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ChromeのCPU使用率が高い。Video Captureというよくわからない機能が暴走。

主にスリープ復帰直後、ChromeがCPUを使い切るという挙動を数度示したので調査した。


症状

  • Chromeがというかシステム全体が重くなる
  • タスクマネージャーで確認するとChromeのCPU使用率が50-80%くらい
  • Chrome内のタスクマネージャー(Shift+Esc)を見ると「ユーティリティ: Video Capture」のCPU使用率が高い

発症時はここの値が高い

解決方法

  • chrome://flags/#enable-cast-streaming-av1 を開く
    • Disabledにする
  • chrome://flags/#use-angle を開く
    • D3D9にする
  • chrome://flags/#enable-media-foundation-video-capture を開く
    • Disabledにする
  • Chromeを再起動する

※2024-12-13: Cast Streaming AV1 だけで解決したかと思ったが、再発したのでフラグ2つ追加した


補遺

フラグ名が ~~ for Cast Streamingなので、ブラウザタブの画面をChrome Castに投影するときのエンコード方式に関する設定ではないかと推測する。

AV1エンコード重いからねー仕方ないねーで流せる感じでもないリソース消費っぷりであり、何らかが暴走してそうなのは間違いない。そもそもキャストしてない間は動かなくてよいはずの機能だし。


なお解決方法は例によってRedditで見つけた: https://www.reddit.com/r/techsupport/comments/1g11hkh/chrome_utility_video_capture/


コメント

匿名 さんのコメント…
大いに助かりました。ほぼ同じ症状を同じ対処で解決しました。症状にWindows Camera Frame Serverサービスも絡んでいて原因掴めず難儀してました。
- Windows Camera Frame ServerサービスをdisabledするとchromiumベースのブラウザでUtility: Video Captureサブプロセスが高負荷になる。
- 同サービスをenabledするとブラウザは通常負荷となるかわりに同サービスとCapability Access Manager Serviceサービスが高負荷になる。
- chrome://flags/#enable-media-foundation-video-captureのdisabledのみで解消。
やみ さんの投稿…
へー面白い。Windowsのサービスと絡んでおかしくなっていたんですね。