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こどものケトーシス、あるいは自家中毒症について

うちの上の子はふつうの風邪やちょっとした体調不良でもすぐ嘔吐する。 「まあそういう胃腸が弱い的な体質なのかなー。子供って個性色々だしなー」程度になんとなく考えていたが、このほどケトーシスというドンピシャこれ答じゃんみたいな概念を教えてもらった。 教えてくれたのは子供の救急先で私の相手をしてくれた医者であり、その説明は大変にクリアーであった。これは記憶が新鮮なうちに書き出しておかねばと感じた次第なので備忘録を起こす。 ※私自身は医療関係者ではなく専門知識も特にない。聞き間違いや思い込みを含む様々な理由により間違ったことを書いている可能性は十分にある。この記事を信じて何らかの行動を取ったとしてもその責任はすべて行動した本人にある。 〝子供は低血糖のとき嘔吐する〟まさか なんじゃそりゃって感じだ。おかしいと思いませんか? ねえ、あなた? 私は思った。これ、胃腸炎の子供を家で診た親の感想とは真逆なので。 まず参考として、子供がノロやロタにかかると、細かい違いはあれど大体こうなる。 最初に吐く(ここで胃腸炎に気づく) 吐くので食事を摂れない → 低血糖 吐くので水分を摂れない → 脱水 低血糖と脱水症状のコンボでグッタリしてくる 回復のため少~しずつ水分を摂らせる 再度吐く → ループ 吐かない → 恐る恐る回復コースへ つまり自然な思考として、吐くから低血糖になるのだと当たり前に思っている。 しかし医者の話を信じるならば、まず低血糖が先に来て、そのせいで嘔吐していた可能性があるということになる。 上で書いた順番どおりだったケースも当然あるだろうが、一方で完全に順番が逆だったケースもあろうということだ。 というか論理的には、胃腸炎でないただの風邪で嘔吐する場合は、まず先に低血糖が発生していたパターンの可能性が高そうだと考えられる。 そしてこの後者パターンの原因がケトーシスと呼ばれるものであるらしい。 なぜ低血糖こそが嘔吐の原因たりうる? 低血糖とは率直に言って生命の危機である。脳はブドウ糖でしか働かない。 人体には低血糖それを補償する仕組みが何重にも備わっていて、生命の危機を防ぐように働く。 身体は低血糖時、糖のかわりに脂肪酸をエネルギー源とするよう働く。しかし肝臓が脂肪酸を代謝するとき副産物としてケトン体が発生する。 ケトン体には主に3種類(アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、...

ToHeart2 ダンジョントラベラーズでキーボード操作が効かない不具合。確実な解決策はなし。

ダンジョントラベラーズはDMM.comで売られているPCゲームのシリーズだ。元はWinXP時代のゲームで、PSPやVitaへの移植もあったらしい。 キャラがかわいい どのようなゲームかと言えば、ゲーム性やスキルシステム等はまんま世界樹の迷宮で、キャラとシナリオが00年代ギャルゲーという作りをしている。 ちょっと触ったところの評価では、かわいい見た目とは裏腹にゲームバランスは結構シビアに作られていて(それこそ世界樹の迷宮のように)ちょっと油断するとあっさり全滅する。これがわりと面白い。 ただシナリオやかけあいの小ネタなどは完全に当時のギャルゲーなので、懐かしさを抜きにしてもだいぶノリのきついシーンが多々ある。共感性羞恥というかなんというか……。まあ元ファンディスクだしね。 今ちょうどセールやってるのでこれを機に触るチャンスではある。でもゲーム性だけを求めるなら素直に世界樹やったほうがいいと思う。 → いちおう  [販売ページ] 不具合について PCゲームなのでマウスとキーボード操作が基本となるが、ソフトの起動時にキーボードが反応しないことが多々ある。 環境 Win11 x64 Home Core i7 12700 96GiB Mem モニタは4k60pが2枚 キーボードはGem80 発生ソフトはToHeart2 ダンジョントラベラーズ Win10版の移植時期はシリーズのどれも同じなので、後続作品にも同様の問題がある可能性はわりと高いと思う 症状の詳細 ゲーム起動直後のロゴ画面から何から、一切キーボード操作が効かない場合がある マウスでは操作できた(自分のケースでは) コントローラーでは操作できた 発症中でもAlt+F4は効く 設定画面やキーコンフィグをいじったりしても改善しない ゲーム操作中にこの症状が改善したケースは、今のところ無い ゲーム操作中に突然発症するケースは2回ほど経験済み 以下の手順では改善しなかった ゲームを管理者として実行 PCの再起動 Steamの終了 参考: Death Stranding PC版で、操作ヒントがキーボード表記になっちゃう問題 コントローラーを接続してから接続解除する 解決手順(暫定) 暫定としているのは、以下の手順で問題が解決する場合があるが、100%確実ではないため。 一度ゲームを終了して再起動する ゲームを終了する際...

