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スタイラスペン用のAAAA電池(単6電池)に充電式を見つけた。充電方法はかなり無理矢理。

モノはこれ。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07CMT78N3



実物の見た目はAmazon写真そのままだった


単6という電池規格は日本には存在しない。海外製品でたまに出くわすAAAAバッテリーのことを、俗に単6電池と呼んでいるものである。

とにかく細くて軽いが、単5電池ほどずんぐりむっくりとはしていない。サイズ感とプロポーションはむしろ単4に近いものを覚える。

※末尾に追記あり。電池性能悪すぎてダメだった。



Q. 充電式AAAAを導入したいモチベーションって何?

A. 以下のような理由

  • ペンの電池消費はゆっくりなので充電式でないAAAAでも数ヶ月はゆうに保つ
  • しかしペンそのものの使用頻度が低いため、自己放電により電池が死んでしまい、それに気づけないといったことが起きる
  • 交換用電池を常備しておくのは現実的ではない。買い置きした電池も同じペースで自己放電してしまうため
  • つまりペンに入れた電池が切れるまでは、次の電池を買い足すことができない
  • 家に交換用電池が用意されていないということは、「久しぶりに取り出したペンがなんか調子悪い。接続が不安定、電池切れかもしれない」となったとき、とりあえず交換してみて問題が解決するか見る というムーブが取れない
  • 毎回「このペンの不調は電池が原因じゃないかもしれない…… 無駄になるかもしれないけど新品電池買ってみるか?」という悩みが発生する
  • こんな悩みはさっさと根本解消させて人生をシンプルにしたい。ゆえに充電式AAAAを買うべきである
  • 自己放電で弱っていても、充電式なら短時間の充電ですぐに復活する
  • つまり充電式を導入することで、新品電池を買うか?? みたいなどうでもいい悩みから根源的に開放される

Q. 充電式はペンで使えるのか?

A. 使えた。

使ったペンはワコムのBamboo Ink (CS321A1K0C)、PCはHPのEnvy x360。


Q. AAAA専用の充電器まで用意するの無駄じゃない?

A. 専用充電器は不要である。Eneloopの充電器で無理やり単4サイズにして充電する。

これはAmazonの商品ページでも報告されていた充電方法だ。



上のようにして単4電池用の端子で充電を行う。

単4よりAAAAの方が数ミリ短く、そのままでは端子に届かないが、端子と電池の隙間を適当な金属製の詰め物で埋めれば充電できる。

ここで隙間埋めに使っているのは安全ピンの頭。他のものでも、導通すればなんでもよいだろう。



購入時点の開放電圧は1.29Vとかで、充電後は1.43V程度だったので、ちゃんと充電できていそう。

試した充電器はSANYOのNC-M58(すごいノイズ音がする)とNC-TGN01(なんか接続不安定だったり充電完了判定が怪しい?)。どちらも充電に成功した。


追記:電池保ちが悪すぎて使うのをやめた

しばらく運用してみたが、あまりにも電池が保たないので使うのをやめた。

4本同時に充電し、そのうち1本をスタイラスペンに入れる。この状態で1週間すると電池が切れるので、充電済みの電池と入れ替える。するとそれもすでに電池切れ状態である。

4本の電圧を測ってみるとどれも1.30Vを割るくらいの値であった。状況からして、これは小型電池ゆえの容量の小ささではなく、単純に自己放電特性が悪すぎることが要因と思われる。使い物にならない。

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