ちょっとかわいいランタンがある。
レトロな見た目だが光源はLEDなので安全に使えてよい。
たしか「ウッドデッキでおやつ食べるときとか、クリスマスの飾り付けなんかにいいかも!?」などと言ってアウトレット扱いのものを買ったのであった。
そして主に夜間の病児対応や夜間授乳などのため寝室で使われている。どうしてこうなった。
光量不安定という問題
このランタンはBRUNOのBOL001という製品である。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00TEZJ8QE
レビューでも何件か指摘されているが、電源スイッチを兼用している光量調整ノブが安定せず、狙った光量を得られない問題が発生しがちである。
アウトレットとして置かれていた時点でそれなりに保管年月が経っていたのか、ボリューム(可変抵抗)がガリっているようだ。バリオームならぬガリオーム状態。
光量変化が断続的で予測もつかない |
さらにボリュームに触れずとも光量が勝手に変わってしまう問題もある。
これは買ったその日の時点ですでに発生していた症状だ。そのため「あーこれは炎のゆらめきを表現しているのかー」と的はずれな合点をしていた。
時間経過で症状がひどくなり、近頃は勝手に光が消えるようになってしまった。そうなってようやく不具合を認識した次第だ。
とりあえず分解
構造を知らないので探り探り、電池ボックスから中を眺めてみる。
隙間から覗いたところ、電池 → ボリューム → LEDユニット → 電池に戻る、という単純な直列回路っぽい。
そして電池ボックス側には錆びとかないので、やはりボリュームの劣化が可能性高そう。
つまみはハマってるだけなので、引っ張るかこじるかして外す。
この六角ナットも外れる。
次に王冠っぽい形の蓋が外れる。実は上からかぶせてあるだけだった。引っ張れば抜ける。
ボリュームを取り出せた。
無水エタノールにじゃぼん
※今回の修理手法は以下を参考にした:
修理の前に、とりあえず電源につないで状況確認。
端子の接触不良などではないこと、ボリューム内部のガリが悪いということで原因特定。
修理の方針だが、モノは見えているので新品のボリュームを買ってきて交換する根治案と、交換せず雑に状態改善させてみる問題先送り案がある。
既存品と合致する仕様の可変抵抗を特定するのがだるいので、今回はとりあえず先送り案でやってみることにした。
ピルケースに無水エタノールをなみなみ注いだら、配線付けたままのボリュームをじゃぼん。
そのまま数十分放置。
たまに取り出してツマミをぐりぐり動かてみる。
またじゃぼん。放置。
しっかり覆うようにすればエタノールの蒸発をある程度抑えられる、かも |
満足したらテストして組み立て。
雑修理にしてはわりと改善できた
修理したランタンはこのようになった。
先送りの雑修理のくせにまともな結果が出たのでちょっと困惑した。こういうのうまく行くとたのしい。
ちなみに触れずとも光量が揺らめく不具合もついでに治っていた。ガリが空気の振動にすら反応するほど鋭敏だったのだろうか。そんなことある……?
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