「多摩モノレール通り」の順番逆になっちゃった感が好き

多摩モノレール通り、という道路がある。 隣に常に多摩都市モノレールが並走している道なので、大変わかりやすい名前だ。 多摩ニュータウンの丘陵地帯。景色がよい。 モノレールの下を走っている道路が多摩モノレール通り。 多摩川を渡るのもモノレールと道路で一緒。 奥が立川駅周辺のビル。 そしてこの名付けはどうも順序が逆転しているようだ。 多摩都市モノレールは用地確保を円滑に行うため、既存の道路の上空を通すように計画された。地下鉄大江戸線などが既存の道路の真下を通っているのと理由は同じである。 今昔マップより。昔の地図(左)には道路だけがある。 基本的には道路が先に作られてそこにモノレールが通された形なので、順番から言えばモノレールの方を「都道◯◯号線上モノレール」とでも呼ぶほうが理にかなっているのだろうと思う。 今の名付けはいうなればポロロッカ現象が起きた感じだ。由来が混同されていく感じが民俗学っぽくて好き。 ところで多摩都市モノレールは乗り通すとかなり景色の変化があってとても楽しい。中央道を跨ぐところが個人的お気に入りです。 (おわり)

JR東日本トレインシミュレータのバグ対処メモ。開発元はせめて公式アナウンスを出してくれ。

JR東日本トレインシミュレータは音楽館のPC用ソフトで、実写映像を使った鉄道運転シミュレーターである。 ゲームではなくシミュレーターなのが特色で、本物の運転手の教育にも使われるシステムをPC移植した本格的なソフトになっている。 このあたり電車でGO!とは全然思想が違って、定着でポイントを稼ぐとかダイヤ遅れでゲームオーバーになるみたいな概念が存在しない。そういった理由からゲーム性は薄い。  収録路線は随時追加されていて現時点では18種に上るDLCが存在する。音楽館のトレインシミュレータシリーズが継続的にSteamで買えるとは、なんていい時代になったことだ。 ※音楽館というのはカシオペアのキーボーディストで世界的に有名な向谷実さんの会社。社長は生粋の鉄道ファンなことでも有名で、東京メトロ東西線のつなげると1つの長い曲になる発車メロディなんかもこの人の作曲。 ……という良い側面ばかりではないのだ というのもこのソフト、どうも品質が微妙だ。ぶっちゃけて言うとバグが多い。なので個人的に遭遇したエラーと対処法をメモしておく場所としてこの記事を書いている。 もともと音楽館は訓練用シミュレーターを筐体ごと一括納入する業態なのかな? さまざまな環境が混在するPC用ソフトは不慣れそうな感じがする。 まあそれはいいのだ。気になるのは、Steamコミュニティ上で様々なバグが報告されているのに、公式からこれに対するアナウンスが一切されない点である。 頻繁に(新路線追加のたび)Youtubeで生放送をしているにもかかわらず、私が遭遇したバグのいくつかは現在でも放置されているし、公式情報で触れられたこともない。 ずっと前からSteamコミュニティ上で報告のあった不具合ばかりなので、開発元がこれを認知できていないとは思いたくなく、技術力の問題なのか、単に不誠実なのか、微妙に判断に迷う感じだ。 再現環境メモ:Win11 x64 Home 23H2、Core i7 12700、DDR4 96GiB、RTX 4070Ti 12G、アプリバージョン 1.0.1.496、DLCは東海道線と高崎線を導入 まともなグラフィックス設定がない 不具合ではないのだが、結局これが諸悪の根源という感じがする。 このゲームのグラフィックス設定画面は以下である。 当然あるべき設定項目が見当たらない。垂直同期ON/OF...

