我が家の2歳児は、音の鳴る物体が大好き。
「うたおう♪ はなそう! おうた&ことばタブレット」というおもちゃを、それはもう大層気に入っている。
| お気に入りすぎて絵本部分は破壊された |
しかし最近このおもちゃの調子が悪い。電源がランダムなタイミングでリセットされ、そのたび再生中の音楽も消えてしまうという不具合が続発している。
子供は毎回これで怒っておもちゃを投げており、教育上および親の精神上および家のフローリング傷上たいへんよろしくない。修理やってみることにした。
おうた&ことばタブレットについて概要
それは子供のおもちゃである。商品概要はAmazon。
- タブレットという名前だが、全体の見た目は絵本の姿をしている。たぶん書店を販路に使えるので販売上有利なんだと思う。
- 歌の歌詞などを書いた絵本が表紙側にあり、タブレット部分は最終ページに貼り合わされた作りになっている。
- タブレット部分は単4電池2本駆動、電源スイッチはスライド式(ONにすると2秒くらいの起動音が元気に流れる)。
- ON状態で好きなボタンを押すことで、対応する音楽や効果音が流れる。
- 全曲で歌が収録されているし、基本インスト版もある。クイズモードなども搭載。
- 寿限無の朗読はさすがにインストなかった。
なお商品ページにある↑の画像は絵本側の表紙である。
多くのご家庭では絵本部分がもぎ取られ、ただのタブレットになって遊ばれているらしい。ご多分に漏れず弊家も同様の運用形態である。
不具合症状
色々試した結果、電源ボタン周辺をグッと押し込むことで、不具合を100%再現できることがわかった。このとき電池は新品を使っている。以下はその様子。
本体に力をかけて押し込むと、それまで流れていた音楽が唐突に終わり、元気な起動音に切り替わる。
分解してく
再現手順から見るに、内部で半田が外れるなどして接触不良が起きているのではないかと考えた。確認すべく分解やっていく。
裏表紙にあたる厚紙とタブレットの間にはゆる目の接着剤みたいなやつが入っている。これをまず剥がす。跡は残らないタイプ。
これで外層を上下に2分割できた。ひっくり返して表向きにする。
被疑箇所:電池ボックス
分解してみた結果構造がわかる。
この作りでは、いくら本体を押し込んでも電池周辺は影響を受けなそうだったので、除外。
被疑箇所:メイン基板⇔スイッチプレート間の接触
メイン基板の裏側には接点があり、スイッチプレート(操作パネル)に押し付けることで導通を確保している。
| この黒い目玉焼きみたいなICの実装方法は COB(Chip on Board)っていうらしいです |
当初、ここの接触が甘くなることでリセットが発生しているのではと考えたが、構造を見てみて接触不良のリスクは低そうと判断するに至り、被疑箇所から外した。
スイッチプレート側の位置決めは2箇所の穴で正確に決まるし、接触方法も本体の上下外層に4本のネジでガッチリ挟み込まれる作りだ。
さらに接触圧を均すシリコーンパッドも挟まれていて、安定性もある。よく出来た作りをしている。
被疑箇所:電源スイッチそれ自体
次の被疑箇所はスライド式の電源スイッチ。どうも信頼性に欠ける作りのように見える。
板バネが導通体を兼ねており、スライドすることで接点を閉じる仕組みだが、ON/OFFを繰り返すと摩耗してダメになりそう。
まず板バネの押し付け圧が弱いように思えた。ボタンの動きを軽くするため遊びを大きめに設定されているためか。
板バネを外して強めに曲げてみた。押し付け圧を増やす作戦。
これで多少は安定するかも? と期待したが、試してみるとあまり効果はなかった。
そこで適当なスペーサーをかませて、スイッチ自体をメイン基板により強く押し付ける脳筋解決方法を試す。
スペーサーとして、スイッチ周辺のカバーにマスキングテープを重ねて貼ってみた。カッターで適当に窓を空けたら完成。
テストしてみると、こんな雑方法で問題は見事に解決してしまった。まじかよ。
修理後の状況
このとおり、本体を思いっきり押し込んでも不具合再現しなくなっている。
これでまた『きらきら星』を無限リピートで聞かされる生活に戻れるぞーうれしーなーー。
修理について補足
今回重ねたマステ厚みは0.6mmになったが、スライドスイッチの動きが固くなってしまったので、もう少し薄くしたほうがよさそうだった。
マステのエッジ部分の処理が面倒で、雑に処理してしまったが、思いの外目立つ。
子供本人は一切気にしないのでまあいいのだけれど、もうちょっと綺麗に削る手段とか考えてもよかったかもしれない。
おわり。
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