今回はCORONA製加湿器のオーバーホールをやっていく。
以前にSHARP製の加湿器を分解したが、あちらは気化式だった。
今回はハイブリッド式のため送風ファン近くに電熱ユニットが実装されているなど、分解視点でも細かな違いが見えて面白かった。
作業準備
分解せず外せる部分はあらかじめどけておく。具体的にはタンク、タンクカバー、水受け、加湿フィルター、吸気フィルター、フィルターカバー。
水受けの中にある部品はすべて綺麗に洗う。形状が複雑なのでブラシを使うとよい。加湿フィルターはカビ臭の要因なのでハイター液につける。
分解前には電源ケーブルをコンセントから抜いて、念の為電源ボタンを押し放電させておく。
前面と背面の固定を取る
本体を裏返すとネジ穴が3箇所あるのですべて外す。
今回なぜか最初からネジがなかった。どうしてこうなっているのか、ちょっと記憶にない。この状態が正常なのか、単に過去の自分がネジを外して紛失したのか不明である。
外装の前面と背面をくっつけているネジを3箇所外す。
外装をまず前面から分離
外装は前面と背面の2枚からなる。実体はただのプラ板で、数箇所のツメがはめ合わされる構造だ。上からは4箇所のツメが見えていて、それぞれの位置はこんな感じになる。
底面にもツメがあるので外す。
各ツメはゆるい力で入っているだけで、引っかかりを指で押すだけで簡単に外れた。
固定を解除すれば、あとは自然に前面パネルを分離できる。
つづいて操作パネルを分離
操作パネル(茶色い板状の部品)を固定しているネジはすでに外してある。パネル全体を真横にスライドさせるようにして取り外せる。
緑の基板をつなぐフラットケーブルを傷つけないように注意。分離したうち、プラ部分は本当に何もないただのプラなので、水をぶっかけて洗える。
裏返した基板は珍しく説明が日本語で書かれていた。
背面の外装を分離し、内部ユニットを露出させる
まず電源コネクタの根本を固定しているネジ1箇所を外す。
裏返して、内部ユニットを固定しているネジを外す。以下の合計4箇所。
モーターが2つ実装されているのが面白い。2つ目の小さい方は加湿フィルターをぐるぐる回して過失効率を高めるためのもの。SHARPの方にはなかった機能だ。
ネジを外したところで、こうして分離できる。
内部ユニットの洗浄
内部ユニットはホコリがひどいのでブロワーで吹き飛ばす。プラスチックのくぼみや、基板の電解コンの周りとかに溜まりがち。
遠心ファンを外す。中心のナットは普通の六角レンチで外せる。
ファンの奥にある十字型のアンカーも外してみたが、特に何もなかった。汚れていなければ触れずでよさそう。
ファンが排気する先には電熱ユニットがある。現状、電熱動作時にはホコリっぽい匂いが強くなるので、ここは外してブラシでホコリ取りした。
全体的にホコリを払った内部ユニット。
プラ部品を水洗い
外装パネルも内面は全体的にホコリ付着が多かった。風呂場に持ち込んでシャワーで洗ってしまう。ファンの羽はブラシでこすれば簡単に綺麗になる。キッチン換気扇などと違って汚れは固着していない。
吸気口にもホコリ。
ツートンカラーになっている外装の飾り部分は、3箇所の引っかかりを指で持ち上げると
操作パネルのこの部分もツメを浮かせれば外れる。装飾用のパーツが多いのがSHARP製になかった特徴という感じ。
洗い終わった操作パネル。LEDの窓を光にかざすと綺麗だ。
外装を背面から取り付け
分解と清掃が終わるところまできた。組み立て前には水気を拭いて乾燥させておく。すべての部品類を集めてみるとこんな感じ。外したネジ類。恐らく正しい状態からは3本足りない。
内部ユニットから外した部品類は、組み立て前のこのタイミングですべて取り付ける。例えば電熱ユニットや小さい方のモーターなど。
内部ユニットが完成したら、ファンを上にして置いて、背面パネルをかぶせる。
電源ケーブルの位置修正。外装の穴を通過するようにする。
↑修正前 ↓修正後
ケーブル根本のネジを締める。
そうしたら全体を(裏返すのではなく)直立させ、その状態で外装とモーターの位置合わせを行う。天面の基板の位置も同じく合わせる。
内部ユニットと背面パネルを固定するネジ4箇所を、直立状態のままで正しい位置に来るように調整してから締める。これで背面パネルの取り付けは完了。
また内部ユニット側には、水受け開閉検知スイッチと、何かのセンサーがある。
恐らくひっくり返した際に外れて落ちてしまっているので、確認して正しい位置に装着しなおす。
操作パネルを定位置にセット
操作パネルを表側から見たとき、LED窓に影が写っていたら要注意。放置していても時間経過では消えてくれなさそうなので、組み立て前に除去しておく。
裏側を確認すると影の正体は水滴の拭き残りだった。綿棒でサッと除去。
操作パネルの準備ができたところで、前面の外装をはめ込んでいく。ただし、この段階では半分はめ込んだところで止める。半開き状態でないと操作パネルを装着する隙間がないためだ。
作業としては、横倒し状態で上に外装を載せたら、5つあるツメのうち3箇所(底面、右の下側、左の下側)だけをはめ込む。
全体を直立させる。写真↓のように、上側2箇所のツメは外れたままの状態。
操作パネルの裏側にネジ3本で基板を取り付ける。
LEDの位置が正しいか、すべてのボタンがパネル側からちゃんと押せるかを確認。問題なければ、完成した操作パネルを外装の間にスライドさせる感じで差し込む。
①部分は外装の縁にくぼみがあり、操作パネルを引っ掛けるような構造になっている。
②へスライドしつつ、外装の残った2箇所のツメをはめ込む。すると↓写真のように綺麗に収まる。
組み立て完成
各部品の位置は一旦すべて定まったはずなので、コンセントから電源をとって動作確認してみる。水受けも装着した状態で、風が出るか、ヒーターは動作するか、カビやホコリの匂いは除去できたかなどをチェック。
あとは最初の手順を逆にたどればOK。
操作パネルのネジ3箇所を締める。前面と背面を留めているネジ3箇所を締める。(もしあれば)ひっくり返して底面のネジ3箇所を締める。
もう一度動作を見て、問題なければ完成。漬け置きしておいた加湿フィルターなども元に戻す。
今回は作業全体で2時間ちょっとと、SHARP製よりは時間がかかった(それでもこの記事を書くのにかかった時間よりはだいぶ短いという)。
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