Xperia 5 IIIの物理ボタン・指紋センサーが認識せず。対処法もあるにはあるけど不十分。

Xperia 5 III(エクスペリア5・マーク3)の各種物理ボタンがダメになってきた。 これまでに対処してきた経過と結果をメモしておく。 【問題1】指紋センサー認識せず 症状 突然指紋センサーでのロック解除ができなくなる ロック画面に「指紋認証ハードウェアは使用できません。」のエラーが一瞬出る 指紋センサーに触っても端末がいっさい反応しない 設定画面で指紋に関する設定が非表示になっている 銀行系などの3rd partyアプリでも指紋ログインできなくなっている 端末再起動で直ることもあるが、数時間~数日程度で再発;状態A そのうち端末再起動しても症状改善しなくなる;状態B とりあえず効果あったが対処法(でもしばらくすると再発) 検索するとよく出てくる方法。参考サイトは  https://sumahodigest.com/?p=22953  や  https://king.mineo.jp/reports/275825  など。 状態Bからスタート 設定のセキュリティより、セキュリティの詳細設定 > 信頼エージェント > Google Smart Lock > 無効化 Google Play 開発者サービスのキャッシュを削除 やらなくていいかも? とも言われている 実際これをスキップしてもとりあえず解決するので個人的には不要扱い 端末再起動 とりあえず解決する しかし、数日~数ヶ月経つと症状再発し状態Aに戻る 再発後また直ることもあるが、直らないこともある 端末再起動で直ることもある 再度同じ対処法を試みることで直ることもある まったく直らなくなることもある いずれの場合も数日後には症状再発 効果のあった対処法その2(これも後に再発) 状態Bからスタート 画面ロックを完全にOFFにする(登録済みの指紋が全部消える) 再度画面ロックを設定して指紋登録からやり直す 解決する しかし、数日~数ヶ月経つと症状再発し状態Aに戻る 効果のあった対処法その3(これも再発) 状態Bからスタート 電源を切る SIMカードとMicroSDの入ったトレイを取り出す 電源を入れる(この時点で指紋センサが戻ってくる) SIMトレイを元に戻して再起動する 解決する 再発する 効果がなかった対処法たち 状態Bより、端末をセーフモードで再起動す...

PCの全データ完全消去に専用ソフトは不要

「古いPCを売ったり捨てる前にHDDのデータは完全消去したい。」 検索すると「データ消去できるフリーソフトを使おう」とか出てくるのだが、実は標準コマンドでできる。 cipherコマンド 具体的にはcipherコマンドというのが標準で入っているので、それを使う。 管理者権限は不要。使い方は以下のようにする。 cipher /w:{ドライブ文字}: 実行するとこんな感じで、空き領域を00、FF、乱数で計3回上書きしてくれる。 500GiB HDDで "......" のバーが右端まで進むのに2時間くらい cipherを使うメリットは以下 初期化直後のネットもつながってないPCで実行したいので、追加インストール不要なのはうれしい 「誰が作ったとも知れぬフリーソフトの挙動を信頼する」をしなくてよい ちゃんと空き領域クリアを3回してくれて、かつ進捗がなんとなく見える 全体的な手順(Windows10以上を前提にしている) 古いPCから必要なデータを抜き出す Shift押しながら再起動して「このPCを初期化する」的なやつを選ぶ さらに初期化対象について聞かれるので「アプリケーションとデータのすべて」を選ぶ 初期化開始したら数時間放置して、データが全部消えるのを待つ 終わると勝手にWindowsセットアップ画面になるので、適当に進める この間、できればネットに一切繋がずセットアップすること 古いPCでもネットに繋がなければ安全 ネット繋ぐとアップデートが始まり、それによって空き領域が減る(= データ消去できる領域も減る) Win11ではセットアップ中にネット接続を強制されるが、実は検索すれば回避手段がある デスクトップ画面が表示されたらcmdを立ち上げてcipherを実行する HDDが複数ボリュームある場合はその数だけcipherを繰り返す 完了 ~あとは売るなり捨てるなり好きに~

