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いろいろ着せ替えキーボードたち。キーキャップが増える……増える……。

かわいいキーボードを目指したい。ということでGem80のキーキャップを買っては交換して遊んでいる。ここまで試してみた着せ替えを紹介してみたい。

※この記事は随時更新です


Carmine Cloud Cherry Profile

最初に入手したキーキャップセット。よい色。

https://nuphy.com/products/carmine-cloud-cherry-profile-dye-sub-pbt-keycaps

スペースだけGhost Barに入れ替えていた


まず箱からしてかわいい~ ということで届いて早々テンションが上がるやつ。


手触りはサラサラ目で品質高い感じがする。白は実際にはオフホワイト寄りで字はピンク色。雰囲気女子っぽいかも?


スペックはPBT、昇華印刷、Cherryプロファイル。

プロファイルというのは横から見たときのキーの形のこと
Cherryだったらこう階段状に並ぶ


同じデザインで薄型のnSAプロファイル版もあるっぽい。 https://nuphy.com/collections/keycaps/products/carmine-cloud-nsa


Jeans PGA Profile Keycaps Set

ツートンとレトロな雰囲気がよいので買ったやつ。

https://kbdfans.myshopify.com/collections/keycaps/products/jeans-pga-profile-keycaps-set



白いキーの色はオフホワイトを通り越してアイボリー。手触りはスルスルで気持ちいい。

ABSの二色成形。印刷じゃないのでひっくり返すと2色のプラが見える。新鮮。



PGAプロファイルはタイプライターみたいなレトロ感があってよい。

背が高い! これだけでかわいさが増す


『骨~~~!』ってキーがあっておもしろい。

でも なぜ骨?

Mintcaps Choco Donuts

お遊び枠。飽きやすいけどカワイイ。

https://ja.aliexpress.com/item/1005006462950112.html

スペースだけGhost Barで入れ替え

エッジとか手触りがだいぶザラザラしてる。もう少し品質高い感があるとよかったなと思う。

ふだんライティングはOFF派なんだけど、こいつだけはギラギラにLEDつけて使うほうが雰囲気出る感じがした。

チープみは増す


PBT、昇華印刷、Cherryプロファイル。

横から見るとおとなしい色してる


KAM Ocean Front

好みのツートン。砂浜と海の境目というデザインコンセプトが面白い。

https://keyhive.xyz/shop/kam-ocean-front


砂色のキーは普通のサラサラ感触なんだけど、水色のキーはツルツル触感。ツルツルは傷が入りやすいみたいなので、買うときにつや消しを選ぶほうがよかったかも?


PBT、昇華印刷、KAMプロファイル。タッチ音はややキツめに感じる 。


KAMというのを初めて知ったのだが、全キーの高さが同じで一直線に並ぶ。

段を入れ替えても違和感なく使えるので色々な変形キーボードを作る人には良さそうだ。普通のキーボードで使う分にはもうちょっと階段状でもよいかも?? と思ったりする。


上下逆につけても見た目同じなので、ZとかNみたいなキーはどっち向きにしようかちょっと迷った。


SP SA Espresso

レトロな見た目にブラウンのグラデーションが美しいなと買ったやつ。

https://apos.audio/products/sa-espresso-keycaps?variant=43865513099500


コーヒーをテーマにした落ち着きのあるデザイン。Noveltyキーの見た目がとってもおいしそう。


ABS二色成形で、レトロな背の高いプロファイル。スペック的にはJeans PGAと似ている。


比べるとSP SAプロファイルはPGAプロファイルよりどの列も数ミリずつ背が高い。

1列目のEscキーで高さ比較(右が比較用のJeans PGA)


かわりにキートップの凹みはSAのほうが控えめ。PGAはより縁が切り立った形をしている。

ホームポジションのFやJは凹みがきつめになっているんだけど、この曲面の具合がなかなかよくて、ことあるごとにスリスリ撫でてしまう。

FとJだけ凹みが強め。
あとどのエッジも小さな丸みを帯びているのがかわいい。


個人的にはエスプレッソよりキャラメルマキアートを想起する色合いだ。おいしそう。全体的にけっこう打ちやすくてなおかつかわいいので、なかなか気に入っている。

あと、PGAやSAなど背の高い種別は、スペースバーなど特に大きめのキーで空洞音が強く反響する。なのでそこだけピンポイントで静音スイッチに入れ替えるなどすると手触りがよくなる感じ。

