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「多摩モノレール通り」の順番逆になっちゃった感が好き

多摩モノレール通り、という道路がある。

隣に常に多摩都市モノレールが並走している道なので、大変わかりやすい名前だ。


多摩ニュータウンの丘陵地帯。景色がよい。
モノレールの下を走っている道路が多摩モノレール通り。


多摩川を渡るのもモノレールと道路で一緒。
奥が立川駅周辺のビル。


そしてこの名付けはどうも順序が逆転しているようだ。

多摩都市モノレールは用地確保を円滑に行うため、既存の道路の上空を通すように計画された。地下鉄大江戸線などが既存の道路の真下を通っているのと理由は同じである。


今昔マップより。昔の地図(左)には道路だけがある。

基本的には道路が先に作られてそこにモノレールが通された形なので、順番から言えばモノレールの方を「都道◯◯号線上モノレール」とでも呼ぶほうが理にかなっているのだろうと思う。

今の名付けはいうなればポロロッカ現象が起きた感じだ。由来が混同されていく感じが民俗学っぽくて好き。


ところで多摩都市モノレールは乗り通すとかなり景色の変化があってとても楽しい。中央道を跨ぐところが個人的お気に入りです。

(おわり)

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