初期状態にしたChromeに最初から拡張機能が入ってくるやつの防ぎ方

Chromeを新規インストールしたり、既存のChromeであっても新規プロファイルで開始した場合、完全な初期状態のまっさらなChromeが立ち上がってくることを当然期待する。 しかし実際には、完全な初期状態にはならず何らかの拡張機能がインストール済みになってしまうケースがある。特にマルウェアが残り続ける場合は深刻になる。これについて調べた。 症状 初期インストール状態のChromeでメニューを開くと、「新しい拡張機能が追加されました」のメッセージが複数出る。 拡張機能の管理画面を開くとこんな感じ。 問題点 基本的にたいした実害はない。なんとなく気持ち悪いかな、くらい。 これらの勝手に入っている拡張は、PCにインストールされているChrome以外のソフトの補助機能であることが多い。上の例であればAdobe AcrobatとGoogle Driveの補助機能である。 このくらいならインストールされていても問題ない程度の機能だし、本当に邪魔でも削除なり無効化なりすれば止まる。メモリも浪費しない。 しかしたまに変なマルウェアがChromeを操作するのに使っているケースがあって、その場合は対策が必要になる。 イメージ的にはHao123みたいな感じで、「アンインストールできない、しても復活する、ブラウザのスタートページが書き換えられる、勝手に変なページが開く、設定で塞いだと思っても効果がない」といった感じになる。 こういったケースではChrome新規プロファイルを最初から汚染してくるケースも多く、そのままだと本当にアンインストール不能になるので、強制的に削除する手順が必要になってくる。 設定の大元になっているのはどこか? 実はChromeの設定やプロファイルディレクトリに書かれているものは大元ではない。こいつの設定の根源はレジストリである。 regeditで以下のキーを開く HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Google\Chrome\Extensions この下にさらに拡張機能IDごとにキーが作られている。 ※ちなみに、ここに登録されているのはChromeに初期自動インストールさせる拡張機能のみで、ユーザーがあとから自分で導入したものは含まれない スクショでは efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj のキ...

OpenMauSuji(マウ筋)を使うとSlackアプリ他のホイールスクロールがすごく重くなる問題

マウ筋というマウスジェスチャーのためのフリーソフトがあり、便利に使っていたが、表題のような問題を引き起こすことが判明してしまった。とりあえず備忘録を起こす。 Win11 Home x64 スムーズスクロールOFF 症状 Slackアプリでトーク画面のスクロールがめちゃめちゃ重くなる不具合 Explorerでファイル一覧をスクロールするときめちゃめちゃ重くなる不具合 いずれもマウスホイールでスクロールした場合のみ発生し、キーボード上下キーやPageDown/PageUpキーでは重くない またスクロールバーを掴んで上下する場合でも重くない 「スクロールが重い」というが、実際は「スクロール時にPCの反応が全体に遅い」といいう感じ ホイールを適当に動かすとスクロールの画面更新が10fpsくらいに落ちる このときマウスカーソルの位置更新も10fpsくらいに落ちている さらにホイールを回し続けるとbeep音が「プ、プ、プ、プ」と鳴る 重くなるアプリとならないアプリがある。たとえばChromeは重くならない スクロール中のCPU負荷はslack.exeが7%くらいにまで上がっていたが、マウスカーソルの遅延が発生するほどの使用率というわけではない PCを再起動すると問題は解消する しばらくすると再発する場合もあるし、しない場合もある。きっかけは不明 OpenMauSujiとの関係 前提としてOpenMauSujiはスタートアップ登録のうえ常駐させている 登録しているジェスチャーはWebブラウザ共通のところに4つだけ ほかは全て初期設定 問題が発生した状態でOpenMauSujiの設定を変更すると症状に変化が現れる OpenMauSujiを終了するとスクロールの重さは即座に解消する OpenMauSujiを再起動すると即座に症状は再発する OpenMauSujiのマウス監視をOFFにすると症状は即座に解消する OpenMauSujiのマウス監視をONに戻せば即座に症状は再発する OpenMauSujiのマウスジェスチャー登録をすべて消しても症状に変化はない 対処 とりあえずOpenMauSujiの利用をやめるほかない。 類似ソフトはOSアップデートにしたがってどんどん使えなくなる運命にあるらしく、過去にもかざぐるマウスが動かなくなったりして使うのをやめた。マウ筋のこれもその流れだろう...