※ちなみにSP SAは特に「Signature Plastics 製のSA」を指すと聞いた。そうじゃないSAもあるのだろうか? 模造品は多そうだけど。


Hardcap x Ducky Afterglow

たいへん色鮮やかで美しいセット。これは惚れる。

https://mechanicalkeyboards.com/products/hardcap-x-ducky-afterglow-108-key-sa-profile-double-shot-abs-keycap-set


Afterglowは残光らしい。かっこいい。

そんで、パッケージの時点でこう

でテンションめちゃ上がる。


開けたら下の段まで、すごい鮮やかさ。

あとこのケース、キーキャップがスポンジの間に挟まってる式なんだけど、保持のしっかりさと取り出しやすさを兼ね備えており大変優秀でした。


マリーゴールドの花畑に飛び込んだみたいな世界でたいへんよい。この写真の編集中など、目が色飽和して違いもわからなくなってきていた。


溌溂かつ優雅。素敵。こればかりは黒のケースの方がよかっただろうな。


後で気づいた、こいつと配色が似てる。
(メインにしてるカランダッシュ849のボールペン)


ABSの二色成形。SA Espresso と同じSAプロファイル。

背の高いキャップはそれだけでかわいいので好きです。


色が色なので、ひっくり返した見た目が完全におもちゃ。レゴ亜種っぽい。


Gem - Cosmic Mocha

Gem80のネイティブテーマキーキャップ。品薄欠品のため、実は最近まで入手できていなかった。

https://nuphy.com/products/gem-msa?variant=40961892778093

茶色い板みたいなやつは同時購入のツートンリストレスト(Amber)。


mSAという平べったい感じのプロファイルで、高さ控えめなのが新鮮。

レトロで背の高いキーが好きな自分としては懐疑的だったのだけれど、実際に使ってみると実に打ちやすくてハマってしまった。凹みのあるフォルムのせいか、指が置き場所に心地よく定まる感覚がするのだ。


地味な良ポイントとしてフォントまで含めたデザインのかわいさがある。キーキャップ自体の角の丸みにフォントの丸みが合わせてあって統一感を出している格好。大人しめのデザインだけどしっかりかわいい。

さらにGem80につけると本体の丸みやロゴプレートの書体ともマッチするように計算されていて、完成度の高さが感じられる。


材質はPBTで、背が低いことで反響音の抑制されたよい音がする。

スペースバーが最初からGhostBarなのも妥協なくてよろしい。それも普通に単品売りしているGhostBarからちゃんとデザインを変えてあって、角の丸みをテーマに合わせる形で補正済みという丁寧な仕事っぷり。


印字は二色成形なのだが、透過部は三色成形だという。あまり聞いたことのないスペックをしている。

ホームポジションFJと上矢印↑とNum5が透過する。右上にあるWinLock用キーも透過窓があるが、これは融通が効かないので自分は使っていない。

Gem80のバックライトにはこいつらだけを光らせるモードがある


mSAプロファイルはSAを低くしたバリエーションだが、使用感ではむしろCherryに似ていると感じる。そしてこのどれよりもmSAが打っていて気持ちがいい。


ただ感触の良さには材質や表面粗さとかの影響もあるとは思うので、プロファイルだけでのフェアな比較はできない。Gemキーキャップは素の作り自体が高品質寄りだから、そこで下駄を履かされているはず。

つまりこれは良いキーキャップです。


KAM Soaring Skies

空港がテーマのキーキャップ。それもただの空港ではなく、日本の羽田か成田をモチーフにしてるっぽい。

https://en.zfrontier.com/products/in-stock-kam-soaring-skies

こんな箱で届く


日本モチーフなのでかな入力用の刻印がある。さらにオプションを買えばISOエンターのみならず、JIS用のスペースバーや半角全角キーや無変換キーまで手に入る。

キーキャップの選択肢が少ないJIS配列民でも使えるということで、ちょっとだけ有名らしい。

この配色に日の丸まであって、あからさまにANA機なのだ!


