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コンテッサ・セコンダの分解掃除・背もたれ取り外し方法

PC作業用にオカムラのコンテッサという椅子を使っている。初代ではなくセコンダ(2代目)の方。これが近ごろ薄汚れてきた。


    あちこちグレーに黒ずん(矛盾)でいる

    ファブリーズとかアルコール拭きとか試したけどぜんぜん効かない。なので各所取り外して洗剤でじゃばじゃば洗いたいのだが、ここでネックになるのは分解方法である。

    結局ネット上には手順が見つからず自力で開拓したので、試行錯誤で得た知見をここにメモしておく。


    背もたれ、公式の取り外し方法案内がない

    説明書や公式サイトを見た感じ、ユーザーによる取り外しは想定されていなさそうな雰囲気を感じた。何しろ取り外し方法の案内が一切ない。みんな掃除したくなったときどうしているんだろう。

    というかんじで、今回も完全自己流で作業していく。


    ※Webでは個人による非公式の説明が数件見つかるが、中身はすべて初代での情報だった。調べた限りセコンダの分解方法に関する記載はどこにもなさそうである。


    最初にヘッドレストの取り外し

    エクストラハイバック仕様のため大型ヘッドレスト(枕みたいなやつ)がついている。状況がシンプルになるので最初にこれを外すのがよい。

    機構は簡単で、普通のボルト4箇所で固定されているだけ。六角レンチで外れる。


    初代コンテッサはインチ規格の工具が必要だったみたいだけど、セコンダはすべて普通のレンチで外せた。いいぞやってけ滅ぼせ帝国単位。

    モナカみたいにパカッと2つに割れる構造をしていて、これが普段は椅子フレームのバーを上下から挟み込んでいる。

    半分外したところを下から眺めた図


    このフレームバーも普段は掃除できない箇所。アルコール拭きなどしておいた。


    背もたれ本体の取り外し(上)

    背もたれはフレームの4箇所で固定されている。上下2箇所ずつに分けて作業する。

    まずはわかりやすい上側から、フレームの左右外側に見えているボルトを六角レンチで外す。

    【注意】左右のボルトを抜くとフレームの上バーがいきなり抜けて落下してくる。うっかり体重をかけないこと!


    さっきのヘッドレストが挟んでいたバーです


    背もたれ本体の取り外し(下)

    残りの2箇所は、背もたれの下の方にあるプラ棒の中に隠されている。


    上写真のように段差からマイナスドライバーを入れて、黒いプラ蓋を外す。すると隠されていた金具が顔をだす。

    ホコリがすごい


    ここの構造だが、金具はネジ式ではなくただ差し込まれているだけだ。引っ張ったとき抜けないようにする押さえは黒プラ蓋が担っている。

    そしてそのプラ蓋は外し済みなので、今となってはただ引き抜けば外れる。


    外したあとのフレームはこんな感じ。枠だけが残る。


    外した背もたれを洗う

    (両手を使ったので写真がない)

    • 風呂場に持ち込む
    • ボディソープつけてゴシゴシする
    • 浴槽に洗濯洗剤溶かして適当に漬け込む
    • 取り出してシャワーで流す
    • 乾かす

    的な感じで洗った。

    ランバーサポートの当たる背もたれ裏面がホコリで黒くなっていたので、ブラシで念入りにゴシゴシ。


    元通り組み立てる

    外したのと逆順に作業するだけ。以下注意点。

    • 背もたれ下を止めていた黒プラ蓋は左右で非対称(光学異性体みたいな感じ)なので、片方がハマらなかったらもう片方の蓋を試してみること。
    • 背もたれ上のバーを取り付けるとき、上下をひっくり返さないように注意。エンブレムをよく見る。
    エンブレムの上下を見て正しくつける


    • 背もたれの上側のボルトはかなりきつく止まっている。これを1回で締め切ると左右がアンバランスになりそうなので、何度かに分けて均等に増し締めするのがよい。
    • ヘッドレストの取り付けは最初に軽くボルトを挿して仮止めした後、ヘッドレスト本体を持ち上げて正しい向きにしながら増し締めしていく。ちなみにプラ同士の締結になるので強く締めすぎると破損する。

    仮止めの段階ではこのように角度がおかしい
    → 持ち上げながら増締めして合わせる


    次回は座面の分解掃除編です。つづく。


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