SUZUKIのカーナビの地図更新に失敗。対処法を書く。

SUZUKIの車にこのタイプのナビをつけて乗っている。 https://www.suzuki.co.jp/car/information/9navi/ ちなみに中身は楽ナビらしい。 さて、8/1に最新の地図データが来ていたので更新したところ、途中でエラーが出て失敗した。 いっさいの地図データが消えてしまったナビ画面。虚空を走ってるみたいで不気味。ちょうど今やってる Iron Lung ってホラーゲームがだいたい同じ雰囲気だ。 ↑地図データバージョンのところがおかしな値になっている。 問題の経緯としては、 64GBのUSBメモリを用意 中身が入っていたのでexFAT(アロケーションユニットサイズ128KiB)でフォーマット 公式サイトの案内する手順そのままに作業して更新USBを作成 車にUSBを差す 本体更新を実行し、正常終了 続く地図更新の途中でエラー画面 リトライするかと聞かれたので「はい」を押したが再度失敗 上の写真の状態になる という感じ。エラー画面の写真も撮っておけばよかった。内容は覚えている限りで「更新に失敗しました。販売店にお問い合わせください。リトライしますか? はい/いいえ」のような感じ。 その後の経緯は exFATで更新USB作ったのは今回が初めてだったことに思い至る 慣れ親しんだFAT32で再フォーマット(標準のアロケーションユニットサイズ) 本体更新データを抜いた更新USBを作る 車に差して地図更新だけ再実行 本来25分の更新で終わるはずのところ2時間近くかかって完了 どうやら正常に戻った となった。 結局exFATが悪かったのか、単に更新USBを作り直したので成功しただけなのかはよくわからない。公式の手順ではexFATまたはFAT32を使えとあるので問題ないはずだが…… しかし、原因がどうとかいう以前に、IT屋の端くれとしてはこう思わざるを得ない。すなわち: 「更新成功が確認できるまでは古い環境消すな」 「失敗がわかった時点で即座にロールバックしろ」

俵万智『プーさんの鼻』は育児あるあるを素敵に切り取っていた

端的にとても良かった。 いくつか好きな歌を抜粋する。 読みやすく覚えやすくて感じよく平凡すぎず非凡すぎぬ名 名付けの葛藤あるあるすぎて何も付け加えることがないやつ。 海底を走る列車の音がする深夜おまえの心音を聞く LDRで聴く胎児心音のくぐもったリズムからはたしかに異界の音がした。出産の瞬間から肺呼吸に切り替わる胎児にとって羊水は原始の海だよねえ。最後の上陸に向けてどんどんテンポが早くなるんだよなあ。 おさなごの指を押さえてこの淡き小さき世界のふち切り落とす 新生児の指先はそこから聖域が始まる感じがする。白くて心なしか半透明で、周囲の雑多な俗っぽさに一切染まっていない世界というかんじ。爪を切るだけなのにいつもと違った感覚がして新鮮。 年末の銀座を行けばもとはみな赤ちゃんだった人たちの群れ 新生児と自宅で1週間缶詰生活! からのちょっと買い物に外出すると、自分で立って歩いて会話してトイレもできる人間がこんなにたくさんいることに驚愕する。家にいるあいつがこうなるのか……!? ふるえつつ天抱くしぐさ育児書はモロー反射と簡単に呼ぶ 知識があっても実際に見ると神秘ーってなる原始反射。毎日のしぐさ一つ一つに神が宿る感じある。 生きるとは手をのばすこと幼子の指がプーさんの鼻をつかめり うちの赤子も隣で読んでるこの本を掴んできたのでタイミングばっちり。 あーじゃあじゃ、うんまばっぽー、この声がいつか言葉になってゆくのか 上の子ですでに体験済みのはずなのに、未だに赤子から幼児へのステップがどんなふうなのか実感を持てない。人間らしき存在が毎週毎日もっともっと人間になってゆく、その積み重ねがこのミッシングリンクになるのかあ。 右腕のつけ根あたりに子の頭のせるにちょうどよきくぼみあり あるね。 靴を履く日など来るかと思いいしに今日卒業すファーストシューズ 半年で買い替えてゆく子の靴に我が感慨も薄れてゆかん 靴はなんの記念日にもならなくなっていくんだよな。これは本当にそう。一瞬で脱ぎ去る。 着ぶくれて石拾う子よ人類は月まで行って拾ってきたよ 一緒になって石拾いどんぐり拾いやってると大人のほうが夢中になってたりするやつ。狩猟採集生活の名残かもしれない。本能。 その他、別の歌集から持ってきた不妊治療の歌なんかも結構えぐる感じがあったりした。人間もとはみんな赤ちゃんだしいつでも皆がんばっているよな...