ピクトグラムがいいよね。まさに空港サインって感じ。Home/Endが出発/到着にぴったりハマる。


KAMプロファイル(完全に平べったいキー形状)なのも相性よくて、キーを1つだけ上下逆さまにつけても違和感なく使える。

実際にPageDownをそうやって上下逆にしているが、見た目にも感触にも変なところは特になし。ちなみに飛行機が2機並んだピクトグラムは「乗継」の意味で、本来は下向きのバージョンは存在してないっぽい。


このセットは自然光の下だと特によく映える感じがあってきれい。

斜めのラインがもう完全に全日空機の垂直尾翼
ちなみにEscの刻印は「空」


個人的に一番好きなのが誘導路の標識(こういうやつ)をイメージしたキー。

「A 16」と「B 34」が収録されており、これは羽田とか成田にある滑走路16L/34R (16R/34L) あたりをモデルにしたものと思われる。


スペックはKAMプロファイル、PBT、昇華印刷、光沢仕上げ。KAMは自分だとどうしてもミスタイプ増える感じがあってそこがネックね。


GMK Record

鮮やかな色の3ラインが美しいキーキャップ。こいつはAliexpressで入手した。

https://ja.aliexpress.com/item/1005005769366117.html

緑色の「X」がExcelにしか見えない現代人


GMKを名乗ってはいるが恐らくパチモン(GMKクローンなどと呼ばれるらしい。ちなみに「恐らく」と書いたのはGMKの公式にはRecordという商品情報がなく確証を得られなかったため。中華オリジナルグッズの可能性すらある)である。

そもそも値段が安すぎる。なんせ本物のGMKは1セットで2万円くらいするらしいのだ。しかしこのAliは3000円である。どう見てもおかしい。ただまあこの値段なら好奇心で手を出せるし、失敗してもまあいいかなって感じになる。あまりにも酷ければ紛争を開始してもよい。


開封後の一瞥でなるほど、たしかに品質最高峰とは言い難い箇所がそこかしこに。

印字が常に一定量以上ボケた感じになっているとか


# が90度横倒しにしか見えないとか(そういうフォント?)


最下段の印字はキートップの湾曲に影響されてか
文字の右に向かって下がるように歪んでいたり


f や t の横棒は印字が細く判別がむずい感じだったり

しかしこれらの微妙ポイントはふつうに使う分には全然気にならないのだ。そもそも手元をまじまじと見ながら入力するわけではないので当然である。

一方で配色含めたトータルデザインはかなりよい。繰り返す斜めストライプモチーフに統一感があり、無彩色のキーにも濃淡が2段階があって飽きさせない。黒キーの色は真っ黒プラではなく炭っぽい色で、白い本体外装に違和感なく合うという予想外の効果まであった。手触りも悪くない。


キーキャップとしての形状には別段おかしな点はない。妙なこだわりとしてCapsLockが謎に3種類入っていたりはする。しかも面白いことに、この3種は装着位置が全部少しずつ異なっている。


装着位置の違いは各々0.25Uずつだと思う。真ん中のやつが適合するキーボードってどんな配列してるんだろう?


Cherryプロファイル、PBT、昇華印刷(らしいがどこまで本当か)。パチモンなのわかって買うなら全然アリですむしろ好き。



REDQIN Avocado

こちらもAliexpressで入手したもの。とくにGMKを名乗ったりはしていない。そしてGMK Record以上のバーゲンセールである。

ちなみに MelGeek Re-Cap MG Master と色はよく似ているが、別物。

https://ja.aliexpress.com/item/1005006843968479.html


開封して感じたのは、まず一見して品質の高さを伺わせる佇まいである。印字にボケや歪みなど一切なくクリアなフェイスを実現。


それもそのはず、このキーキャップは二色成形の品である。

二色成形フルセットをわずか3000円で? 正気か?


キーの種類数も申し分なく、がっつりケース3段分のキーキャップが入っている。たとえばEnterキーだけで3種類のカラバリがある。


よくわからない図柄のキーも多い。でもカワイイよね。

他のキーキャップでは見ない、DINみたいなフォントもよくハマっている。

パックマンの敵みたいなの
承太郎の帽子のエンブレムみたいなの
マインスイーパをクリアしたときのグラサン顔


あえてマイナス点を挙げるとすれば、二色成形の印字面の高さが微妙に揃っていない点だろうか。いくつかのキートップが微妙な凸になっていて、指に僅かな引っ掛かりを感じる(下写真のWやEがわかりやすい)。とは言え使用中気になったことはない。


RSAプロファイル、PBT、二色成形。横からの見た目はSP SAプロファイルのものによく似ている。



しかし実際の手触りにはSP SAとで明確な差がある。RSAにはSAにない特徴として、二重カルデラのような強めの凹みがつけられているからだ。



この違いについて商品ページなどでしっかり説明されているとは言い難い。単に「SA」と表記され売られているが、実物はわりと違う。打ち心地については、自分はどっちも同等くらいに好きだった。


もっと色々欲しいけど…… 高いね!

キーキャップ沼ァ。キーボード買ってまだ1年半でこれですよ。

買い漁りでも始めようものなら奴らはあっという間に増える。本当に油断ならない。


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