天覧山に登って商店街で食べ歩きして帰ってきた。山というか丘というか。
天覧山の上は展望台になっている。5月とはいえ遮るものがなく、暑い。
めちゃめちゃ空気が澄んでる日というわけでもないが、それでも48km遠方のスカイツリーが見えた。
埼玉西部は都心なんかと比べても富士山が近い。結構しっかり見えるのだ(ついでに言うと山なんか行かなくても駅から普通に見える)。
天覧山周辺は適度に起伏があって大きな公園も近く、子どもの散歩ルートみたいになっている。小学生だか保育園児だかが遠足をしているのに遭遇した。
隊列のほとんどの子は友達同士できゃあきゃあはしゃぎながら歩くのだが、たまに積極的な子がいて知らん大人である我々にもこんにちはと挨拶をしてくれる。えらい。
あとよく知らないけどでっかくて立派な寺とか、仏教系の幼稚園とかがある。歩いていてけっこう飽きない道や地形。
歩いていて気に入ったのはこれ。他の場所で見かけたことはないのだが、防火用水槽のマンホール蓋で、中の「20」は容量(トン数)らしい。
でかいなーと思うけど、防火水槽の基準は40トン以上らしく、これは古いやつなのでそのまま残っているが、新設されることはないサイズなのだろう。軽く調べると木造3LDKの消火に要する水を40トン程度としている記事を見つけた。
こちらは新し目のやつ。個人的には上の古い蓋の方が好み。鋳鉄のペンキが剥げてきた風合いがいいんだよなあ。あとフォント。よく見ると設置主体が県と市で異なっている。
雪の結晶みたいなシンボルマークから必ず火を消してやるぜの気概を感じる。このマークも新旧で若干リファインが入っている様子。新しい方は汗みたいな水滴が周囲に飛び散っている。集中線?
下ばかり見て歩いていたが、ここは商店街であった。川越ほど雰囲気があるというわけではないものの、食べ歩きにはよかった。
昼飯。どれも丁寧な味がしていて思いがけず至福を得られた。とりあえず食べれるもの、じゃなくしっかりと「料理」の味がするというか。自分で同じ材料から調理してもこれの6割くらいの味にしか到達できなさそう。
だんごと紅芋ドーナツ。おいしい。
ほかにもいくつか食べたが写真には撮らなかった。店員のおばちゃんが不思議な格好して出てくるサービス精神旺盛な店とか。
これはただの抜け道に見えるが、こんな見た目で公道だという。
進むとこのようになる。奥に見える白い建物が駅ビル。
道として作ったというより、左右の建物の土地を取った余りの細ーい土地が微妙に残ってしまい、使い途が無いので放置している ように感じた。でも実際は多分違うんだと思う。しらんけど。気になる人は登記簿取ってみてほしい。
GoogleMapsでは「極細路地」として観光名所扱いされていて、写真も投稿されている。めっちゃ駅前にあるので行きやすい。
そうして駅ビルまで戻ってきた。
駅周辺はヤマノススメのポスターなんかも多いのだが、本当の聖地は天覧山の方だと思うんだよね。あと上の写真は駅ビルにあったサンプルをみて「わらび餅ってレイトレのデモみたいな見た目してるなあ!」と楽しくなり撮ったやつです。
ほどよい満足感がえられる街歩きであった。おしまい。
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