口全体で味みてるっぽい。
味の種類ごとに場所が違ったりはしない。
匂いとか温度で味がかわっちゃう。
味覚分布ってほんとなのか確かめてみるよ。
紙にいろんな液ひたしてベロの上に置くんだよ。
甘いのは先っぽの方で感じてるみたいよ。
あれだけ作業したのが三行でせつめいできてしまった。
まいっか。作業と三行って似てるしな。しかたない。
いつかサッカリンが手に入ったら甘味再実験してみたいです。
ちなみに砂糖 1.0 g/ml 液の味は
「ガムシロには負けるけど、ジュースのレベルはとっくに逸脱してる甘さ」
でした。
塩味
「シオミ」と読むようだ。なんだかデスノートで殺されそうな名前だね。
塩味って生理的にはNa+を感じてるらしいぞ。
つまりナトリウム性の物質ならなんでもしょっぱいのだ。へええ。
なわけで
ナトリウム源といっても金属ナトリウムそのまま食うわけにはいかんですよ。
アレ直に食ったら口の中で爆発するし爛れるしで、とても素敵ことになるのです。
私はおにいさんではないので爆発なんてごめんだ!!
水10に対して塩化ナトリウムは3.6g弱溶ける。
ギリギリ溶かすのは大変なので3.0gにした。
*注意点*
「アジシオ」「ナントカ岩塩」じゃなくただの「塩」を選ぶこと。
アジシオは塩の粒に味の素くっつけたやつだ。
塩味+うま味の混ざりものだ。
この実験的には許されない混ざりものだ。
もじニガリ(炭酸マグネシウムとか)も入ってない
純粋な塩化ナトリウムが手に入るなら、
そっちを使ってください。
※にがり単体なら売ってるのにね。豆腐作るのにつかうやつ。
実験は砂糖と同じことを塩でするだけ。
とくに書くこともないのでさくさく行っちゃう。結果~
スポット | 0.3 g/ml | 0.1 g/ml | 0.03 g/ml | 0.01 g/ml |
---|---|---|---|---|
先(甘) | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
側前左(塩) | × | × | - | - |
側前右(塩) | × | × | - | - |
側奥左(酸) | - | - | - | - |
側奥右(酸) | ◎ | ○ | × | - |
奥(苦) | ◎ | ◎ | × | × |
中央(?) | - | - | - | - |
◎:はっきり塩っぱい
○:かすかに塩っぱい(味が分かるまで時間がかかる)
×:味がわからん(水じゃない、ってだけわかる)
-:水と同じ
塩3g/10ml という濃さは、かなりキツイ。
味で言うと、作った料理がこんくらい塩っぱかったらめっちゃ凹むレベル。
これは味覚分布地図説に破綻の予兆……。というわけで
塩味を感知しちゃうグランプリ一位は舌の先っぽ!
酸味
"tuski" とかって歌います。それはサーミだ。はいごめんなさい。
そんな酸味は
期待通りの位置に
スポットしてくれるかなっ!?
ところで酸味ってなに?
なんか聞いた話
「酸性なら」わりとなんでも酸っぱいらしいよ。
酸味はH+を感じてるんだって。
へええ。
でも柑橘の酸っぱさと酢の酸っぱさは違うからなー。
違いはたぶん混ざりものの問題なんだろうな。
レモン汁を使えたらラクでいいんだけどな。
あれ塩味も混ざってるし感覚融合とかいうのが起きるらしいからな……
そんな酸味を出すサンミゲンに選ばれたのはこちら!
果汁ぽい香りも塩味も苦味もまったくしない、クエン酸!
見た目は塩と区別が付かないただの粒、クエン酸!
ベロにちょっと乗せただけで強烈に酸っぱい、クエン酸!!
そんなクエン酸がおすすめ。薬局でふつうに置いてあるからぜひ買ってみて。
300円くらいだと思う。まず味だけで楽しめるし、飲み物にいれても遊べる。そのうえ電気ポットのお掃除にだって使えちゃう。
溶解度を調べてみると、
クエン酸は水と等量くらい (1 g/ml) までは溶けるらしい。
ちょっとケチって0.75からスタート!
スポット | 0.75 g/ml | 0.5 g/ml | 0.2 g/ml | 0.1 g/ml |
---|---|---|---|---|
先(甘) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
側前左(塩) | ○ | × | - | - |
側前右(塩) | ○ | × | - | - |
側奥左(酸) | - | - | - | - |
側奥右(酸) | - | - | - | - |
奥(苦) | ○ | ◎ | ○ | ○ |
中央(?) | - | - | - | - |
◎:はっきり酸っぱい
○:かすかに酸っぱい(味が分かるまで時間がかかる)
×:味がわからん(水じゃないってだけわかる)
-:水と同じ
いかにケチったとはいえ、
0.75 g/ml はあいかわらずベロが痺れる酸っぱさ。
敏感肌なひとはもっとたいへんかも。
0.5 g/ml あたりだと、飲み物としてギリギリ楽しめる。
夏みかんの中でも酸っぱいほうレベルの味。
やーい味覚分布派涙目ー!!!