スタイラスペン用のAAAA電池(単6電池)に充電式を見つけた。充電方法はかなり無理矢理。

モノはこれ。 https://www.amazon.co.jp/dp/B07CMT78N3 実物の見た目はAmazon写真そのままだった 単6という電池規格は日本には存在しない。海外製品でたまに出くわすAAAAバッテリーのことを、俗に単6電池と呼んでいるものである。 とにかく細くて軽いが、単5電池ほどずんぐりむっくりとはしていない。サイズ感とプロポーションはむしろ単4に近いものを覚える。 ※末尾に追記あり。電池性能悪すぎてダメだった。 Q. 充電式AAAAを導入したいモチベーションって何? A. 以下のような理由 ペンの電池消費はゆっくりなので充電式でないAAAAでも数ヶ月はゆうに保つ しかしペンそのものの使用頻度が低いため、自己放電により電池が死んでしまい、それに気づけないといったことが起きる 交換用電池を常備しておくのは現実的ではない。買い置きした電池も同じペースで自己放電してしまうため つまりペンに入れた電池が切れるまでは、次の電池を買い足すことができない 家に交換用電池が用意されていないということは、「久しぶりに取り出したペンがなんか調子悪い。接続が不安定、電池切れかもしれない」となったとき、とりあえず交換してみて問題が解決するか見る というムーブが取れない 毎回「このペンの不調は電池が原因じゃないかもしれない…… 無駄になるかもしれないけど新品電池買ってみるか?」という悩みが発生する こんな悩みはさっさと根本解消させて人生をシンプルにしたい。ゆえに充電式AAAAを買うべきである 自己放電で弱っていても、充電式なら短時間の充電ですぐに復活する つまり充電式を導入することで、新品電池を買うか?? みたいなどうでもいい悩みから根源的に開放される Q. 充電式はペンで使えるのか? A. 使えた。 使ったペンはワコムのBamboo Ink (CS321A1K0C)、PCはHPのEnvy x360。 Q. AAAA専用の充電器まで用意するの無駄じゃない? A. 専用充電器は不要である。Eneloopの充電器で無理やり単4サイズにして充電する。 これはAmazonの商品ページでも報告されていた充電方法だ。 上のようにして単4電池用の端子で充電を行う。 単4よりAAAAの方が数ミリ短く、そのままでは端子に届かないが、端子と電池の隙間を適当な金属製の詰め物で埋めれば充電でき...

