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PC版Chromeで、訪問済みリンクが訪問済みとして扱われない不具合と、解決方法

PC版Chromeにおいて、訪問済みリンクが訪問済みとして扱われない不具合が発生している。

ChromeBetaでは半年ほど(体感値なので2倍程度のズレはあるかも)前にこの問題が発生していたが、バグが残ったまま正式版にリリースされてしまったらしい。


問題の再現環境について

  • Chrome バージョン134.0.6998.89(64ビット)
    • これの1つ前のバージョンでも発生していた
  • Win11 Home


どういうとき不具合が顕在化するのか?

答え:よくわからない

事実ベースで書くと、サイトによって、あるいはリンクの開き方によって、そのURLが訪問済みとみなされない「場合がある」。

訪問済みでない、イコールそのURLは未訪問状態として扱われる不具合である。既読管理が効かなくなり、読み物系コンテンツの体験が悪くなる。


不具合発生の実例

以下のスクショはビッコミの各話リストである。

グレーの背景は既読、白背景は未読を表す。

  • 自分は若い話数から順に読み進めていた。なので本当であれば全てグレー背景になっているのが正しい挙動である。
  • しかし実際は白背景のものが残っている。これが誤って未訪問状態として扱われているという状況。
  • 逆にグレー背景はどうして発生したのかというと、これらはAndroid版のChromeで開いたリンクがPC版に同期されたものだ。
  • つまりChromeを実行するOSによっては正しく既読管理が機能する場合もある。


この不具合が発生するかどうかはサイトによるのだが、Webマンガのサイトでは比較的発生しやすい気がしている。

なお、どんなサイトでも確実にこの問題を再現させる方法もある。拡張機能 Linkclump Pro を使って複数リンクをまとめて開くと、それらはなぜか全て未訪問として扱われる。理由は不明。


解決方法

今回はRedditで解決策がヒットした。原理はわからないがとりあえずこいつを採用しておけばよい。

https://www.reddit.com/r/bugs/comments/1f25i60/chrome_visited_links_not_changing_color/

  • chrome://flags を開く
  • 「Visited Link Database」で検索
  • ヒットした以下2つを無効化する
    • Partition the Visited Link Database
    • Partition the Visited Link Database, including 'self-links'
  • Chromeを再起動する


補記

  • 再起動後、新たに開いたリンクは正しく訪問済み扱いされるようになる。
  • しかし、不具合の発生期間中に開いたリンクは未読状態に戻っている。
    • 対象は不具合影響下で新たに開き、訪問済み扱いなったリンク
    • これらがおそらく全て未読状態に戻る

おしまい。最近Chromeはなんか基本的な機能でわりと目立つバグ出してることが多くて嫌になるね。

コメント

匿名 さんのコメント…
これを行っても変わらないです。困ってます
匿名 さんのコメント…
2週間前くらいから不具合が出ていたのですが直りました!
ちなみに自分はWindows10Pro です。
やみ さんの投稿…
効かないケース/環境もあるっぽい? わかんないですね。