酸味を感じるはずのポイントが、
まったく酸味感知できなかったという展開!!!
うま味
うま味と言えば、
ご存じジャンクフードに大量に含まれているあれ。
コンソメとか味覇とかそのまま食うと舌に残るあれ。
残った後味がまんまジャンク風味でびっくりすること請け合い!
でもおいしいからゆるす。敬具。
味の素、うま味以外にもかなり混ざりもの多そう。
(本当は純粋なグルタミン酸ナトリウムがほしかったのですが)
これが料理にかけると「すげえ合成調味料っぽい」かんじの見た目になるんだけど
どうみても結晶が長っぽそいせいだと思う。
粒々型の味の素ってのを出したら
なんか天然っぽい雰囲気漂っちゃって
きっとバカ売れするぜ(← 無責任。
グルタミン酸ナトリウムはあんまり水に溶けないらしい。
(調べた溶解度は 0.1 g/ml だった)
今回は使ったのがMSG単体じゃなく味の素だったので、
そのぶん混ざりものがあったから苦労せずに溶けたんだと思う。
味・覚・判・定!
スポット | 0.1 g/ml | 0.33 g/ml | 0.01 g/ml |
---|---|---|---|
先(甘) | ◎ | ○ | × |
側前左(塩) | × | - | - |
側前右(塩) | × | - | - |
側奥左(酸) | - | × | - |
側奥右(酸) | - | - | - |
奥(苦) | ◎ | ○ | - |
中央(?) | ○ | ○ | × |
◎:はっきりうまうー
○:かすかにうまうー(味が分かるまで時間がかかる)
×:うまわからまうー(水じゃない気がするぅまうー)
-:水とおんなじうまうー
試行回数が順調に減っている。まあしかたない。
うま味って「はっきり」とか「かすかに」とか言いづらいんだもの。
なんとなくうまい。うまうー。
じゃあこれツープラス(○)かしら。そんなかんじでした。
ていうかね、
腹減るんですよ、
味の素食ってるとね。
うまああああうううううううーーーーーー
ってなるの。
だからねほらデータ少ないの許してください僕ってばただはやく夜ごはんにしたかっただけなんですほんとよほんと。
※ご飯食べたら味覚が変化しそうなので、
この実験は空腹状態で行っています。
図になっちゃうとわかりやすいんね。
うまうーは舌の中心線でしっかりうまうー!
「苦味以外の味がしないもの」が必要だ
味覚には感覚融合という特性がある。
五つの基本味は混ざり具合しだいで強め合ったり、
逆にぜんぜん無味になったりするんだと。
そのうえ嗅覚とも融合が起きるらしい。
そういえば鼻つまんで飯を食うと味気ないもんな。
舌に砂糖水乗せてたときだけど、鼻で息したら砂糖の匂いがして、
なんか味までしてきてた。
そんなふうで、錯覚と融合ってかなり紙一重。
だから今ほしいのは純粋な苦味だけを発する物体。
他に味も匂いも出さない、苦味の塊。
……なんだけど
いざ探してみるとこれがぜんぜん思いつかない。
コーヒー…… は酸味があるしダメかな。
香りもするし。うま味だって出てるかも。
ゴーヤ? 少なからず野菜の糖とかが入ってるでしょ。
正露丸? いやアレは味よか匂いの塊だ。
生物学辞典の「味覚」の項目には
苦味(塩酸キニン)
とか書いてあった。んなもん持ってるわけねえだろバーカバーカ!
候補選定
こう書いてて気付いたんだが
「苦味」より「ビター」の方がずいぶんスウィートな印象だ。
ハッカ油。かなり苦い。
あとミントっぽいメントールの香りがスースー。
香りがついてるのはNGポイントだけど、
味の方はこれ以上ないほど純粋な苦味だった。
これは使える!
……でもよく考えたら油って水で薄められないじゃんねー。。。
そんなわけでパス。ひまし油なんかも同じ理由でダメ。
重曹。またの名を炭酸水素ナトリウム。
粉っぽい合成品で匂いフリー。混ざりものなし。
そんでもってアルカリ性なのでしっかり苦い。
おおお!!!
しかし苦さと同時に塩っぱいのだ。
なぜってナトリウム性物質だからさ! 残念っ!
ああ、やだなあ。結局これしかないのか。
最終兵器ジョイ。食器用洗剤。弱アルカリ性。含界面活性剤。
匂いはあるけど仄かな程度なのでたぶん大丈夫。
味はもうこれ以上ないってほど苦い。
苦味以外は定義不能の特異点状態。
そんでもって水で薄められる。
もう腹くくります。
いやもういっそ舌くくります。
きれいな絵がかえって凶悪さを引き立たせる
DO NOT TRY THIS AT HOME!!