Grafana11の常時表示が低スペタブレットが固まるときの対処法

キオスク端末状態にして使っているGrafana11のダッシュボードが重く、Kindle Fire HD10のブラウザがしょっちゅう固まるので対策を試行したメモ。 Grafana8くらいまでは特に何も考えなくてもパフォーマンス問題はなかった。11にはメモリリークが隠れているのではという気もするが詳しく追跡はしていない。あくまで対症療法。 問題発生時の挙動 ダッシュボード表示開始から最初の数時間は何も問題なく動作する。 そのうち12時間~24時間くらい経過したところで画面の更新が遅延するようになる。一部のパネルでロード中を示すバーが消えなくなる。 それからMacrodroidで検知している充電レベル低下などが判定されなくなる。これによりタブレットが過充電ないし過放電状態になる。 同じくらいのタイミングで画面の常時点灯がオフになる。これはバックグラウンド動作して常時点灯状態を維持してくれるアプリの動きが妨げられるからではないかと考えている。 この頃になるとブラウザはほぼ固まってしまい、ダッシュボードのスクロールすらできなくなっている。 フリーズ後の対応は、ホームボタンを連打してブラウザを一旦停止させることでタブレット全体のフリーズは解消する。 ブラウザを前面に戻すと元に戻るが、一度タスクキルしてから開き直せば最初の、問題が顕在化する以前の状態に戻る。このあたりの挙動からメモリリークっぽさを覚える。 対策1:ダッシュボードの自動更新頻度を下げる 最も効果的だった対策。 一番短い設定だと5秒更新だがこれを10秒にするだけでかなり安定する。 瞬時電力値は5秒ごとに計測しているのでちょっともったいない感じはするけれど、実用上は大して気にならない。 対策2:ブラウザをOperaにする たくさんのブラウザを試したなかで一番軽いのがこれだった。Operaはキオスクモードに便利な全画面表示ができるのも嬉しい。 他に試したブラウザには以下のようなものがあったが、どれも24時間~48時間でフリーズしていた。 Silkブラウザ(Kindle標準のやつ) Chrome Firefox Firefox Focus Edge Opera Mini Vivaldi Waterfox Fully Kiosk Browser 2時間毎に自動リロードの設定を入れてみたがやはりフリーズした。謎。 Orions...

Google Pixel 7aでLINEの通知時にバイブが鳴らない問題

新品のPixel 7aを購入してセットアップ中に発覚した問題。 解決方法が分かりづらかったので備忘録を残しておくことにした。現象自体はありふれているのでPixel以外の端末でも起こり得る。 概要 LINEトークおなじみのバイブ(「ブーブブ」のリズムのあれ)が鳴らない トーク自体は問題なく届き、端末で通知もされる 通信状態に問題はない マナーモードのON/OFFに依らず発生する 夜間モードやDnDやサイレントモードは無効になっている 端末本体のバイブ機能は生きている(LINE電話の着信時はちゃんと振動する) 設定状態も示す。LINEの 設定 > 通知 > メッセージ通知 を開くと バイブレーションが有効になっていることが確認できる。 解決方法 LINEではなくAndroidの設定を開く。 音とバイブレーションに進む。 バイブレーションとハプティクスを開く。 リストでは「ON」とだけ表示されているが、実際はもっと細かい設定ができる。わかりづらい。 通知時のバイブレーションという項目がある。 これは端末における全通知のバイブレーション強度を決めるマスター値になっている。 いつかのタイミングで、少なくとも旧端末からデータ同期を終えた時点で、Pixel 7aにおける設定値はゼロになっていた。そのためどれだけ個別通知の設定をいじってもバイブが鳴らなかった。 なお、端末購入直後の本当にまっさらな状態における初期設定値は不明である。 また移行元端末であるPixel 5にはこの設定項目自体が存在しなかった。 たぶん無理だけど見知らぬ誰かに届け https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10273471455

ChromeでAlt押しながらリンクをホバーすると小さなウィンドウが現れて、邪魔

ChromeでAltキー押しながらリンクをホバーすると小さなウィンドウが立ち上がってしまう。これが邪魔なので無効化したいという話。 ちなみにAltを押しておくとアンカーテキストを直接選択できてコピペに便利なのだが( 個別記事 )、このポップアップウィンドウが見事に邪魔してくる。最悪。 概要 最初に断っておくと、これはおそらく一般的なトラブルではない。 "chrome alt mouseover disable" などで検索してもそれらしい報告がヒットしなかったのと、同じブラウザでも新規プロファイルでは発生しないなどの特徴が見られたためだ。 実際に症状が発生している様をキャプチャしたのが以下のアニメーション。撮影中は一度もリンクをクリックしていない。 発生時のChromeバージョンは127.0.6533.26(Official Build) beta (64 ビット)、OSはWin11 Home。 最新のChrome Canary では症状発生しなかったので、将来的に導入予定のブラウザ新機能というわけではなさそう。 症状の特徴 Altを押しながらリンク上にカーソルを乗せると、リンク先のコンテンツがブラウザ右下に小さなウィンドウで開く(以下「 発動 」と呼ぶ) ホバーしてから発動までのタイムラグはおそらく1秒きっかり 単なるホバーでは発動せず、必ずAltキー押下が必要 ShiftやCtrlでは発動しないが、Altが含まれていれば発動する 例えば、Shift+Ctrl+Alt+ホバーであれば発動する 先にカーソルを載せたあとでAltキーを押しても同様に発動する ホバー対象はリンク…… というよりはaタグであればなんでも良い感じがする テキストリンク、画像リンク、どちらでも発動する <a href="#top"> みたいなやつでも発動する シークレットモードでも発動するので、拡張機能要因の症状ではない Googleの検索結果ページやYahoo!トップなどサイトによらず発動する 発生中のページでJS使ってmouseoverイベントを無効化してみても効果がない document.addEventListener('mouseover', function(e) { e.preventDefault(...

