オンボードLANがデバイスマネージャー上から消えて見えなくなる不具合がたまに発生する。正常時と異常時のスクショはこのようになる。
正常時 |
異常時 |
Intel(R) Eithernet Controller (3) I225-V が問題のオンボードLANデバイスである。
WAN Miniport *** というやつらも一緒に消失していたりするのだが、こいつのことはよく知らない。
この症状が発生するときのパターンとしては、最初に問題のデバイスに ⚠️ マークが付く。この状態ではデバイスの有効/無効切り替えやドライバ更新などの操作を受け付けるが、復活はしない。そして再起動を試すとデバイスが完全に見えなくなる。
原因
このような場合、実際起きている事象には知る限りで2つの可能性がある。
- マザボ上のLAN部分の回路に……
- A:妙な電荷が溜まって(?)一時的に使えなくなっている
- B:サージ電流が飛ぶなどして、本当の意味で恒久的に壊れた
Bのケースでは別売りのLANボードを買ってくるか、USB-LANアダプタを買ってくるか、全バラしてマザボを修理に送るか、みたいな選択肢しか採れない。どれを選んでも何らかのデメリットが発生してしまうので、とりあえずBではないものと仮定して対処することになる。
Aケースの対処
Aならば以下の方法を試すと、結構な割合で復活してくる。
- PCをシャットダウンする
- PC本体の電源ケーブルをコンセントから抜くか、電源ユニットのスイッチをOFFにする
- そのままの状態で電源ボタンを何度か長押しする
- 元通り電源をつないで起動する
自分の環境では過去に数度同様の症状が発生したが、いずれもこの手順で回復した。
挙動からして、おそらく回路上に想定されない電荷が貯まるなどして、一時的に動作不良に陥ったものと推測している。単にシャットダウンしただけでは改善せず、必ず放電のための操作が必要だったことから、回路上のノイズが原因ではなさそうだ。
Bケースの対処
Aでなかった場合あんまりできることはないのだが、本当に雷とかのサージ電流が入ってきたケースだと、LANだけでなくマザボ全体が死んだりする。
どうなるかと言うとPCの電源が一切入らない状態に陥る。CPU-メモリ-マザーの最小構成ですら起動しなかったときの絶望感たるや。
これはもう不幸だったと思って諦めるしかない。対策としてはサージキラー付きタップや単体のサージキラーをあらかじめ噛ませておくという予防が有効らしい。
多少高級なマザーならLANコネクタ周辺回路に サージガードが組み込まれていたりもする |
これだけ消耗させられると考えてしまう。「いっそ根本解決をはかるべきなのでは? 有線LANはやめて全部Wifiにしてしまうべきでは……?」
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