DO NOT TRY THIS AT HOME!!
リアルに魔術的な景色ですね。
今回いちばん実験ぽい絵がこれとはなんと皮肉な。
もとのジョイにどのくらい水が入ってるのかは知らんけど、
これそのまま舐める気にはまったくならない。
とりあえず半分に薄めてみよう。ジョイ50%溶液をつくるのだ。
こういうのは見た目がきれいなほど非食用感が強まってくってものです。
そんでもってこの混ざりかけがまたすごくきれい。
ヤ メ ロ
これは食い物じゃない。
ヤ メ ロ ヤ メ ロ ヤ メ ロ ヤ メ ロ ――――
―――――――――――――――――!
、 | 、 | 、 | |
コ | イ | ツ | を口に入れてはいけない! |
本能がなんか警告してるけど全力理性で無視。
あの頃の僕らはきっと全力で理性的だった。
だってほら!
食器用洗剤なら
食器に高濃度残留しても安全なようにできてるはず!
子供がジュースと間違って
飲んじゃっても兵器なおおっと平気なようになってるはず!
今回飲むわけじゃなくって
味確認したらすぐ口洗うし。なんどもなんどでも洗うし!
ほら水だって目の前のコップにいっぱい用意したよ!
ね、ほら! ねっ!?
……
DO NOT TRY THIS AT HOME!!
本当にありがとうございました。こうして貴い犠牲のもtアウチっ
スポット | JOY50% | JOY5% |
---|---|---|
先(甘) | ◎◎ | ○ |
側前左(塩) | - | - |
側前右(塩) | - | - |
側奥左(酸) | - | - |
側奥右(酸) | - | - |
奥(苦) | ◎◎◎◎ | ◎ |
中央(?) | - | - |
◎:はっきりニガガガ
○:かすかにニガガガ(味が分かるまで時間がかかる)
×:わからんニガガガ(水じゃない気がするNGGG)
-:水とおんなじNGGG
ではそろそろまとめに
、入る前に
「お家で試すひとのための注意点」
- 味覚には個人差があります。体調とか空腹具合の影響を受けます。食い物の見た目すら影響します。
- グラニュー糖とかはメーカーによって不純物の量が違うのでもしかしたら結果が変わってくる可能性があります。
- 温度によって味が変わります。たとえば人肌ぐらいなら甘味が強くなったり。ちなみに今回の実験室温は30±2℃でした。
- 厳密な実験ではないので学術的な文献ってレベルで信用されてもこまります。
- クエン酸で舌を焼かれないように気をつけてください。ことによると洗剤よりも後々のダメージがでかいです。
- 口内炎のひとはやらないほうがいい実験と思います。ふつうに悪化しました。ひりひり。
- 濾紙じゃなくティッシュを使うと紙が口ん中で溶けてアバババなのでおすすめできません。
- ベロの伸ばしすぎに注意。たまに顎が外れかけます。それで次の日が頭痛でした。
- 洗剤はやめた方がいいです。もし使うならすぐさま大量の水で洗い流せる準備を。弱いとはいえアルカリ性なら粘膜にはかなり悪いものです。というかそれ以前に口の中のエゲエゲ感がやばい。
結果けっきょく
- 舌の先っぽは何味でも敏感。
- 奥もかなり敏感。つぎが中央。
- 中心軸から左右に離れてくると鈍感になる。脇はほとんど何も感じてない。
- 味ごとに違いとかは*ない*。
気になるのは「奥がかなり敏感」だってことだけど、ほんとは奥の方ってふつうに鈍感だったよ。なんか実験失敗してただけ。
どうやら口の中って舌以外でも味感じてるっぽくて、それがまず原因だった。
↓こんなの試してみよう
- レモン汁つけた綿棒を口の中にぺたぺたつける。
- ベロの上に液が行かなくても味がしたりする。
- そんな場所がけっこう見つかる。舌の裏、歯茎の手前、喉仏。
で、苦味の場合は喉仏がかなり敏感に感じてくれるらしい。
ベロの奥の方に洗剤液載せる → 喉にもちょっとくっつく → 激しく苦い
そんな流れ。
途中から気付いてたけどやり直し面倒なので無視して続けた。
そんなわけで、
ほんとの味覚地図はこんなふうだ!
全味共通!
舌先以外はほとんど味覚なし。
むしろ舌より口全体で味みてるっぽい。
味の種類ごとに場所が違ったりはしない。
匂いとか温度で味がかわっちゃう。
以上、調査終了!
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コメント
ここの写真で声出してワロタwww
おまえばかだろwww
ばかですもの!!!!!
というかその評価が欲しくてやった
>びよん
5分で落書き30分かけてトレス。
絵の描けないぼくの努力をほめて!
#よ~しよしよしよしよしよしよし