gitコマンドのエイリアスを作っておくとQoLが上がる

gitのコマンドは長いうえに覚えづらい。しかも頻繁に入力するので積み上がると結構なロスになる。こういうものはショートカットを作っておくに限る。 Linux (WSL2 Bash)  ~/.bashrc に以下を書く。 alias g='git' alias gd='git diff' alias gs='git status' alias gsh='git show' alias gl='git log' alias glo='git log --oneline' alias gb='git branch' alias gbd='git branch -d' alias gbD='git branch -D' alias gfa='git fetch --all' alias gc='git checkout' alias gcb='git checkout -b' alias gcd='git checkout develop' alias gcdd='git checkout development' alias gcm='git checkout master' alias grh="git reset --hard" alias grud="git reset --hard upstream/develop" alias grudd="git reset --hard upstream/development" alias grum="git reset --hard upstream/master" alias gri="git rebase -i" たとえば  git checkout feature-xxx は gc feature-xxx git rebase -i @~5 は gri @~5  のようにして使う。 Windows(コマンドプロンプト) CmdではAliasが使えないので工夫が必要。以...

Grafana で「あれ、どうやるんだっけ?」を思い出すためのヒント集

Raspberry Piのデータが全部飛んでゼロから構築しなおすことになったのだが、数年ぶりにやったらダッシュボードの作り方を忘れていて結構詰まった。 二度と調べ直したくないので備忘録を書き起こす。 Grafanaのバージョンは11.0.0。Debian用の公式手順に沿って入れただけで特に工夫はしていない。 パネルタイトルを非表示にしたい (Time series) Time series(通常のグラフ表示)であればPanel optionsのTitleを空にすることで実現できる ちなみに、完全に空にせずスペース1個だけ入れとくと「タイトルは非表示にしつつタイトルの表示スペースだけは残す」みたいな感じになり、表示位置の微調整に使えなくもない。 ここをクリアする 変更前 変更後 左上の「瞬時電力」が消えている パネルタイトルを非表示にしたい (Stat) Statパネルの場合はTitleを空にすることができない。その代わりに Stat styles > Text mode で Value を選ぶことで同じ結果を実現できる。 Grafanaダッシュボード上で「動的に書き換わる文字列」を表示する方法  でもStatパネルを使っており、このTipsが適用できる。 ここ 変更前 変更後 クエリに書く last() とか mean() とか fill() がわからない 基本はSQLを覚えて、あとはあれこれ触った反応を見ながら感じ取るとよい。自分も体系だって知識を入れたわけではないので以下の記述は間違っている可能性がある。ひとまず自分がしている理解をここに書いておく。 last や mean はどちらも代表値を選出するための方法を指定するものである 前提として、Grafanaは表示対象に設定した期間内の全レコードをグラフに表示しない。これが標準の動作である あまり時間解像度を細かくしても大雑把なグラフ表示では視認できない 現在の縮尺に合わせて表示するデータポイント数を増減させるのが効率的なはず すると縮尺によっては複数のレコードをまとめて表示することになる グラフに表示するのは、まとめられた内から選出する代表値1つだけになる last は最後のデータを選ぶ。mean は平均値を代表として出す 他に max や sum などもある ちなみにla...