マウ筋というマウスジェスチャーのためのフリーソフトがあり、便利に使っていたが、表題のような問題を引き起こすことが判明してしまった。とりあえず備忘録を起こす。
Win11 Home x64 スムーズスクロールOFF
症状
- Slackアプリでトーク画面のスクロールがめちゃめちゃ重くなる不具合
- Explorerでファイル一覧をスクロールするときめちゃめちゃ重くなる不具合
- いずれもマウスホイールでスクロールした場合のみ発生し、キーボード上下キーやPageDown/PageUpキーでは重くない
- またスクロールバーを掴んで上下する場合でも重くない
- 「スクロールが重い」というが、実際は「スクロール時にPCの反応が全体に遅い」といいう感じ
- ホイールを適当に動かすとスクロールの画面更新が10fpsくらいに落ちる
- このときマウスカーソルの位置更新も10fpsくらいに落ちている
- さらにホイールを回し続けるとbeep音が「プ、プ、プ、プ」と鳴る
- 重くなるアプリとならないアプリがある。たとえばChromeは重くならない
- スクロール中のCPU負荷はslack.exeが7%くらいにまで上がっていたが、マウスカーソルの遅延が発生するほどの使用率というわけではない
- PCを再起動すると問題は解消する
- しばらくすると再発する場合もあるし、しない場合もある。きっかけは不明
OpenMauSujiとの関係
- 前提としてOpenMauSujiはスタートアップ登録のうえ常駐させている
- 登録しているジェスチャーはWebブラウザ共通のところに4つだけ
- ほかは全て初期設定
- 問題が発生した状態でOpenMauSujiの設定を変更すると症状に変化が現れる
- OpenMauSujiを終了するとスクロールの重さは即座に解消する
- OpenMauSujiを再起動すると即座に症状は再発する
- OpenMauSujiのマウス監視をOFFにすると症状は即座に解消する
- OpenMauSujiのマウス監視をONに戻せば即座に症状は再発する
- OpenMauSujiのマウスジェスチャー登録をすべて消しても症状に変化はない
対処
とりあえずOpenMauSujiの利用をやめるほかない。
類似ソフトはOSアップデートにしたがってどんどん使えなくなる運命にあるらしく、過去にもかざぐるマウスが動かなくなったりして使うのをやめた。マウ筋のこれもその流れだろう。
ブラウザのマウスジェスチャーのためには専用の拡張機能を導入する手もあるが、Chromeの場合は設定画面などでは拡張機能が無効化される仕様があり使いづらい。その点外部アプリであれば開いている画面にかかわらずジェスチャーを使えるので便利であった。
代替先としてひとまずマウ筋 Lite 2を導入してみたが、これはシェアウェアなので、30日の試用期限が切れるまでには方針を決めないといけない(2年で5000円弱、買い切り1.5万円とだいぶ高いので多分買わない)。
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