引っ越し以来6年以上使っている食洗機なのだが、最近洗い上がりが悪い。この間などは洗浄完了したはずのコップの内側に赤いゴミが付着していた。
このままではいけないので、いちど庫内を真面目に掃除してみる。
メンテナンス方法の記載がほぼない説明書
この製品の「お手入れ」のガイドは大変簡素である。
- ゴミフィルターを毎回掃除せよ
- たまにノズルの汚れを落とせ
- たまに外側を拭け
説明書に記載のあるメンテナンス項目はたったこれだけ。
外からの見た目はこのように綺麗を保っているし、言われた通りゴミフィルターはちゃんと毎回片付けている。しかし内部は……
ざっくり庫内の説明
作業前の食洗機の庫内はこのようになっている。
新品同様には程遠いが、汚れているとも言えない、くらいの微妙なライン。
底面の左上にあるメッシュっぽいやつがゴミフィルターで、その右にある穴の開いた金属板はヒーターカバー。
説明書では「残さいフィルター」と表記されているが、めんどいのでゴミフィルターで通す。洗浄時に落とされた野菜くずなどがここに集まる。
ゴミフィルターを外せば排水溝が顔を出す。さて説明書には「排水溝」の文字列すらなく、メーカーとしては掃除不要の扱いなのだろうが……
にしてはいきなり汚い。
隙間からは何やら赤いゴミが見える。洗い上がったはずのコップに付着していた汚れはこれだと思われる。
排水溝の奥は魔窟(わりと閲覧注意)
説明書に言及がない以上、ここから先の工程は自己責任になる。
このプラスチックの網みたいな部品は取り外しが可能である。やり方については諸説あるが、雑にやるなら精密マイナスドライバーで持ち上げる。
なお後で言及するが、ここでの力のかけかたは慎重に行う必要がある。
最小限度の力で片端を持ち上げたら、隙間に別のマイナスドライバーを差し込む。テコをかけて外せば、
こうして魔窟が顔を出す。うわっーーーーーー☆
意外にも掃除そのものは簡単
排水溝のビジュアルは最悪そのものなのだが、見た目に反して悪臭はない。運転するたび90℃の熱湯が通過する環境のため、油汚れは残存せず細菌繁殖も抑えられるのだと思われる。
汚れは最初から「浮いた」状態になっているので、シャワーをかけつつ適当にブラシでこすれば綺麗になる。本体側の排水溝は、ペーパーふきんで水気を吸い取りつつブラシで汚れを取る。
洗ったプラ部品にはマイナスドライバーの爪痕が残されていた。力のかけかたを慎重にする理由がこれだ。
よくみたら跡の漢字ミスってんね |
毎日熱がかかっては冷まされるサイクルを繰り返すためか、プラスチックがかなりもろくなっている。こうしてすぐ曲がるし、力の入れ具合を間違えると簡単に破断する。
なのでマイナスドライバーでこじるよりも安全確実な方法があるなら試すべきかもしれない。針金をかけるとか、頭を下にして釘で引っ掛けて持ち上げるとか。
これに関してはメーカーの怠慢というか、材料選定ミスを覚えずにはいられない。フェノール樹脂とか使うわけにはいかないのだろうか。
ヒーターカバーの焦げ付きは削って落とす
ヒーターカバーはドライバー1本で外せる。
毎回食べ物クズがついたところを加熱されるせいでガッツリ焦げ付いてしまっている。これは洗剤では取れないので削って落とすことになる。
電動ドリルに真鍮ブラシをつけて削るのがラク。
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