なぜなら理想的な足湯器だから。
女性とは常に足を冷やしている人類である
理由はいろいろあるが、ここでは「とにかくそういうものである」という前提知識だけを覚えておけば問題ない。
冬場は言うに及ばず、夏ですら足だけは冷え冷えとしていることなど珍しくない。
当然そのせいで年中健康とQoLに少なくない犠牲を強いられている。
さて、靴下や保温下着などのパッシブな手段を使っても
冷えを解消できないとき、人はどうするか。
これが胴体部であれば、ホットミルクを飲むといったアクティブな保温に切り替える対処ができる。
しかし当然であるが、足の血管にホットミルクを流し込むわけにはいかない。
お前の血は何色だと問われた場合の返答に困ることになる。
あなたがもし合理的男性ならば、では風呂にでも入ればいいさと考えることだろう。
しかし思い出してほしい。女性の髪は長いものである。
癖毛であれば浴槽からくる湿気だけで飛び跳ねかねないし、乾かすにも20分はかかることだろう。
さらに言えば冷えは「今」解決したい喫緊の課題なのであって、
家事があらかた完了したあとにゆっくり入る入浴とはそもそも性質が異なる。
そして冷えが解決できなければその家事の消化効率さえ大幅に低下する。
あらためて、体調と集中力の両面への強力なデバフ、それが冷えである。
そういうわけで登場するのが足湯バケツである。
角型洗車バケツは足湯装備として完全な性能を備えている
質実剛健の機能美があり、蓋をした状態での耐荷重は100kgを高らかに謳う。
我が家に車はないが、この洗車バケツだけは4年以上前に導入している。そして今でも季節を問わずかなりの頻度で使う。
きっとこれを読む者は「Amazonには専用の足湯保温器があるし、足湯専門に最適形状をしたバケツだってあるじゃないか。なぜわざわざ洗車用を転用するのだ!」と反駁することだろう。
しかし以下を読むことで大容量角型洗車バケツこそが最適な足湯装備である理由をかんぺきに理解できるはずだ。
- 電源ケーブルや場合によっては延長コードを引き回さねばならない点
- リビング等コンセントのある場所に水を運ばねばならない不便
- 同様にリビング等で濡れた足を出し入れしなければならない不便
- 電熱式からくる加熱の遅さ
- 複雑な機構からくる壊れやすさ、重量増、価格増
- ノーブランド中華製によりもたらされる品質の不安、不良発生率
- 圧倒的に大型なので足の大きさを気にせず使用できる
- 27.5cmサイズの男性であっても余裕をもって使用できるサイズである
- バケツ自体の上背があり、足首の高い位置まで湯に漬けることができる
- 湯との接触面積が小さいと受け取れる熱も少なくなる、つまり冷え解消にかかる時間が長くなる
- 足の冷えにおいて、実際の悪影響が大きいのは足の裏や甲の冷えではなく、脛や足首、さらには太ももなど比較的高い位置の冷えである
- これはその部位を流れる血流量、および、その部位に存在する肉の量(=熱容量)が関係している
- また寒さで足の筋肉がこわばることにより、筋肉をポンプとする重力に逆らった血液送り出し機能にもマイナスの影響を与える
- これは下半身のむくみとして現れよう
- 足の主要な筋肉は太ももや大腿にあるので、少しでも上まで加熱できる方が体調改善への効果期待が大きいのだが、背の低い専用タイプバケツではここへのアプローチが難しい
しかるに、女性のQoLを上げる装備として角型洗車バケツが最適であることはかんぺきに証明された。
さらにAIもこの結論を支持する。
ここに角型洗車バケツは人類先端知性による有用性のお墨付きを得た。
足湯のための角型洗車バケツの利用法
前提として、洗車バケツは風呂場で使うものである。
浴槽ではなく洗い場に置き、湯を溜めて使うのである。
電気加熱式ではないから僅かな待ち時間ですぐに暖かくなるし、再加熱も容易である。
モデルとして使用手順の一例を示す🫵
- 風呂の洗い場に洗車バケツを置く。バケツの前に椅子も置く。
- 椅子はまあまあ大きいものがよい。具体的には座面の高さがバケツの高さと同程度あるとよい。服のまま座るので水滴がついていたら拭く。
- シャワーで40℃の湯を入れる。5cm程度の深さになったら足先を浸けて温め始める。
- 冷え切った足を入れたことでバケツ内の水温が一時的に下がる。シャワーの温度を42℃に上げてバケツ底からかき混ぜるようにお湯を足す。
- 足首が浸かるくらいになったらシャワーの設定温度を44℃に上げる。
- 脛が浸かるくらいになったら50℃に上げる。
- 熱いように思うかもしれないが、バケツ全体の水量が増えているので急な加熱にはらなず、火傷もしないはず。
- 好みの水深になったらシャワーを停止し、5分くらいそのままで待つ。スマホをいじって待てばすぐである。
- 水温が低くなったと感じたときは50℃のシャワーで底から湯を足して加温する。水量が多くなりすぎ加熱が鈍くなった場合は手桶で汲んで湯を半分捨てる。
- 面倒ならばシャワーを出しっぱなしにしてバケツの湯を常時溢れさせてもよい。
- 十分加温され満足できたら足を抜く。片付けでは、満水のバケツはかなり重いのでそのまま持ち上げたりせず、手桶である程度汲み出して軽くすると安全である。
このようにして体温以上のホカホカになった足は芯まで暖かくなっており、良好な状態を1時間以上キープする。これが電気毛布使用時にありがちな「使用中は確かに温かいが、家事等のため抜け出すとすぐに寒くなる」ジレンマを解決している。
かように時間・費用の両面でコスパにすぐれた解決策がとれ準備や片付けも手軽であるから、角型洗車バケツを用いれば冷えからくる女性の(そして男性も)QoLを大きく改善できよう。
納得しただろうか。
納得したら女性へのクリスマスプレゼントは大容量角型洗車バケツを買え。
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