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8月, 2024の投稿を表示しています

初期状態にしたChromeに最初から拡張機能が入るやつの防ぎ方

Chromeを新規インストールしたり、既存のChromeであっても新規プロファイルで開始した場合、完全な初期状態のまっさらなChromeが立ち上がってくることを当然期待する。 しかし実際には、完全な初期状態にはならず何らかの拡張機能がインストール済みになってしまうケースがある。特にマルウェアが残り続ける場合は深刻になる。これについて調べた。 症状 初期インストール状態のChromeでメニューを開くと、「新しい拡張機能が追加されました」のメッセージが複数出る。 拡張機能の管理画面を開くとこんな感じ。 問題点 基本的にたいした実害はない。なんとなく気持ち悪いかな、くらい。 これらの勝手に入っている拡張は、PCにインストールされているChrome以外のソフトの補助機能であることが多い。上の例であればAdobe AcrobatとGoogle Driveの補助機能である。 このくらいならインストールされていても問題ない程度の機能だし、本当に邪魔でも削除なり無効化なりすれば止まる。メモリも浪費しない。 しかしたまに変なマルウェアがChromeを操作するのに使っているケースがあって、その場合は対策が必要になる。 イメージ的にはHao123みたいな感じで、「アンインストールできない、しても復活する、ブラウザのスタートページが書き換えられる、勝手に変なページが開く、設定で塞いだと思っても効果がない」といった感じになる。 こういったケースではChrome新規プロファイルを最初から汚染してくるケースも多く、そのままだと本当にアンインストール不能になるので、強制的に削除する手順が必要になってくる。 設定の大元になっているのはどこか? 実はChromeの設定やプロファイルディレクトリに書かれているものは大元ではない。こいつの設定の根源はレジストリである。 regeditで以下のキーを開く HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Google\Chrome\Extensions この下にさらに拡張機能IDごとにキーが作られている。 ※ちなみに、ここに登録されているのはChromeに初期自動インストールさせる拡張機能のみで、ユーザーがあとから自分で導入したものは含まれない スクショでは efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj のキ

OpenMauSuji(マウ筋)を使うとSlackアプリ他のホイールスクロールがすごく重くなる問題

マウ筋というマウスジェスチャーのためのフリーソフトがあり、便利に使っていたが、表題のような問題を引き起こすことが判明してしまった。とりあえず備忘録を起こす。 Win11 Home x64 スムーズスクロールOFF 症状 Slackアプリでトーク画面のスクロールがめちゃめちゃ重くなる不具合 Explorerでファイル一覧をスクロールするときめちゃめちゃ重くなる不具合 いずれもマウスホイールでスクロールした場合のみ発生し、キーボード上下キーやPageDown/PageUpキーでは重くない またスクロールバーを掴んで上下する場合でも重くない 「スクロールが重い」というが、実際は「スクロール時にPCの反応が全体に遅い」といいう感じ ホイールを適当に動かすとスクロールの画面更新が10fpsくらいに落ちる このときマウスカーソルの位置更新も10fpsくらいに落ちている さらにホイールを回し続けるとbeep音が「プ、プ、プ、プ」と鳴る 重くなるアプリとならないアプリがある。たとえばChromeは重くならない スクロール中のCPU負荷はslack.exeが7%くらいにまで上がっていたが、マウスカーソルの遅延が発生するほどの使用率というわけではない PCを再起動すると問題は解消する しばらくすると再発する場合もあるし、しない場合もある。きっかけは不明 OpenMauSujiとの関係 前提としてOpenMauSujiはスタートアップ登録のうえ常駐させている 登録しているジェスチャーはWebブラウザ共通のところに4つだけ ほかは全て初期設定 問題が発生した状態でOpenMauSujiの設定を変更すると症状に変化が現れる OpenMauSujiを終了するとスクロールの重さは即座に解消する OpenMauSujiを再起動すると即座に症状は再発する OpenMauSujiのマウス監視をOFFにすると症状は即座に解消する OpenMauSujiのマウス監視をONに戻せば即座に症状は再発する OpenMauSujiのマウスジェスチャー登録をすべて消しても症状に変化はない 対処 とりあえずOpenMauSujiの利用をやめるほかない。 類似ソフトはOSアップデートにしたがってどんどん使えなくなる運命にあるらしく、過去にもかざぐるマウスが動かなくなったりして使うのをやめた。マウ筋のこれもその流れだろう

SUZUKIのカーナビの地図更新に失敗。対処法を書く。

SUZUKIの車にこのタイプのナビをつけて乗っている。 https://www.suzuki.co.jp/car/information/9navi/ ちなみに中身は楽ナビらしい。 さて、8/1に最新の地図データが来ていたので更新したところ、途中でエラーが出て失敗した。 いっさいの地図データが消えてしまったナビ画面。虚空を走ってるみたいで不気味。Iron Lung ってホラーゲームを思い出した。 ↑地図データバージョンのところがおかしな値になっている。 問題の経緯としては、 64GBのUSBメモリを用意 中身が入っていたのでexFAT(アロケーションユニットサイズ128KiB)でフォーマット 公式サイトの案内する手順そのままに作業して更新USBを作成 車にUSBを差す 本体更新を実行し、正常終了 続く地図更新の途中でエラー画面 リトライするかと聞かれたので「はい」を押したが再度失敗 上の写真の状態になる という感じ。エラー画面の写真も撮っておけばよかった。内容は覚えている限りで「更新に失敗しました。販売店にお問い合わせください。リトライしますか? はい/いいえ」のような感じ。 その後の経緯は exFATで更新USB作ったのは今回が初めてだったことに思い至る 慣れ親しんだFAT32で再フォーマット(標準のアロケーションユニットサイズ) 本体更新データを抜いた更新USBを作る 車に差して地図更新だけ再実行 本来25分の更新で終わるはずのところ2時間近くかかって完了 どうやら正常に戻った となった。 結局exFATが悪かったのか、単に更新USBを作り直したので成功しただけなのかはよくわからない。公式の手順ではexFATまたはFAT32を使えとあるので問題ないはずだが…… しかし、原因がどうとかいう以前に、IT屋の端くれとしてはこう思わざるを得ない。すなわち: 「更新成功が確認できるまでは古い環境消すな」 「失敗がわかった時点で即座にロールバックしろ」