日本語環境で英語キーボード(ANSI配列)を使うためにやっている設定について。
自分はかわいいキーボードが使いたいという一点で英語配列を選んだので、スタンスが中途半端という気もしている。実用性でキー配列を選んだわけではないという意味で。
ANSI配列では何が困るのか
keychronのANSIキーボード |
英語配列にスイッチする場合、以下の点が問題になりそうに思う。
- 半角全角キーがない
- これが一番困った
- 未だに改善したい気持ちがある
- 変換キー、無変換キーがない。ひらがなカタカナキーもない
- このあたりは人によっては不便かもだが、自分は特に困らなかった
- かな印字がなかったり、記号の配置がちょっと違ったり
- わりとすぐ慣れた
どうやって日本語入力ON/OFFを切り替えるか
結局のところ問題はここに集約される。
- キーボード側には半角全角キーが存在しない。その位置にはバッククォートが置かれている。
- またOSの設定を「接続したキーボードは英語配列である」とすると、仮に半角全角キーを押してもバッククォートが入力されるだけになる。
とくに2つ目の挙動がやっかいだ。
VIAなどでキー配列をカスタマイズすれば、英語キーボードにも半角全角キーを設置することはできる。しかしそれを押したところでPCに入力されるのはバッククォートである。
基本的に、日本語キーボードと同じ感覚でIME ON/OFFを切り替えられる半角全角キーは作ることができない。
Alt+` による代替
(自分はこれの存在を忘れていたが友人に教えてもらった)
特徴は
- 特に設定変更などをする必要なくデフォルト状態で使える
- 2キーのうち1つは半角全角キーの位置にあり、移行ギャップが少なそう
ただこの方法は押すたびに手の位置をホームポジションからずらさないといけないので、頻繁に使う場面では若干面倒に感じた。
Ctrl+Space による代替
半角全角の代わりとしてよくオススメされるのはCtrl+Spaceのようだ。半角全角とだいたい同じ距離で迷わず押せるためか。
Alt+` と違って手をずらさず押せるのがよいと思っている。
GoogleIMEのプロパティ > キー設定 > 編集 から上のように設定を追加することで、Ctrl+Spaceを押すごとにIME切り替えできるようになる。
キーボード側に一切用途のないキーが余っている場合は、以下のような設定を加えてもよい。
これは「物理では存在しないF22キーを押すとIMEが切り替わる」とする設定。物理で存在しなければF18でもF14でもなんでもよい(22を選んだのは戦闘機っぽくてかっこいいから)。
あとは、キーボード側の余っているキーをVIAでF22に割り当てれば、それが半角全角キーのように振る舞う。
どうしてもキーボードの左上でIME切り替えしたい場合の代替案
キーボード左上にはよく使うキーが詰まっているので、どれかを1つを潰して代わりにIME切り替え用に使うというのは現実的ではない。
ただどうしても左上を使いたい場合、2キー組み合わせを無理やりIME切り替えに割り当てるという方法を選ぶことはできる。
手順はまず、VIAでバッククォートにMOD-TAPを設定する。設定内容は「短押し→バッククォート」「長押し→レイヤー切り替え」である。
このスクショはVIAじゃなくRemapだけどやってることは同じ |
そして切り替えた先のレイヤー(この場合はレイヤー4)で、1キーの機能をF22に置き換える。
あとはGoogleIMEの方で先述のF22設定を有効化すれば、「バッククォート+1」を押すことでIME切り替えができるようになっている。
設定してみた感想だが、この方法ではMOD-TAPの切り替えラグが気になる結果となった。MOD-TAPは短押しと長押しの切り替え閾値があり、デフォルトが200msらしい。
つまりバッククォートを押してから0.2秒待たなければレイヤーが切り替わらず、瞬時の操作ができない。JISの半角全角キーの場合とはやはり異なる操作の感触だった。
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